53.台湾の空港めぐり(その8)膨湖島


膨湖島は台湾と中国との間で、嘉義の沖合い50kmにあります。


多数の島々があり、飛行場は膨湖で最大の島に馬公機場、その南の小さな望安島に望安機場、さらに南の七美島には七美航空站があります。


馬公はその形状から日本統治時代には海軍の港があった街で、機場はすぐそばです。

 望安機場

 七美航空站

馬公機場の全景です。
滑走路北側には戦闘機の駐機場がありますが、露天のままで退避壕ではありません。
南側に2ヶ所(4機)の退避壕が見えます。中国に近いので退避壕ではあまり意味がないのでしょう。


滑走路北端です。空港施設よりも、滑走路西側に見えるダムが目立ちます。
島ですから上水・農業用水が大変重要なのです。


空港ターミナルです。白い丸は単なる屋根、青い屋根は多分送迎用でしょう。
駐車場の規模のわりにほとんど留っておらず、タクシーも見当たらないのは
撮影が観光客の少ない冬だったのでは? 風が強いと欠航します。(フェリーも)


馬公の南端でみつけたものです。猪母水航空基地→旧馬公空港→廃港 となったもので
滑走路中間に白い建物が2つ見えますが、向きが何かヘン


拡大すると、舗装の上に白黒ペンキ塗りをしただけのようです。 でもなぜ?


滑走路南端でこんなものを見つけました。軍の施設ということから想像すると
  右端の長方形は銃の発射訓練場(海にむかってブッパナします)
  中央の広場は迫撃砲・対戦車砲の発射訓練場(重砲用ではない)
  左側の細長い輪は???です。兵隊が走る?


望安機場です。軍用施設は見当たりません。


七美航空站。海の色は美しいのですが、地面や建物の色はムチャクチャです。(画像の問題)
空港の西側の海岸にそって水槽が並びます。製塩ではなく養魚場だと思います。


おまけ
 
馬公機場の北西湾内を眺めていたら飛行機が写っていました。


馬公から望安または七美へ行くのでしょうか?
尾翼の影と海の上の機体の影からするとかなり低く飛んでいます。
  七美-馬公 徳安航空 DO228 プロペラ機なので違う
  高雄-馬公 復興航空 ATR72 プロペラ機なので違う
          立栄航空 MD90 エンジン配置が違う
  台北-馬公 華信航空 E-190AR 多分こいつです
すると台北から飛んできてグルッとまわって南側から着陸するところです。
この乗客は膨湖島を全部見ることができました。(風の方角しだい)



膨湖島について検索していてこんなHPを見つけました。ウ〜ム、負けた...
桜と錨の気ままなブログ
「桜とイカリ」  そうです、海軍です。

台湾最初へ 戻る 次へ 目次へ