314.空港三大噺 その3(新空港)
新空港ようやく決定
http://www.thejakartapost.com/bali-daily/2012-07-31/kubutambahan-become-airport-site.html
[Kubutambahan]が新空港に決定 2012-07-31
数年にもおよぶ議論の結果ようやくバリ州政府は新空港建設地を発表した。
バリ島北部シンガラジャの東15kmにあるKubutambahan村(シンガラジャとテジャクラの中間)
以前には噂としてシンガラジャの西30kmにあるGerokgak村の名前があがったこともあった。
仲介業者が現地の人から非常に安い値段で土地を買い、それをデンパサールや都会の金持ちに転売しようとしていた。
(Gerokgakに土地を買った奴は大失敗)
都会から多くのビジネスマンが来て数ヘクタールもの土地を買って空港開発で儲けるようとした。
中央政府(州政府ではない)はブレレン県の3つの候補地(Kubutambahan, Sangsit, Gerokgak村)について検討し
“地理的条件や風などの技術的検討では Kubutambahanが最もよい。海岸に近い場所に広い土地がある。"
しかし、建設にはそれ以外に投資家の登場を待たねばならない。
一時インドの投資家が空港建設に興味を示したが、結局中止したこともあった。
州政府は新しい投資家を急いで見つけなければならなかった。(結局どうなったかは不明)
空港運営会社PT.Angkasa Pura Iは年々増加する旅客・航空機の数を発表してきた。
2011年 全旅客数 12,771,874人(国内線 6,594,830人 国際線 6,177,044人)
2006年と比較すると約2倍、2010年からでも200万人増加している。
2011年の発着航空機は 284機/日で 年間 103,771機(国内線 64,262機 国際線 39,509機)
現在 PT.Angkasa Pura I は2013年末のAPECを目標にングラライ空港の拡張を行っている。
国内線の移転と新国際線ターミナルの建設で2億9千万ドルの規模になる。
この工事で空港旅客数は2500万人まで可能となる。(それなら新空港は不要なはずだが?)
バリ州知事 Made Mangku Pastika は新空港について大きな進展はないと言明。
"計画の進展について何も情報は得られていない。運輸省から情報を得るのは難しい。"
つまり、空港位置や計画についてはバリ州はカヤの外に置かれている、と言いたいらしい。
が、常識的に考えてバリ州が何も知らないなんてことはアリエナ〜〜〜〜イ
中央政府役人・州政府役人が情報を使ってコミシ(手数料)を稼いでいるはず。
しかしながら新空港計画で土地の値段が爆発的に高騰しているのは事実だ。
ブレレン県の土地ブローカMade Suardanaは、"Kubutambahan村の土地の値段はここ2年で急騰し
100m2あたり3500万RP(2年前の3.5倍)だがこれでも小道にそった土地であり、大きな道路に面しておればもっと高い"
さて、Kubutambahan村はどこか? まかせて下せぇ お代官様
バリ島北部に「ブレレン」とあるのがSingarajaです。その右側にKubutambahan村があります。
なぜSingarajaの名前が表示されないのか疑問ですが、まあそれはさておいて。
村の名前を見つけたのですがこれでは何がナンだか?
というわけで、愛用のWikimapiaで表示すると
左の赤丸が古都シンガラジャ、右の赤丸がテジャクラ。Kubutambahanは長方形の左上です。
空港建設が容易なのは上端の緑色(畑)で、その下の茶色は凹凸が激しく整地が大変です。
ングラライ空港で3000mですから、それよりも短いと予想します。
国際空港とはいえ、旅客数が少なく地方空港なみですから。
日本にもありますよね、○○国際空港が。
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