44.ブドゥグルからバトゥカウまで
いつもウブッ近辺だけをウロウロするのみで名所旧跡を見たことがなかったので、一度くらいはいいかな?ということでブドゥグル・ジャティルイ・バトゥカルめぐりを計画しました。なぜここにしたのか?それはガイドブックにほとんど載っていないから、という理由だけです。いつものガイドさんタミちゃんに聞くとバトゥカルにはこれまで1回しかお客を案内したことがないとのこと。確かに不便な場所で近くには他に観光名所がありません、もちろんレストランも。最初にこの3つをまわりたいのでどの程度時間がかかると代理店に聞くと、10時間くらいとのこと。家内の体の調子もあるのでもうすこし短く9時間で帰りつくよう計画してもらい、朝8時から夕方5時までとしました。戻ってすこしのんびりしてから夕食に行けますから。
朝6時には目がさめ、7時には朝食をとって、8時には約束通りタミちゃんが姿を見せました。山道なので家内は事前に酔い止めを飲んで準備完了!
ブドゥグルへはず〜〜っと上り道、それが延々と続きます。タンボが畑になり風景が段々と変ってくるのがわかります。キャベツ畑とかの高原野菜も目に着くようになりました。
ブドゥグルへの途中の急な坂で眺望が開けます。さすがに涼しく感じます。
上のパノラマの右なかほどにある大きな建物。実は失脚したスハルトの息子トミーの別荘だそうです。彼は有罪となり現在刑務所。主のいない別荘
だけが空しく残っています。
ブドゥグルの市場で見掛けた植木や花。たくさんの花屋があります。
ランの一種でスパイダー・オーキッドと呼ぶそうです。花ビラがクモのよう。
ここブドゥグルはモスリムが多く住む村で、大きなマスジドも見えました。市場の感じもバリとは思えない感じ。ガイドさん(北バリ出身)にこのことを聞くと、顔をしかめながら説明してくれました。ああ、キライなんだなと実感です。市場で香辛料を買おうとすると、ウブッのスーパーより高い値段を言ってくるのでアッサリとパス。どうしても買うほどのものじゃないですから。結局市場で買ったのはオヤツのクルプッとゆでピーナツだけ。殻は日本の落花生とよくにているんですが中に豆が4つも5つもギッシリ並んで入ってるのが違います。味はイケます。
それから近くのウルン・ダヌ・ブラタン寺院へ。まさに観光コースです。ボートが浮かぶ湖を背景にキレイに整備された敷地の寺。パラパラと観光客がいますがウルサイ物売りもいませんので静かに楽しんでいました。
門の近くにある一番大きな木は神木になってます。シメ縄ではありませんが、ハチ巻きをして「神聖」と書いてあります。
さらにまっすぐ行くと大きな割れ門が。
割れ門からはブラタン湖が一望できます。
湖に浮かぶ(浮かんではいません)ような竹薮も「神聖」だそうです。
寺院前にはミヤゲ屋がこれこの通り。でもあまりやる気を感じないヒナびた所です。
寺敷地内にある観光客むけのレストラン。まだ時間が早かったので入りませんでした。
湖に2隻の小舟がいたのですが、中の1人が立ち上がって何かを持ち上げています。ナンカ変だなあとジ〜ット見ていると、左の小舟にカップルが乗り、右のボートに撮影クルーが4人乗ってビデオ撮影をしてました。ニーチャンが持っていたのはレフ板でした。それにしても、あまりキレイとは言いがたい(僕の好みじゃない)女優と、オールを漕ぐのがヘタな俳優さんでした。あげくのはてに竹薮の小島に座礁してました(笑)
有名なメルをバックにカミさんとガイドさんが戯れておりました。ゼッタイ、ダンナの悪口言ってるにきまってる。
そのメルの四方には大きなカエルの石像がすわってます。
竹薮の前から振り返ったら門と大きな木が。
陽のあたる芝生は暑いので木陰のベンチで一休みしてると、けっこう風があって寒いくらい、ガイドさんは暑いシンガラジャ出身なので本当に寒そうです。早めに次の場所へ移動しました。
次の場所はジャティ・ルイです。ガイドブックには出てくることはありませんが、実はライステラスの雄大なことではバリ一番だそうです。2番目はずっと東のシデムンのイセーだとか。よく聞くトゥガラランは有名なだけで、おすすめではない、なんてガイドさんがホンネを言っちゃいました。
ジャティルイへ行く道の途中に料金所があり通る外国人から通行料をとります。眺めがいいから有料道路というわけではなく、外国人観光客だけがターゲットです。
一人 3300RP、自動車1台 1500RPで2人分合計で8100RPでした。
一番眺めのよい場所に適当に車をとめ、タンボの先のほうへ歩いていくのですが、ポツポツ観光客がいる程度です。
いかにも観光というショットです。証拠写真を残しておかないとね。
アゼ道から10mほど脇のタンボの中になにやら転がっているので見に行くと、何とスキでした。牛に引かせてタンボを起こすやつです。遠く、近くに牛小屋が見えます。
これがその牛小屋です。
たんなるアゼ道を歩いていくのですが、足元にはレモングラスが生えていて、お〜500RPもうかったなんてガイドさんとはしゃいでました。
アゼ道からはこんな風景が。ここは田起こししたばかりでまだ水を張っていません。
パノラマ写真風に並べてみましたが、雄大な広がりはこれでは感じてもらえないようです。スミマセン。青い葉がゆれるタンボもいいですが、張った水が鏡のように反射しているこの眺めも好きですね。
パノラマの一番左の部分を拡大してみました。この山は多分アドゥン山でその向こう側がブドゥグルです。
ジャティルイにただ1軒ある観光客向けレストランNaga Puspaで昼食です。ここはビュッフェ形式で、1人前55000です。
ビュッフェ 1 55000
クラブハスス・サンド 30000
ビール小瓶 17000高い!
アクア 7000高い!
合計______132000RP でした。
せっかくの眺めを植木や柱がさえぎって台無しにしているレストランです。絶対に弁当をもってきてタンボのアゼで食べるべきですね。
あまりにイナカすぎて物売りもミヤゲ屋も一切ありません。もちろんコンビニも。トイレもここのを借りるかバトゥカウ寺院で借りるしかないのでご注意を。
さて最後の訪問地はバトゥカウ寺院です。写真を見てわかる通り、観光客も地元の人も見えませんでした。静かな静かな境内です。う〜ん、高野山といえばにているかな?入り口で入山料を払うとサロンを貸してくれます。でも、どこでも自由に入っていいわけではなく、ここからダメという所にはお坊さんが4人ヒマそうにいて教えてくれました。
バトゥカウ寺院入り口の観光客向けの注意看板。服装についての注意とかメンス中の女性は入れないとかよくあるヤツですな。
入ってから右に曲がって降りていくと池があります。
ガイドさんが何か説明してたけど忘れちゃった。大したことないハズ。
その池の横にある沐浴場。汚れていないので現在も使われているもよう。
沐浴場からまた上り坂。山の中腹ですからね
坂を上がり切ると境内が見下ろせました。
境内にあった石造。なかなかうまく撮れてるでしょ(偶然)
境内に並ぶメル。修理中のものもありました。
大きな建物を建設するので寄付をつのっていました。でも金額がケタ違いに大きく1億5千万RPとかさすが大きな寺は違うなあ。しかも全国から。
これが工事中の建物。ちょうど休憩中でした。
塔の一番上に木が2本ブラさがっており、その叩きかたで近在の人は用件がわかるそうです。
帰りに門から振向いてもいちど礼。
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