50.台湾の空港めぐり(その5)恒春

ずいぶん以前に恒春にも空港ができたと聞きました。さてどうなっているのか?


恒春は台湾の南の端になり、台北に比べると気候はまったく違います。


「恒春五里 停機場」ではなく「恒春五里亭 機場」が正しいです。
五里亭という村にあるからです。
右下に突き出た半島が台湾最南端の鵝鑾鼻(ウォランピ)です。


畑のまんなかにできた飛行場なのでな〜んにもありません。
旧日本軍の恒春基地があったのは多分この機場の場所でしょう。
(ここに限らず大戦中の日本軍基地の正確な位置を知ることは絶望的です)
高雄・屏東から近いので台北便だけしかありません。(それも火木土の週3便のみ)


当然、ターミナル前に車など並ぶはずがありません。


空港案内図をよ〜く見ると一部に軍施設があると読めます。
    航廈等  ターミナル(廈はビルの意)
    足包道  滑走路
    滑行道  誘導路
    停機坪  駐機場(エプロン)

恒春の南にある半島(先端は猫鼻)です。

画面右上にある大きな工場は台湾第3原発なのです。
冷却水の取水口は原発の前なのですが、実は排水口(水色の線)が変わっています。
原発の南側に漁港(大堀尾)があるので排水溝を漁港の陸側を通して半島先端まで伸ばしています。
家族旅行で猫鼻に行ったとき、この排水溝と平行して走り不思議に思ったことがありました。


原発を拡大してみました。

ドーム状の部分をさらに拡大すると、格納容器建物でした。
僕の専門はプラント建物の設計なのですが、う〜ん、これは難物だなあ
ドーム頂上付近をどう設計して現場施工したのか、ウナサレそうです。

台湾最初へ 戻る 次へ 目次へ