25.ミヤゲ屋でガチョウを食べよう
始めての台北でウロウロするのも疲れるので、ミヤゲは2ケ所で買うことに決めました。どちらも総統府の近くです。最初に行ったのは台湾大学医学部前にある中華工藝館です。国営なので、品質と値段はそこそこのはず。3階建のなかなか大きな建物で、日本人はあまりいなくて、何語かわからない言葉を話す西洋人の団体さん群れてました。
めざすミヤゲ屋さんはそこから歩いて15分くらい、繁華街の西門町にあります。僕としては珍しいのですがガイドブックに載っていた店で、新館芸品といいます。通りに面した1階はほとんど何も置いてないので1度は前を通りすぎてしまったくらいです。2階にあがると小姐が3人いてにっこり話しかけてきます。「今日は暑かったでしょう?ミヤゲ物をおさがしですか?」たしかにその日はメチャメチャ暑く、出してくれた冷たいお茶が嬉しかったですね。おかわりを飲んでようやく落ち着き、それから品物を見せてもらいました。母の日の遅い目(かなりね)のプレゼントで青い色の装飾品はないか、と聞くといろんなのを出してくれ、その中からイアリングとネックレスを選びました。それから値段の交渉です。値札がついてはいますが、ここは台湾、その値段で買うのはいません。予算は?と聞くから安けりゃ安いほうがいいに決まってるよ、と答えました。18000円が15000になり、まだ小姐の顔色には余裕があるので、要らないそぶりで別のを物色すると、12000にすると。これ以上まけるとクビになります、というから、「もすこしまけると僕はハッピー、品物が売れるとあなたもハッピー、2人ともハッピーになれる、だからまけてよ。」今度は小姐の顔色はあまりよくありません。ねばればまけるでしょうが。このへんで手をうつことにしました。ここまでで20分くらいかな? 支払い終わって、そこから雑談を始めました。いったいどんなお客がくるの?ほとんが駐在のおなじみさんとガイドブック見てやってくるフリーの客です。ツアーガイドにひきつれられた団体さんはとっていないそうで、そのバックマージンの分だけ安いとイバッてました。僕が手にもっていた中華工芸館の紙袋をみつけて何を買ったのか聞くので教えると、中華工芸館は品物は悪くないし値段もまあまあだと。でもうちのほうがもっと安い(笑)。
ミヤゲ店「新館」 漢口街一段110號 02-2381-2721
8:30〜夜10:00まで営業(ホントかいな?)
ここでいろんな話をしている内に24、5才の日本人女性が一人で店に入ってきました。小姐が相手すると、彼女の父親がこの店によく来ており社長と知り合いだとか。台北の日系企業に就職したので挨拶にやってきたそうです。日本女性も強くなったものと感心しました。またまた話がもりあがり、おいしいものを食べたいが近くに店はないかと社長にきくと、ガチョウの美味しい店があると。もうすぐ店が終わるから小姐に案内させると言ってくれました。おいしいけれどちょっとキタナイヨ
というのでまったく気にしません。さっそく連れていってもらいました。確かに小さな店ですがメチャメチャ混み合っています。うまい証拠です。ガチョウ専門で、しかも料理はゆでた肉と麺の2つしかありません。2つとも注文して100NT、安いものです
店の名前: 鴨肉扁 武昌街二段2號 02-2371-3918
9:30〜夜10:30まで。
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