20年ぶりの砂漠だ〜
2.カイロにて その1 はるか南へ
仕事でカイロに行きました。アフリカに足を踏み入れるのは20年ぶりです。実際の仕事はカイロから南へ150kmほど行った砂漠のまん中です。ナイルの東岸を川にそって道路はすいており130kmくらいまではスムーズに走りました。道路は完全にアスファルト舗装されてはいるのですが、途中の村々で道路を横断してホジクリかえしており、その場所で毎回ストップするので結構時間がかかりました。平均80km/Hというところでしょうか。右手にナイル川が見え隠れし草や畑の緑がありなかなかいい景色です。
あともうすこしという村で検問所があり、同乗の商社マン(現地人)が降りていって長い話をして戻ってきてOKだと。彼の説明によるとこの村より南側は危険なので勝手には通ることができない、そこで警察が行き先まで警護してくれるそうです。別に通行許可がいるわけでもないのですが、アラブ原理派による観光客襲撃事件いらい警察の監視はきびしくなっています。このあたりから緑がまったく見えず、そこらじゅう石灰岩を採掘した跡があります。写真はそんな景色をとってみたものです。
訪問先での仕事も順調に進み、相手の工場長が昼食を用意してくれていたので一緒に食べました。聞くと近くの村で作っている弁当だそうですが、ナカナカうまい味でみんな食べてしまいました。昼休みに工場内をブラブラすると日陰で昼寝している人がいました。35度の気温のなかでしたが、湿度が低いのでナイルより吹く風はけっこう気持ちよかった。
帰りは警官の大盤振る舞いでジープ1台とトラック1台に合計10人くらいが私たちを前後にはさんで護衛?してくれました。工場長のはからいか、ヒマつぶしなのかよくわかりません。どう見てもそんなに危険な雰囲気はなかったので、きっとヒマつぶしだと思います。
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