49.台湾の空港めぐり(その4)蘭嶼島

蘭嶼島は原住民それも少数派の雅美族の島だということは知識としてあっただけです。
ヤミ族の漢字表記を調べるべく検索すると、意外なことが

  政府認定14民族 僕の頭の中は9族(九族文化村)でした。
  アミ族(阿美族、アミス族とも、大部分は自称を流用して「パンツァハ族」とも呼ばれる) 175,157人
  パイワン族(排湾族) 84,446人
  タイヤル族(泰雅族、アタヤル族とも) 82,273人
  タロコ族(太魯閣族、トゥルク族とも、アタヤル族に含められることもあったセデック族の一支) 24,001人
  ブヌン族(布農族) 49,529人
  プユマ族(卑南族) 11,100人
  ルカイ族(魯凱族) 11,509人
  ツォウ族(鄒族) 6,517人
  サイシャット族(賽夏族) 5,623人
  タオ族(達悟族、雅美族〈ヤミ族〉とも) 3,448人 これが蘭嶼島の人々です
  クバラン族(?瑪蘭族)(カヴァラン族) 1,124人
  サオ族(邵族) 637人
  サキザヤ族(撒奇莱雅族) 5,000 - 10,000人
  セデック族(賽徳克族) 6,000 - 7,000人?
上記は2008年での台湾政府認定の部族です。知らない間に5つも増えていました。


北側はまだ古い衛星画像しかないようで、解像度は低いままです。
せっかく高解像度の新しい画像ですが、雲に覆われ、海岸べりのみしか判別できません。
北西の岬に空港のマークがありますが、きっとウソです。
蘭嶼機場は島のまんなかにあります。


拡大していってもあまり建物は見えません。


エプロンに小型機が1機見えます。ボーディングブリッジのように見えるのはきっと白いペンキ塗りの通路です。
環島公路が滑走路と平行しており、見送りにはきっと飛行機と併走するのでは?
空港東側にタンクが2基見えます。発電所ではないかと推測します。


島の南端にこんな工場を見つけました。精糖工場かと思ったのですが、建物配置が違います。
僕は昔、パプアニューギニアで精糖工場の設計をしたことがあるからです。
工場というよりも倉庫に近いのですが、トラック・半製品がなく、規模の割りに駐車場も少ないので、用途が不明です。


工場だとして「台湾 工廠」で検索し、こんなファイルを見つけました。


   蘭嶼的発電廠
台湾総合研究院(日本のエネルギー庁のようなもの)が発電所の紹介をしているのですが
最後のページに思わぬ発見がありました。蘭嶼低放射性廃棄物貯存場
六ヶ所村の施設と同じようものをここに建設していたのです。



台湾最初へ 戻る 次へ 目次へ