24.台北のホテル
高雄から台北に2泊づつする旅行で、台北は始めてなので繁華街のまんなかの便利な場所であることを条件に雑誌で探すと、林森北路と中山北路の間にある王子大飯店というのをみつけました。シングル1300NT(5200円)で食事なしとのこと。FAXで予約をしておきました。タクシーで松山機場より行くとあんがい簡単にみつかりました。中山北路と南京東路の交差点から100mというくらい。たしかに便利です。なにしろ飲み屋街のどまんなかですから。ホテルはこじんまりしていて全部で30室くらい、受け付けには日本語のわかる女性が出迎えてくれます。特別に親切というわけではないですが、カギは持ったかとか、これからどこへ行くのとか、気遣ってくれるのがわかります。53才でもう30年も働いている小姐に聞きました。このホテルは日本人だけが宿泊しており、駐在員も大変多いと。○○社のXXさんとか△△社のYYさんとかいろんな名前を出して知っているかといわれるのですが、残念ながら誰も知りません。部屋を見て狭いなと思ったのでツインの部屋に変えてもらいました。1600NTです。安いでしょ、と言うのですが、僕が高雄でいつも泊まる華王飯店ダブル1500NTと比べて高いように思います。台北ではこんなものなのでしょうか?
王子大飯店のダメな点は、ドアから声がよく聞こえてしまうこと、クーラーのききが悪いこと、レストランがないこと(喫茶店はある)。女性が泊まるにはおすすめできません。夜遊びしたい人には大変便利なことくらい。僕の評価は、2度とは泊まることはないです。値段をとるなら500元くらいの安ホテルもあるので、このホテルは中途半端でしょうね。斜め向かいにある天津飯店のほうがよさそうでした。
王子大飯店
中山北路1段135号
Tel 02−2551−9981
Fax 02−2541−0230
天津飯店
天津街57号
Tel 02−2536−5678
Fax 02−2536−5228
ホテルの小姐に近くのお茶屋を教えてもらいました。僕は旅行にでると必ずお茶を買うんです。飲み屋街のまんなかにあり日本人もよく行くそうです。有名な天仁銘茶の店もありましたが、あれは名ばかりでおいしくありません。教えてもらった店は小さな店で、60くらいのジーサンと40くらいの娘さんとが店番してました。ジーサンは車椅子にのってます。2人とも日本語はダメなのですが、奥から若い男女(30前くらい)が出てきて、息子夫婦だとわかりました。さきほどの40女性はジーサンと夫婦だそうで、若いねというと笑ってました。ジーサンの父親が南投県で茶畑をやっていると。若い男はジーサンの次男で店をきりもりしているそうです。何がほしいかと聞かれたので、おいしい烏龍茶と龍井茶がほしい、というと、うちでは烏龍茶は自分でつくっているけど龍井茶はよそから買っているので、烏龍茶をすすめると。ためしに烏龍茶を2種類いれてもらいました。いれかたとか作り方を若主人といろいろ話をしているうちに、政治の話になりました。もうすぐ立法委員選挙なんです。国民党・民進党・宗さんの党・李さんの党といりみだれております。高雄の友人は、国民党はもちろんキライだけど民進党にもアイソがつきており宗さんに親近感がでてきている、と言いますと、北の台北では違うと言います。民進党の陳さんはまだ総統になって2年しかたってない。もうすこしたてば力を見せてくれると。とにかく、台湾の人は政治談義が大好きでお茶のことなどそっちのけでした。結局2時間ほどそこにいすわって話していたことになります。
文安茶荘
台北市林森北路133号8条通
Tel 02-2541-2561
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