大津廃墟
場所 :    大津市 .
日時 : 2019年5月27日 .
モデル:Artrait キナナ .
大津の山中で廃墟撮影。 なぜこんな場所に?というバブル期の遺産です。
すぐ近くには新興住宅街もあり、何とも不思議な感覚を覚えます。
放棄された物体・施設なのですが、ほんの30年ほど前でしかないのです。

それよりも今回のレンズのほうが古いのです。
いつも撮影会には単焦点を3台かついでくるのですが
古くて珍しいズームレンズを仕入れたので、今回は1本だけ。
Vivitar 35-85mm F2.8(Fマウント)
キノ精密工業製 販売はVivitar
ズーム機構は既に一般的な時代だったのにワザとバリフォーカルを選択
倍率を変えるとピントがズレる少し厄介な機構ですが
回転するとピント調整、直進すると倍率調整、という大胆な機構で
ずいぶん楽に使えることを実感。
実は現代のAFズームレンズはバリフォーカルなのです、ズームではありません。
ズレたピントをAFで自動修正している、ナンチャッテズーム。
本物のズームレンズが欲しい人はAFのない古いズームレンズを探してください。
毎回調整するバリフォーカルは廃墟撮影が似合う遺物レンズです。