やっぱり値切

1.高雄のホテル事情


仕事でよく泊まるホテルは五福四路にある華王飯店です。以前は近くの名人飯店でしたが、古くなってきたので華王飯店に切り替えました。その顛末はまたの機会に。台湾にかぎらずどこの国のホテルも同じですが、料金は決まったものがあるようでないのでホテル側との交渉により半額以下になることも普通です。この華王飯店の料金も例外ではなく、通常シングルが5000NT(20000円)ですが私の会社では1700NTで泊まっています。これには朝食と下着類の洗濯も含めています。この低料金の根拠は、会社の出張者がすべて利用する(いつも数人が泊まっている)ので、全体として長期宿泊とみなせるからです。
高雄に住む台湾人の友人に聞くと、台湾人なら定価の50%(2500NT)に値切ることが普通だそうです。もっとも、安い旅社なら50%ねぎるのは無理ですが。霖園・漢來・国賓などもっとハイクラスのホテルもかつては利用していましたが、これだけ安い料金で泊まれるとなると他のホテルには移れなくなりました。華王飯店は、新聞で話題の第一ホテル系の会社で、日本人が多く泊まることで知られています。確かに団体客が多いのも目につきますし、ホテルマンも日本語を話す人が多く住みやすい(泊まりやすい?)と感じています。
あまりホメてばかりも何なのでケナスとしたら、少々古いホテルで、昔の繁華街(今は場末)に位置していることでしょうか。現代風のクールで洗練されたものとはほど遠いものがあります。私はそれが好きなので何の問題もありません。

次へ
目次