68.石鹸さわぎ
今回は引用が多い上に文字ばかりがやたら続くので、流して読んでもらって結構です。(まぁドーデモよいと言えるかな)
ネットショップで買ったバリ手作り石鹸で湿疹ができた云々のスレッドをYAHOO掲示板で見つけたのは3月21日のことでした。そのときは気にも止めなかったのですが、同様の書き込みをよろずバリで見つけ、書き込みが正しいのかどうか何か問題が隠されているのか興味が出てきました。


@YAHOO/バリ石けんの不安。。。。 2006/ 3/20 11:51
   バリで作ったナチュラルソープ、イメージに引かれて
   ネットショップで買いました。
   でも、アレルギーなど一切ないのが自慢だったのに
   使用後に全身ひどい湿疹が…。特にクビが真っ赤になってしまいました。
   ネットショップにクレーム出しても、返答は
   「雑貨あつかいでの販売で、ご使用は自己責任で…」というばかり。
   病院に行っていますが、2ヶ月たっても湿疹のあとは消えません。
最初の書き込みであるこの文面ではよくあるカブレのようですね。この人と販売者とのやりとりがどうであったか不明なので断定はできませんが、病院に行くほどの湿疹はかなり重症です。対応が文面の通りなら不誠実な販売者だという印象を持ちます。

AYAHOO/Re: バリ石けんの不安。。。。 2006/ 3/22 13:17
   レスありがとうございました。
   買った石けんは3種類です。
   フランジパニ・マンゴスチン・ココナッツ
   湿疹が出たのはフランジパニを使用してからです。(あとの2つは使っていません)
   フランジパニにはフランジパニのドライフラワーが入っていました。
   成分は、英語で書いてあったと思います。(保健所に渡してしまったので現物が無いのですが)
   作っているところからの正規輸入とのことでした。
   確かにHPにも「雑貨としての販売で使用は自己責任でお願いします」と
   書いてありますし、今まで私のような症状になった人はいないそうですが、
   石けん以外考えられるものはありません。
   とりあえず、保健所には言ってみたのですが、アドバイスいただいたように
   厚生省と消費者センターにも言ってみようと思っています。
石鹸にフランジパニのドライフラワーが入っているのがちょっとヒッカカリます。普通の石鹸ならそんな固形物を入れないんだけどなあ?それと販売者の「自己責任うんぬん」は明らかにおかしいです。雑貨云々の理由は化粧品についての薬事法の規定を逆手にとったものです。化粧石鹸は化粧品に含まれるのですが雑貨としてのキッチンソープは含まれないのです。(その代わりに化粧品のような効果などの宣伝をするのは違法になります)ところが民法上の責任や製造物責任法上の責任はたとえ輸入品であっても逃れることはできません。輸入品の品質欠陥に起因する人的・材的損害に対する製造物責任者について
僕が気にしたのは、この人が販売者に何を求めた/求めようとしているのかです。損害の補償を求めている(普通はそうですよね)なら保健所ではなく消費者センターに真っ先に連絡すべきでしょう。駆け込む先が間違っています。またそれで販売者が話し合いに応じないなら弁護士に相談すべきでしょうね。僕ならそうします。だって、厚生省なんて中々動いてくれないし、まして個人の損害補償をまともにとりあうとは思えないですから。
ここまで考えてから、「一体何が目的なんだ?ひょっとしてクレーマ?それとも目立ちたがり?」と思うようになりました。


BYAHOO/フランジバニの花言葉は”危険” 2006/ 3/22 21:06
   フランジバニの文字を見つけてビックリしました。
   案の定、一般的な知識レベルでの使用は大変危険が伴う植物を利用しています。
   率直に言って、即日に販売の中止と回収をすべき様な石鹸です。
   特に、キョウチクトウ科のフランジバニ(プルメリア、和名−夾竹桃)は
   有毒なオレアンドリ強心配糖体を持つ植物で観賞以外に利用するには専門知識が
   不可欠なはずです。この事は植物愛好家の方々も知っています。
   それにしても、青酸配糖体よりも有毒な物質を安易な形で石鹸に入れるなんて
   プロフェショナルが知らなかったでは済まされません。
   確かに、花と香りは大変魅力的ですが植物には意外な面もありますから、
   イメージを優先して安全面を怠る様な石鹸工房は不要です。
   それから、私なりに調べて見て気が付いた盲点は下記の通りです:−
   1.フランジバニは輸入禁止植物ではない。(植物防疫法の検査は必要)
   2.フランジバニの植物抽出液と精油等は輸入可能。(農水か厚労の許可)
   3.一般販売が本来の目的だが、個人使用を目的して認められいる範囲数量を
     手荷物等を利用して簡易通関輸入。(薬事法による厚生労動省輸入許認可を回避する為)
   いづれにしても、ドライフラワーまでも混入しているのですから私としても
   見過ごす事出来ませんし、一般消費者への販売に疑問を感じていますので
   税関、検疫所と厚労等に確認して見ます。
ここで別の書込者2が登場です。難しい化学用語を用いてくだんの石鹸は「即日に販売の中止と回収」を訴えておりますが、バリで実際にありふれた花がそんなに危険か?という疑問がわきました。これは事実なのでしょうか?そこでモクモクとわき上がった好奇心からネットで調査をすることにしました。調査結果はやはり僕の常識の通り。
書き込みの最後に「税関、検疫所と厚労等に確認」とあるのが次に気になった点です。石鹸1個で湿疹ができたとの掲示板情報だけで、ここまで親切にしますか?それも自分が被害者でもなく、なんら証拠を持っていないのに? それほどの危険性を持っているのでしょうか?



CYAHOO/疑惑のバリ石鹸 2006/ 3/27 20:17
   その後の治癒は如何ですか?
   現在、商品名「フランジパニ」の石鹸について医薬局へ問い合わせ中です。
   回答が有り次第、こちらの掲示板にて御報告させて頂きます。
   このプルメリアに関する文献と私の知見について、後日再確認しましたので
   お知らせ致します。
   1.私の知見では、BALIで咲いている白いフランジパニは下記の種類と思われます:−
     学名: Plumeria alba
     英名: White frangipani
     和名: シロバナ インド ソケイ
   この木の樹液は、毒性レベルかなり高いようです。花弁も少なからず同様の
   含有があると理解した方が良さそうです。取扱は要注意です。
   それと、間違いが起こりやすい原因としては「白花のalba」と「赤花のrubra」の
   樹液特性はかなり差があるようです。
   「赤花のrubra」は毒性の記述は確認出来ませんでしたが、注意は必要と感じました。
   御参考までに、日本へ現在輸入販売されているプルメリアエキスの多くは
   「赤花のrubra」と思われます。但し、特定のお店では「白花のalba」と
   記載されたものありました。このお店の資質は疑うべきです。
   また、輸入されたエキスの中には希釈された物も有る様です。
   この希釈に使用された物質は、私自身が使用した場合に若干アレルギー反応の
   発生する予感がしました。個人差は有ると思いますが、肌の敏感な方は
   注意すべきでしょう。
これも書込2氏のものです。医薬局というのは厚労省医薬食品局のようですが問い合わせたのなら正しい名称を書きましょうね♪もっとも商品名が違っておれば無視されるかも?
ここでさらに僕の疑問は大きくなりました。
 1)プルメリアの学名などを調べたならキョウチクトウ科キョウチクトウ属(夾竹桃が含まれる)とは属が違うことわかりそうなものだが?属が違えば毒性も異なる可能性もあるのは科学的常識だと思うが?プルメリアの樹液の毒性レベルが高いなど一体どこから得たのか不思議。
 2)輸入販売されているプルメリアエキス... 石鹸について話題にしているのにいつの間にやらエキスの問題にすりかわっている。「希釈に使用された物質は...アレルギー反応の発生する予感」予感なんて言うなよ〜事実を言ってよ〜
 3)「プルメリアエキス」とか「白花のalba」の入った石鹸なんてあるのか?
   プルメリアエキス(多分精油のことだと思うが)の入っているのは香水とボディローションだけがネット販売されていますが?まして「白花のalba」なんて言葉は検索にひっかからないんだけど?一体どこを探せば出てくるのやら



日時がBとCの間によろずバリ島掲示板に次の書き込みがありました。実は、これが今回の僕の調査の引き金になったものです。
Dよろず/投稿者: 善玉菌 (2006 年 03 月 24 日 23:31:55)
   日本の婦女子には人気らしい。
   手作りとBALIのイメージに魅かれて買い求めるのだろう。
   ちょっとお高いと思うのだが、心身を癒してくれる魅力溢れる製品なのかも知れない。
   その中でも、フランジバニ(プルメリア)を使用した石鹸は実に印象的だった。
   石鹸の中には、BALIの輝く太陽の下で乾燥させた花びらが閉じ込めてあるのだ。
   巧みで心憎いばかりの演出はイメージを増幅させてくれる。憧れのBALIへ行きたい..
   キョウチクトウ科のフランジバニは、花が盛りの時にもっとも活性化して魅惑的な
   甘い香りを漂わせながら青酸配糖体よりも有毒なオレアンドリ強心配糖体と言う
   物質を蓄積するらしい。医療と医薬分野にも応用されている物質だが、取扱いには
   専門の知識が必要である。
   BALI石鹸工房の作者に、この石鹸製作に込める理念を是非ともお伺いしたいものだ。実に興味深い。
   そして、イメージに魅かれて買い求めたこの石鹸を利用した乙女は、長い期間
   病院に通いつめたそうだ。可哀想に、全身に発疹が出来て今でも跡がきえず首周りも赤くなったままだそうだ。
   買い求めた販売店にクレームしたら、「雑貨扱いですから、自己責任になります」
   と繰り返すばかりで悲しくなったそうだ。思いやりも国語力もない哀れな店主だ。
   この石鹸のサプライヤーそしてエージェントは、同胞の在住日本人らしい?
   本当に、植物抽出エキスの安全性に付いて全く無知で無関心なのだろうか?
   悲しい事だ、
内容はほとんどBと同じで修飾語が増えている(笑)ネットではよくあること。YAHOO板なら捨ておくのですが「よろずウォッチャー」としては癇に触るんですな、これが。くだんの書込の「善玉菌」氏はよろすでは何度も見た名前で、常識的な方だと思っていたのです。YAHOO掲示板のほうを信じているのかと思いつい書き込みをしてしまいました。あ〜まだまだ血の気が...
E投稿者: よし (2006 年 03 月 25 日 08:50:10)
   興味ある内容なので、ネット検索で調べてみましたが未熟なのか「プルメリアの花」と
   「オレアンドリ強心配糖体」との関係をしめす情報を見つけることができませんでした。(日本語でのみとりあえず検索)
   動物衛生研究所のサイトにはプルメリアと同じキョウチクトウ科のキョウチクトウについて
   同配糖体が葉に含まれる記述はありました。
   昔からキョウチクトウは家畜に食わすなというのは正しいんですね。
   プルメリアの花に同配糖体が含まれるということを示す情報はどこで見つけることができますか?
   (伝聞ではなくて、できるだけ原始情報元で)

すぐにレスがつくものと期待していたのですが、以降まったく姿をみせず言いっぱなしのようです(そういう僕もあやかりましたが)
僕とほぼ同時に次のレスがつきました。このかたはバリ在住のようでしばしばよろず掲示板に登場する方です。

F投稿者: sanur (2006 年 03 月 25 日 23:20:01)
   それで彼女、大丈夫なんですか?
   私も「よしさん」同様、興味津々で読み入っちゃいました。
   こんな情報知ってる人100人に1人もいないだろう…と思いつつ。
   で、私も、WEB検索してみたら、ハワイ州立大のWEBでは、毒性植物リストに入ってましたし
   フロリダ州立大のWEBにも善玉菌さんが記載されてる通り、毒性はあるが医学の分野で応用もされてる云々…
   そして他の、植物関連のWEBみると、特に樹液が発疹の原因になりうる、または
   ペットに触れさせてはいけない植物リストにもちゃんと載ってました。
   加えて、毒性のレベルは4で、発病時には、即、PCC(poison control center)に連絡するよう
   多数の米国大学のWEBに記載がありました。すごく勉強になりました。
   ただ、私は「オレアンドリ強心配糖体」って言葉は、生まれて初めて聞くものですし
   生物学的なことは検索できませんでした。
   もしわかれば「オレアンドリ強心配糖体」のスペルを教えていただきたいんですが。
   で、彼女の話に戻りますが、日本で購入されたんですか?それともバリで?
   バリでなら、少なくとも、海外渡航保険が適用されてることをお祈りしますが
   女性で、しかも身体に痕まで残ってるようなら、日本の大学等で、ちゃんと内容成分調査してもらって
   発疹との関連性を立証して告訴したほうがいいんじゃないですか?相手が
   日本人(先進国人)なら、なおさらです。
   メディアにのって、多くの人が事実を認識するだけでも価値があるのでは?
   何も知らないで、花びらバスとか楽しんでる人、世界中に一杯いるでしょうから。
   善玉菌さんは、知的でやさしい方のようですから、是非、弁護士に相談するよう進言してあげてください。
   プロは、思わぬ解撤策を見出してくれるもんです。泣き寝入りは、絶対いけません、泣き寝入りは。
このかたは内容の通り素直というか疑うことを知らない良い人ですね。せっかく米国のサイトまで検索したのならもうすこしよく読めばよかったのにな〜なんて(人事じゃないこと多いのでツッコミはこれくらいで)
そのあと僕のネット上での調査が一段落したので次の書き込みとなりました。

G投稿者: よし (2006 年 03 月 26 日 08:44:51)
   > オレアンドリ=Oleander…ですよね、たぶん。
   > http://en.wikipedia.org/wiki/Plumeria
   > http://en.wikipedia.org/wiki/Oleander
   > に、確かに、関連性の記述ありました。
   > よしさんへの参考にもなるかしら?
   ありがとうございます。 wikiは盲点でした。    紹介していただいた前者には確かにオレアンドリンなどの毒が植物全体に含まれているとの記述があります。
   ところが、このページ全体は Oleander (Nerium oleander)についての記述で
   つまりキョウチクトウ科キョウチクトウ属なんです。
   プルメリアは同じ科ですがプルメリア属で異なる属ですから毒性についての記述があてはまるかどうかは??です。
   思いだしてみると、プルメリアの枝を折ると出てくる乳液は毒(何という毒かは不明)だと聞いたことはあります。
   この点もどこかのサイトで目にしました。
   またプルメリアの花の精油というのをネット販売しているのを見たこともあります。
   (もっともそれが本物かどうかは知りませんが)
   バリでプルメリアの花の使われる場面や量をみていると、キョウチクトウとは
   まったく毒性が違う気がするのです。(これは単なる推測)
   善玉菌さんがどこで毒性についての情報を入手されたのか、それが知りたいです。
   YAHOO掲示板でも同様のスレがあるのですが、これもまた出所不明の噂レベルの話です。
   何かの真実が含まれているのか単なるモノズキとして調べています。
   回答がなければ「出所不明のガセネタ」と考えるしかないのかなあ

これに対してF氏がこんな感想をくれました。
H投稿者: sanur (2006 年 03 月 26 日 12:50:20)
   確かに。私は「強心配糖体」という意味がわかっていないので、なおさら???です。
   ただ、プルメリアとOleanderがDNAを共有してることはわかりました。
   善玉菌さんのお友だちの体調がそれほど悪く、石鹸以外に思い当たる原因も無く、
   長く通院されたのでしたら、まともな医者なら、血液検査・肝機能検査は行っているはず。
   相手が、動植物の場合、日本の技術なら、かなり掘り下げてDNA特定できるはず。
   彼女自身が、関連性立証の決定打になりうるのでしたら、対抗策を考慮できると思いました。
   > 何かの真実が含まれているのか単なるモノズキとして調べています。
   結果、楽しみにしています。私が調べたのは「toxic, botanic-, biology」等のキーワードで検索したことだけ。
   前述したように、大学や植物園の毒性植物リストにかなりのHITがあったことは確かです。
   > 回答がなければ「出所不明のガセネタ」と考えるしかないのかなあ
   かな?
最後の「かな?」という点にH氏に疑いが出始めたのがわかりますね。さらに別の方も投稿されています。
I投稿者: Doucoure (2006 年 03 月 26 日 14:40:58)
   http://www.fs.fed.us/r8/caribbean/poisonous-plants/plumeria_rubra.shtml
   このページによると、
   プルメリアには弱い毒性のアルカロイドが含まれるていて、触ったり食べたりすると
   人によっては肌がかぶれたり、お腹が痛くなったりつったりする事があるので注意しましょう、って書いてあります。
   僕は庭にあるプルメリアに色違いの花の枝を接ぎ木したりして、よく白い樹液を直接触ったりしてますが
   かぶれた事はありません。でも肌の弱い人は注意した方がいいみたいですね。
アルカロイドが含まれるとのこと、白い樹液の毒性との関連を示唆しますね。それでこのアルカロイドが何なのか結構あちこち探したのですが見つけることができませんでした。最初は蓚酸塩を疑ってもいたのですが、これについてはプルメリアに含まれるとはどのサイトにも記述はありませんでした。
このあたりで調査も進展しなかったので次の書き込みをして終わりに。

J投稿者: よし (2006 年 03 月 28 日 21:20:36)
   情報ありがとうございます。
   言いだしっぺの方は逃亡してしまったようですね。(ヤッパリなあ)
   こちらは単なる知的覗き見(知的好奇心)から調べているだけなんですが♪
   さて、教えていただいたページには朱字で「花も含めたどの部分も食べるなさわるな」とある一方
   その上の記述では「プルメリアの中毒は明確な事例がない」ともあります。ちょっと不思議な表現です。
   多分、弱毒なので中毒というよりもカブレ程度をひきおこすからでしょうか。
   あちらこちらのサイトを覗いた結果は次のようです。
   [切手植物園] http://www.ne.jp/asahi/plant/stamps/stamps/apocynaceae.htm
     世界の植物をその切手で表し、性質を記述してあります。
     ここでキョウチクトウ属とプルメリア属の違いを知りました。
     それにしてもこんな労作があるんですね、ビックリです。
   [カリフォルニア大学デービス校 毒性植物] http://envhort.ucdavis.edu/ce/king/PoisPlant/Tox-COM.htm
     毒性植物をその毒タイプ別に分類した表です。
     プルメリアはタイプ4(皮膚炎)になっています。
   [トロント熱帯植物園] http://www.civicgardencentre.org/mg/PlantsCausingDermatitis.htm
     皮膚炎をおこす植物の一覧で、植物のどの部分がひきおこすか書いてあります。
     プルメリアは樹液が炎症をひきおこすと。
   調査はこれくらいでオシマイにしますが、いや〜収穫はありました。(目的とは違いましたが)
   僕なりの結論は
     「プルメリアの花にはアルカロイドが含まれていて人によっては皮膚炎をひきおこす」
     「アルカロイドは乾燥では失われないので乾燥したプルメリアの花びらも同様」
     「一般に使われるプルメリアの精油は上記の心配はない」
   さて、エステのフラワーバスでプルメリアが入っている場合は?
   それはチュンパカではないでしょうか。
   本当にプルメリアが入っているのかなあ。 本当なら大丈夫か気になりますね。
   僕はウルシでもカブレないので大丈夫ですが、敏感肌の人はどうでしょうか?
   いずれにせよ、貧乏人の僕はフラワーバスに入ることはないので関係ありませんが。
僕の最後の疑問に答えてくれる方がいました。
K投稿者: 外野 (2006 年 03 月 28 日 22:32:02)
   チュンパカは見た目も違う花では?プルメリアはフランジパニ=ジュプン?
   ちなみに自分がエステに行った時のフラワーバスの写真を見たら、一軒はプルメリアが入っていました。
   肌に異常は感じなかったけど。苦情もないんでしょうしね。
   もう一軒はまったく入っておらず、ハイビスカスが入っていました。
結局のところ言いだしっぺの方は敵前逃亡したようで、こちらも言いっぱなし(笑)
その後、次の書き込みがありました。
L投稿者: みさっち (2006 年 03 月 29 日 11:31:23)
   フラワーバスに入っているプルメリアは、ひとバス いいとこ50個ぐらいでしょう。
   お湯に浸かって希釈されてるし、洗い流すし。
   対して石けんに入るドライフラワーは想像するに
   1個100gぐらいで50個ぐらいで希釈されないで凝縮されたものが入ることになるので…。
   あぶないのではないかと。

くだんの石鹸には50個くらいのドライフラワーが入っていると想像するので危険だと。いくら何でも想像で具体的な個数を出すのはチョットね♪ 通販サイトに載ってる石鹸の写真を見る限りではそんなに多量のドライフラワーが入っているようには見えないですが? まして石鹸内部のドライフラワーまで含めての話は少々乱暴ですね。このドライフラワー入りの石鹸はスクラブ用のものです。従って、ゴシゴシと肌をこするものですから、そこにもってきてプルメリアのドライフラワーではカブレる方もいるのではないかと想像します。


個人的な収穫としては:
  1)石鹸と雑貨の関係
     洗顔石鹸は化粧品として薬事法の対象だがキッチンソープはそうではない
     というのが「ヘ〜〜〜」という感想です。
  2)ネット販売サイト
     単に輸入してネットで販売してるだけ?というようなサイトが多いですね。
     まあ気楽に店を持って金儲け、というような気分もよ〜くわかりますが。
     僕はズボラだからそんなメンドーなこと嫌です。
  3)石鹸製造
     石鹸製造には大がかりな設備は不要で簡単にできるのですが、意外と限られた
     メーカーのものしかサイトで目にしません。販売者の怠慢だなあ、もっとメーカーを探せよ



[さ〜てここから石鹸通販サイトのあれこれ]
サイトを選んだ基準は検索単語[バリ 石鹸 フランジパニ 通販]でGoogleの検索順です。(見つかったのは117件でした)他意はありません。それではトップバッターから行ってみよう!

[楽天/Comkids] http://www.rakuten.co.jp/comkids/391069/377813/
    ココナッツオイルから作られたバリ製の純石鹸です
    純石鹸は100%自然で分解されるものを原料に
    きめ細かな泡立ちと、お肌にもしっとり優しい洗いあがりです
    子供と一緒のバスタイム
    子供の体を洗ってやって、髪を洗って、自分も洗うと
    手がかさかさ、なんてことありませんか?
    サンダルウッド:セクシーなオリエンタル調の香り。
    配合成分:ヤシ油・ヤシ脂肪酸・水
         水酸化ナトリウム・香料
         平均重量:90g
         原産国:インドネシア・バリ by,Harum Bali
         輸入元:バリ庵有限会社
薬事法の規定はクリアしてるのかな?取り扱いの注意は一切記述がなく、返品・交換のみ記述ある。他人事ながらもうちょっと敏感になれよ〜なんてね。

天然ココナッツ石鹸 通販[バリアン] http://www.bidders.co.jp/dap/sv/nor1?id=51965944&p=y#body
    インドネシアから直輸入!バリの手作り天然石鹸
    南国の15種類のアロマの香りでいつものお風呂が南国バリになる!?
    バリの無添加・手作りの天然ココナッツソープでお肌もつるつるスベスベに♪
    配合成分:ヤシ油、ヤシ脂肪酸、水、水酸化ナトリウム、香料
    平均重量:約90g ※ハンドメイドのため重量に若干バラつきがあります
    原産国 : インドネシア・バリ by,Harum Bali
    発売元・輸入元:バリ庵有限会社
ここがバリ庵のサイトでしたか。ここのページでは化粧品輸入販売業の許可証を表示しています。念が入ってますね、自慢のポイントなんですから。
化粧品として自信があるのか使用上の説明はありません。

バリの自然派雑貨店 ピュア ラ バリ http://pure-la.cside1.com/asiancosme/perfume/pe0001.htm
    PURE La ソープは、油脂と水と水酸化ナトリウムに、アロエとハチミツを加え、
    コールド製法でじっくり仕上げた、保湿効果の高いハンドメイドソープです。
    ココナッツソープ独特の豊かな泡立ちと、
    ココナッツソープには見られないようなしっとり感が自慢の手作りせっけんです!!
    ベーシックレシピ(PLAIN)は、ココナッツオイル、パームオイル、パームカーネルオイル、
    アロエ、ハチミツ、ビーズワックスです。
    合成着色料、合成保存料、合成界面活性剤などは一切使用しておりません。
    香りのあるせっけんは、ここにエッセンシャルオイル
    またはコスメ用フレグランスオイルを加え、コールド製法でゆっくり仕上げ、
    1〜2ヶ月じっくり熟成させ、PURE Laソープができあがりました。
ここは輸入業名がみあたらないので探すと「個人輸入」扱いで購入者が個人輸入委託をするシステムになっています。う〜ん、考えたなあ。これだとあくまでも会社は単なる委託輸入業者ですから製品の一切の責任は購入者個人にあります。その代わりといってはナンですが、使用上の注意や保管の注意などが結構詳しく記述されています。ちょっと胸が痛んだのね♪

バリ雑貨★トコ・レファラ http://www.refala.com/
    ココナッツクリームにエッセンシャルオイルやフレグランスオイルを加えたココナッツ石鹸
    のスタンダード製品。豊かなアワ立ちとアロマ効果が楽しめます。
    食用になるほど純度の高い高品質なココナッツオイルは完全無農薬☆
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    ココナッツ石鹸です!もちろん、顔・頭・身体と、全身にお使い頂けます。
    【原材料】ヤシ油、水、水酸化Na、ヤシ脂肪酸、香料
      (このほかに、ココナツクリームソープには各種のエッセンシャルオイル(精油)が使われます。
       ココナッツソープには蜂蜜、穀物、ホエイ(乳清)などが使われます。)
    原生産国■Bali Indonesia
    *薬事法により『化粧石鹸』として販売するためには、法的な設備や責任者を設置し
     製造販売業許可を取得する必要があるため、当店の販売するブラットワンギソープは
     『雑貨石鹸(キッチンソープ、家庭用洗剤)等』としての販売です。ご了承下さい。
薬事法の許可を得ていないため「雑貨」として販売していると正直に言ってるんだけど、だったら全身に使えるという表記はチトまずいのではないか?(書きたい気持ちはよ〜くわかるんだけど)

アジアン雑貨さらさら http://www.sarasala.com/?mode=atom
   化学香料を含んでいませんので、いわゆる「石鹸の香り」ではない天然な香りです。
   含まれている植物や果実の、ほのかな香りを楽しんでみてくださいね。
   化学香料の「石鹸臭」が苦手な方にもお勧めです。
   また、こちらでご紹介している石鹸は、法的な分類上、日用品扱いのキッチンソープ(台所用石鹸)となります。
   薬事法の適応となる化粧石鹸ではありません。
   合成洗剤と純石鹸を、魚を入れた水槽に微量入れると…。
   合成洗剤を入れたほうの水槽は魚が全滅したのに対し、純石鹸の方は分解され栄養分となり、
   結果魚が太ったという実験データもあります。
ここでは石鹸にフランジパニ(プルメリア)のドライフラワーを混入しているのが特徴です。スクラブ効果をもたらすものですが、これではキッチンソープだとの注意書きと矛盾してしまいますね〜
どうも騒ぎの発端となったのはこの種の石鹸ではないかと思います。このサイトかどうかは不明ですが。
石鹸で魚が太る話は感心しない表現ですね。それで安全性を示した積もりなんでしょうが、食塩でもたくさん食べれば人間でも死ぬんだから、他の表現にすべきでしょう。



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