8.日本料理の店
ジャカルタには日本人あいてのレストランがたくさんあり連日盛況(日本人だけじゃなくインドネシア人やいろいろな国の人も)です。私のいた事務所はサリナデパートの向かいのビルにあり日系会社が沢山入居しています。日本人会の事務所もありました。昼食はビルの中にあった喫茶店で定食を食べることが多かったのですが、30000ルピア(300円くらい)で現地の物価を考えると日本料理店はとにかく高いですね。屋台で焼き飯なんかを頼めば5000ルピアですから。事務所の隣にあるホテルの日本料理店に行ったときのこと。その店は日本人コックがいて結構大きな店でした。定食を頼んだらゴハンの火加減を間違えたらしくベチャベチャで芯があるのが出てきました。まわりには大勢の日本人がいるのですが皆だまって食べています。でも、いくら何でもこのゴハンは食べることができないので、チャンとしたゴハンを持ってこい、とクレームしました。ところがどのオカマのご飯もこれと同じだ、と5分もたって戻ってきて説明します。とにかくコンナメシは食えない、ゴハンはいいから焼きおにぎり(これもメニューにある)を持ってこいと段々大きな声になりながら言いました。またまたしばらくして焼きいのぎりを持ってきたのですが、そう、あのベチャベチャご飯をおにぎりにしただけ。よく考えればそのごはんしかないんだから当たり前なんだけど、頭に血が登ってわからなくなってたんでしょう。1口食べてから、そのことにようやく気付きました。いくら文句を言ってもこの店ではおいしいご飯は食えないなと。しかたがないので焼きおにぎりの皮だけ食べて中身は残しました。 帰りに、いつもは小銭をチップに残すのですが、このときばかりは何も残さず帰ることに。プンプン!
会社のビルの1階に日本式のこじんまりした喫茶店があります。カレーとか日替わり定食ができるのでよく混んでます。ここのはホテルのご飯のようなことは1度もなく、といって特別うまいというわけでもないんですが、ときどき利用してます。日本人会にきた駐在員の奥さんをよく見掛けます。
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