9.道路で商売


ジャカルタで見かけた商売を紹介しましょう。なるほどとウナルものから、どうしてこれで商売になるのかわからないものまで。商売というより、富の再分配というのでしょうか。たいていは子供です。
1.新聞売り  信号待ちの車に近寄ってきては売りつけます。新聞の束を抱えてるヤツは車ごとに覗きこんだり窓ガラスをコンコンしますが、無視すれば次の車に行くので無害なものです。同類にジュース売り・お菓子売りなどがあります。手押し車に新聞・ジュース・菓子・果物などを積んでいるヤツはウロウロできないので道路ぎわで待っています。
2.ヘンなもの売り これも信号待ちの車に売るのですが、本(たいていは英語の辞書)民芸品(木製の置物など)を売っています。音楽テープの場合もありました。なぜそんなものを道で売るのか、いったいどのような人が買うのかよくわかりません。
3.交通整理   大抵の交差点はUターン禁止で右折すら禁止の場合が多いのですが、そこを無理にUターンさせるため交通整理をするヤツがいます。チップをやる運転手もいるのでけっこう金になるようです。
4.駐車係り  あいた道路スペースは私設駐車場と化しその案内と駐車中の見張りをやってくれます。これはレストランなどの店とは無関係の場合が多いのです。
5.相乗り   ジャカルタ市内の交通はいつも込みあっており、朝夕のラッシュはひどいものです。それで郊外から市内へ入る朝には1台に2人以上乗っていないとダメという規制があります。そこで、このために子供が同乗者になってくれます。市内の適当なところでお金を払って降ろしてやると、テクテクと歩いて返っていきます。
6.合い合い傘   雨になるとビルからビルへ行くのに合い合い傘で道路を渡してくれます。これも子供の仕事になっており、本人は傘からはみ出てびしょぬれですがまったくヘーキです。

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