27.高雄で茶藝館 NEW!
何度も高雄に来ているのにどういうわけか茶藝館に行ったことがなかった。誰もいっしょに行こうとさそってくれなかったし、茶店の店頭で茶を飲むのが普通になってしまっていました。そこで今回、たまたまJAAに機内誌に茶藝館の紹介があったので行くことにしました。ホテルの前でタクシーをつかまえ、雑誌に書いてあった住所をみせるとあっさり連れていってくれました。鉄路の北側、高速の西側、といえばだいたいの場所が想像してもらえるでしょうか?ちょっとはずれた場所ですね。大順路を北に走ると左手に大きな看板が屋根上にみえます。庭つきの一軒家のかまえですが全部自動ドア。受け付けで日本人2人というと少し日本語のできる小姐が席まで案内してくれました。池をめぐる廊下があって、池側には3畳くらいの小部屋が10ほどあり、外側はただ単に廊下より1段高い席があるだけで眺めはよくないです。小姐は日本語より英語が上手で、茶葉とお菓子の注文をとるだけでなく、茶のいれかたの実演までしてくれました。まわりを観察すると、隣は20才くらいのアベック、その隣は4人組みのおじさん、その隣は30くらいの男が一人で読書。池の向こうには5才くらいの子供2人をつれた家族が2組、などなどほぼ満席状態でした。飛び込みで行って空いていたのはラッキー。注文したのは、高山茶40gとお菓子は紫イモのテンプラ(これはウマイ!なにしろ揚げたてですから)向かいの家族づれのお父さんはなにかラーメンを食って、それから別のものを食ってから新聞を読み始めました。ガキは池の鯉にエサをばらまいてます。町なかでは誰もが忙しそうなのにここではのんびりした時間が流れています。邪魔な音楽もありません。この茶藝館は本店が台中にあるチェーン店だそうで、雑誌に載っていた店長はエラクなって地域数店をたばねるグループ長になったと小姐は自慢してました。
池ごしに向こうにも部屋は見えます。池には錦鯉がたくさん。
紫イモのテンプラデス。アツアツですこし甘くなかなかイケルお菓子でした。右の茶碗が茶の香りをかぐためのもの。左の茶碗が飲むためのもので、セットになってます。ちいさくて、2口くらいで飲み干してしまいます。
エラソーにすわっているのが私です。
香りをかぐ細いほうの茶碗に茶をそそぎ、その上にスッポリ飲むほうの茶碗を被せます。それを片手でコロンと転がして2番目の写真のようにしてから細い茶碗を取り除きます。これがちと難しい。
耕讀園 覚民路665號 07-386-6770
朝10時から深夜2時まで営業
今回は一番高い茶葉を注文したので2人分で1000NTになりましたが、一番安い葉なら500NTで済むでしょうね。
次へ
目次へ|