31.ウブドで葬式
今回の旅行は会社の休みに合わせたので、その期間にどんな催しものがあるのか調べることもせずイキアタリバッタリにしました。ウブドの宮殿前をブラついてると以前と違って何か大きなやぐらだとか飾りつけをやっており、村祭りかなと軽く考えておりました。ホテルに戻ってこんなことがあったと言うと、あれは葬式の準備で、それも王族が亡くなったので大規模な葬式になりそうで3年ぶりだとか。で、いったいいつ葬式があるのか聞くと7月24日だと。ラッキー、丁度帰る日だ。夜には空港へ行くからそれまでは見ることができそう。19日から24日までの短い間に、それもときどき覗く程度でしたが王族の葬式を見たので、写真をのせますね。奇麗なカッコイイ写真はありませんので悪しからず。
7月19日(月)
宮殿の前を通りかかると奥のほうに竹のやぐらを作ってました。
昼間なので観光客はそれほどでもなく、工事のオジサンもチラホラ。
ホテルで高さ23mと言ってたけど道で聞くと25m。一体どっちだ?
黒い大きな牛もあります。
これに棺桶が移されて燃やされるとはね〜
だんじりのようにかつぐようです。
竹の足場があっていかにも工事中です。
その奥のJl.Sewetaへはこんな門があって自動車は通れません。
ずらっと飾りが並んでいます。確か57人分。
手前半分は男の故人、奥半分が女性の故人です。番号と名前が書いてありました。
この左側がIbu Okaなんだけど葬式の間は離れた場所に移動してます。
7月20日(火)
夕食の前に通ると昨日よりずっと大勢の観光客。
昼間は暑いし夜は集会場でガムランやってるもんね。
向かいの集会場では女性だけの(数人の男が混ざっているけど)ガムラン。
案外というか当然というか、オバサマが多かったです。
宮殿の門の前には龍のだんじりが。でも皆の視線は違う方へ。
龍のだんじりの向こうには男女のお稚児さんが。でも皆の視線は右の方へ。
お稚児さんと供物を頭に乗せた女性の前に座りこんだ男が。
坊さんがお祈りをしていました。
こんな風に隙間から覗きこみました。
お祈りが終わって稚児さんがようやく宮殿に入ります。
このお稚児さんは葬式当日にも登場しました。
お稚児さんの後を追って龍のだんじりも宮殿の中へ。
入ってはダメと言われちゃいました。
7月21日(水)
昼間に行ってみるとこんな巨大なものが。棺桶をやぐらの上に運ぶ階段です。
おとといは白い布はなかったのですが。
黒い牛も奇麗に飾りが増えていました。
やぐらに花を張り付けてました。
奥の飾りつけをする人もずいぶん増えています。
白いハシゴで中にお供えや花(乾燥させたの)を持ち込んでました。
宮殿の表から中庭をのぞくと誰もいません。昼間はヒッソリ
宮殿の前には「故○○さんへ □□銀行」なんて看板がズラ〜〜
結婚式と同じですね。
7月22日(木)
本日は夜に宮殿に行ってみました。毎日あたりが変わってくるのがわかります。
ここからは写真サイズを大きくしてみましょう。
巨大なだんじりのまわりにはもう足場はありません。
大きな翼の片方が取り付けられ、明日はもう片方だそうです。
これを取り付けるのが難しく、何度もやり直ししてました。
(そんなの見てて何が面白い?自分ながらヒマだな〜〜)
奥の庶民の棺桶も飾りに埋もれて名前も読めません。
宮殿で踊るのかキレイに着飾った子供が。
白い箱に何かを入れていました。お骨だろうか?
集会場では今晩も女性のガムランが。でも白い衣装に変わってます。
失礼して後ろから。着物も髪型もおそろいですが、サンダルだけはバラバラでした。
向こうにもう片方の翼があります。一番後ろではガキンチョが暇そうに。
着飾った子供が宮殿に入っていきます。
ぞろぞろと西洋人が宮殿に入っていくのでまぎれこみました。
つまみ出されることもなく、相当奥までズーズーしく。
サロンもなしでいろんな人が見ています。
音楽も踊りも普段のと変わらない気がしましたが、どうなんでしょうか?
上席にはクバヤの上品な女性が目立ちました。男性は少ないなあ。
7月23日(金)
本日はバリの田舎テジャクラに遊びに行くので葬式見物はなし。
7月24日(土)
今日がガベン葬式の当日です。11時から始まると聞いていたのでホテルで
ゆっくり朝食をとってから出発することにしました。いつものようにロビー
に行くと日本人カップルと西洋人家族が全員サロンを巻いてヤル気まんまんです。
ホテルのニーチャンに誉められてうれしそう。別にサロンなしでも見物にさし
つかえないと聞いていたので僕達はジーパンにTシャツ。まあ、サロンを巻く
のは日本の花火大会で浴衣を着るようなものかな。
Jl.Monkry Forestを北にいくほど人が増えてきます。
サッカー場は臨時駐車場に。警官が大勢はりきってました。
北側はもう車で埋まってました。
2日前はこんなだったのに。
宮殿近くでは庶民のやぐらが並んでいます。
右のオヤジを写したわけでは...
道路に白い布を張りそこは葬儀参列者の専用です。
参列者は招待状を持っていました。
始まる頃になると宮殿の角の物見にエラそうな人が座り始めました。
黒牛が行く頃にはもう道路はかつぎ手でギッシリ
これは中くらいのやぐらです。
王族の巨大やぐらが動く時にはもう写真どころではなく、家内と離れないよう
それが精一杯。道路を横断する電線は外してあるし、街路樹の枝は落としてあるし
結構、よく準備されています。当然、ウブドは全停電で、閉めている店も半分以上。
1軒だけ自家発電機をまわして営業してるレストランを見ました。
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