アセをかきかき説明

30.タクシーで行き先が通じない


夜の下町を探索したあと旗津へ食べに行くことにしました。かなりはずれの下町でタクシーもなかなか来ません。ようやく来たのを捕まえて「ウォーシャンチューチーチン」と言うと「トイラ」とにっこりして走りだしました。ところが少し行ったところで逆の方向にまがります。どうも別の場所と勘違いしているようです。そこで何度も旗津と言ったのですが、まったく通じません。運転手も困り果て、そのうちどこかへ走り出しました。あたりは人影もなく明かりもあまりありません。いったいどこへ?とドキドキしました。2〜3分も走って別のタクシーの横に止まり、聞いてくれますがそれでもわかりません。はてさて一体どうすれば、と思っていると別のタクシーの老運転手が紙とボールペンを出してきました。それに書けと。「旗津 渡船場」と書くと2人ともニッコリ。しまった、最初からそうすれば良かった! 舞い上がっていて思いつかなかったのです。あっと言う間に船着場に到着し、親切に乗り場を指さして教えてくれました。最初に乗った場所からホントは5分なのですが15分もかかってしまいましたが、親切な運転手です。でも、いったい彼はどこと勘違いしたんでしょうか?

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