59.台湾の空港めぐり(その14)岡山

岡山基地と高雄市街との位置関係を示す地図で不思議な点を見付けました。

基地のそばに岡山区とか彌陀区の名称があります。
あれっいつのまにできたの?
調べると五都合併の一環で
   台北市   変わらず
   新北市   台北市を除く台北県が直轄市になる
   台中市   台中市と台中県が合併して直轄市になる
   台南市   台南市と台南県が合併して直轄市になる
   高雄市   高雄市と高雄県が合併して直轄市になる
         なので、美濃から茂林どころかはるか北の玉山まで150kmが高雄市です。(笑)
これが今年2011年から発足するのですが、数年はゴタゴタしそうです。


さて飛行場めぐりに戻って
GoogleMapで高雄市内から岡山方面へ移動すると順に寿山・左営・楠梓・岡山なのですが
左営の港に飛行場が見えました。地図には名前がありません。拡大するとモザイクが出るので軍用です。

WikiMapiaで見ると海軍新兵訓練センターのようです。
台湾海軍なら対潜哨戒機と対潜ヘリコプターですが、ヘリポートが見当たりません。
その下にゴルフコースが見えます。「海軍左営高爾夫球場」ここも軍事機密だそうでモザイクかかってます。
機密にする理由を考えてみました。
   @ビジターが前もってコース戦略を考えられないように
   Aこの写真に総統か軍のエライ人が写っていた
   BOBのボールが驚くほど大量にありヘタなのがバレてしまう
   Cグリーンが実はトーチカになっている
   D芝から飛び出せる秘密の戦闘機が写っていた
   E軍人の奥様たちだけでゴルフしてるのが写っている
これ以上話題が広がらないのでオシマイ。


ようやく今回の目的の岡山基地です。

基地の範囲を推測してみました。滑走路は2000mです。
格納庫はたくさんありますが退避壕が見当たらないので、教育訓練用の基地だと思います。


滑走路南端には10機の戦闘機がおり、2機は離陸直前です。
教育訓練基地なのでこれは日本の「ブルーインパルス」にあたる「雷虎小組」アクロバットチームです。


さらに敷地を探索するとおもしろいものが。円形に並ぶ屋外展示場
検索すると空軍軍史館でした。
左下の丸い小山はきっと戦死・殉職した兵士を祭るものでしょう。



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