6.シンガポールのガイドおばさん
インドネシアに駐在していて休暇で同僚と2人でシンガポールに行きました。ホテルと航空券だけ予約して、ラマダンと旧正月のダブル休みをすごすことにしたのです。とりあえずチェックインするや、ホテルのカウンターでどんな遊び方ができるか聞いて、ナイトサファリ(夜の動物園めぐり)がおもしろそうなので予約し、時間がくるまでチャイナタウンでもブラツくことになったのですが、さすが旧正月の間はほとんどの店は閉まっており結局アチコチのホテルめぐりになってしまいました。ナイトサファリのバスはそれぞれのホテルで客をひろいながら山中の動物園に向かう前に結局5軒くらいまわりました。さらに旅行代理店事務所に最後に寄って、いろいろ書類やバッジを受け取っています。どうも予約した客が何人か来ていないらしく、事務所に戻って電話をしたり、とにかく落ち着きません。何か1人でイライラウロウロしています。ようやく、その客問題がかたずき、バスが発車すると、「Today is not my day. ・・・」今日はツイてない、などとボヤキだしました。あんただけじゃないよ、こっちも、と言いかけましたが、やめました。さわらぬオバチャンにタタリなし。動物園の中はほとんど照明がなく、見物しているうちにみんなバラバラになりました。案の定、出口でオバチャンが手をふって待っていますが、なかなか揃いません。その上、待っているはずのバスがどこにもおらず、オバチャンはまたまた走り回って、代車をさがしまくります。う〜〜ん、これはカワイソー。オバチャン受難の日だな、これは。30分遅れでようやく市内に向け発車できました。たまたま前のオバチャンの後ろにすわったので、今日はタイヘンだったね、と慰めてやりました。すると、あんたらはどこのホテルに帰るの、と聞くのでホテルフェニックスと答えると、何と、そこに友達の店があるから一緒にコーヒーでも飲まない?とおさそいを受けました。こんな日はまっすぐ家に帰りたくないのでしょう。僕たち2人とオーストラリア人のオバサン2人の合計4人がついて行きました。とまっていたホテルの2階アーケードにあるイタリア料理店です。そこのマスターと親しいらしく、サッサと座りこんで今日あったことを嘆いていました。ひとしきりして、ようやく、さあ何飲む?ここのコーヒーはおいしいよ。そう言われたらコーヒーと答えるしかないじゃん。でもオイシカッタ。1時間もそこでシャベッてから解散し部屋に戻ることにしました。いいひとなんだけど、うるさいのが玉にキズ。やっぱり、堂々たるオバチャンでした。
Hotel Phoenix
地下鉄Somerset駅上
Tel 65-737-8666 Fax 732-2024

SH Tours PTE
Tel 734-9923 Fax 733-5763
料金表
Garden city $28
Juron bird park $33
Zoo with breakfast $49
Zoo with high tea $49
Sentosa special $49
Night safari $39
Johore Bahru $25
Chinese Jank Cruise $21
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