私の日記

31.原住民の村へ行ってみたい　その１

今回は趣向をかえて現在進行形の私の興味を書くことにします。
この話がどういう風に落ち着くのか、はてまたシリスボミになってしまうのか、私にもわかりません。ネット上で色々と探してみる作業をそのまま書きますのでひょっとしたら参考になるかも？（こんなやりかたしてはイケナイ例？）

課題は［原住民の村に行きたい！］

背景１
５年ほど前に、仕事でつきあいのある高雄の土建会社の向かいに割合大きな書店があったのでブラリと入ってみました。仕事に関係のある専門書を探してみたのですがメボシイものがなく、他のコーナーも適当に見てまわると写真集の中に原住民のものが目についたので思わず買ってしまったのです。
台湾原住民文化（１）光華画報雑誌社
という本で２５０ＮＴでした。内容は原住民文化の写真集で普通語と英語の併記です。英語の副題に Struggle for Renaissance とあるのを見れば少しは想像がつくでしょうか？読んでそのまま書棚に並んでいるだけでした。

背景２
リンクページに紹介してある［遠藤先生の高雄だより］というＨＰをふとしたきっかけ（単にgoogleで）で見つけ、あまりのおもしろさについ全部ダウンロードしてしまいました。メンドウだったなあ。この遠藤先生は無茶苦茶に活動的な方でバイクではるか遠方まででかけるんです。その行き先に三地門や霧台があります。三地門の原住民文化村には何度も行ったことがあり、雰囲気はよくわかりました。が霧台にまで行ってみようとまでは思っていなかったのです。

きっかけ
これもリンクページに紹介してある［台湾高雄日記］というＨＰのＢＢＳによく出入りしているのですが、そこで高雄に新しく住まわれた方が桜の名所を探しているとの発言。いろんな方が、いろんな場所を教えてあげていました。その１つが霧台の奥にある阿禮村の櫻祭でした。それで遠藤先生が確かその祭りを紹介していたなあと思い出したのです。
さっそく久しぶりにＨＰを見てみると、なにやらオモシロそうです。もちろん、日本のガイドブックには載っていませんのでネットで調べることに。それで現在なお調査中なんです。
実は、３月末にでも行ってみようかと考えていたのですが、家内はバリ島だと。財務大臣には逆らえません。しかたないので訪台は来年になりそうで、私は泣く泣く事前調査で過ごしています。

調査過程でわかったこと
背景１で買った本には霧台のすぐ近くの好茶村についてかなり詳しく紹介されており、阿禮よりずっと奥まっており原住民文化の残っていそうな感じです。地図で見ると好茶へはまともな道もありません。
好茶でググッてみるとお茶に関係したサイトと両方が見つかります。日本語のＨＰは最初からパスして台湾のＨＰのみ探したあげく見つけたのが、何と塀東県政府のＨＰでした。
好茶の紹介

塀東県観光地一覧
塀東県政府のＨＰ
このＨＰの見掛けは高雄市政府のＨＰと同じくパッとしないのですが、観光案内になると大変に洗練されています。こんな感じに僕のＨＰもしてみようかな？
さて、ここの好茶の紹介でもあるように警察の入山証が必要らしいのです。それは一体どういうものなのか、どこでもらうことができるのか、これも答えは遠藤先生のＨＰにありました。でもそれだけでは私は納得できません。オリジナルの出所を探すべし！それで今度もググッてみると、いろんなデータが出てきました。
まずは、塀東での県入山規制地区の一覧表
入山規制地区の一覧表ここには好茶村が山地経常管制区というものに指定されており、管轄の警察がどこかまでわかります。ではこの山地経常管制区とは一体何なのでしょうか？
そこで今度は［山地　管制］でググッて見ると、真っ先に見つかったのが民国内政部の「人民入出台湾地区山地管制区作業規定」という政令？です。
山地管制区作業規定この政令は国家安全法施行規則第４８条の規定によるものとあります。国防部と内政部の両方が関係しているところを見ると、原住民への単なる文化保護という意味だけでないのが想像できます。全文２４条１０ページの短いもので、内容は、こんなものでしょう：
①山地管制区に出入りする次の者は許可を要しない。（逆に言うとその他の者は許可が必要）
原住民身分を有する者（ということは原住民だけ身分が違う？）
平地人民が戸籍を山地管制区に移した者
山地管制区内の土地・工場などに出入りする者（商店は含まれていない？）
　公務のため出入りする者
　司法・軍法・治安のため出入りする者
　選挙に関係して出入りする者（街宣車もＯＫ）
ですから観光とか櫻見物・キャンプ・歴史調査・ぜ～んぶ許可がいります。
では、どんな許可が必要かというと
②山地経常管制区に行く台湾人はあらかじめ許可が必要。
③定められた目的で山地経常管制区に行く外国人はあらかじめ許可が必要とあるのですが、その目的の中には観光も登山も含まれていません。遠藤先生が許可をとれたんだから何とかなるのでしょう。
④その許可申請には、外国人入山申請書とともにパスポートあるいは居留証を警察（警政署・警察局・分局・派出所・国家公園警察隊など）に提出しなければならない。それに同道する台湾人も入山許可を得なければならない。
⑤観光目的なら山地特定管制区に入る外国人も入山許可申請できる。この場合、山地特定管制区入山許可申請をすることになる。
さて、霧台・阿禮・好茶がどちらの管制区にあたるかは、先程の一覧表からいずれも経常管制区であることがわかります。台湾人に同道してもらって、塀東県警察局外事課で申請することになります。高雄の警察局は管轄外ですのでダメです。
地図で見ると塀東県警察局は塀東站の北側で２２号線ぞいになります。おっと、私は台湾全国の地図を持っている（少々古い）ので探すのは簡単なのだけど、電子地図は確か有料だったような気がする。そのうちに無料の電子地図を探しておきます。

続きはまた。

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