94.足裏マッサージ

マッサージ「知足民俗調理」

夜市の帰りにフラッと入ってみました。
予約しておいたほうが確実です。
台北駅前のビルなのですが、かなり分かりづらいです。

ビル1階には緑の看板がビリヤード場看板といっしょに


1階奥に先生の写真看板があるので、その横の階段と思いきや
店は6階なのでエレベータまで逆戻り


6階には青い看板と檻のようなドアが
ちっちゃい呼び鈴(写真中央の→)を押すと開けてくれます。

カーテンで仕切られたベッドが4つ。2人の先客がありました。
「予約ですか?」という質問だったので、予約していないとアブレルことがあるのでしょう。
足裏マッサージを頼みました。30分ではなく45分で750NT。
マッサージの腕?
ウ~ン  正直な感想は「可もなく不可もなく・特色がないなあ」
すごい痛いとか何か特別な体験を求めるには不適かも。
マッサージ中にウツラウツラしてしまいました。
でも隣の日本人オヤジはときどき「イテテテ~ 痛い痛い!」とウナッてました。
なので、人によってはかなり痛いのかも。



それにしても、なぜ「民俗調理」なのでしょうか?
    辞書には 「民俗: 民俗」
         「調理: 回復する」 とあります。 料理の意味ではないのね。
検索するとこんな文章が。前の店名「知足健康中心」から改名したあいさつ文(2011年10月)です。
その最初に
    「この度、知足健康センターは、政府の新規定に基づき、“知足民俗調理”と改名致しました。
    元の“健康センター”の名称は皆様の思い出としてご記憶に留めていただければ幸いです。」
とあり、何か新しい条例で名前を変更したようです。
さらに調べると台北市政府衛生局のHPにその条文がありました。
    臺北市民俗調理市招廣告刊載規範-101年8月14日修訂-2012年8月14日 訂定「臺北市民俗調理市招廣告刊載規範」,並停止適用「臺北市國術損傷業市招廣告規範刊載?明」,自即日起生效。 醫護管理處 相關附件: 臺北市政府衛生局100年8月17日發布民俗調理市招規範令 臺北市民俗調理市招廣告刊載規範-101年8月14日修訂 その文章はここ
要するに、マッサージ業の広告宣伝に使える言葉を制限したということです。
違反
認める
診療所・健康中心・病理中心
接骨所
国術館・民俗調理・脚底按摩
整復所・養生館
療法・病理按摩・経絡
経など中医用語は不可
按摩・指圧など
点穴・抜血缶
疼痛などの症状名称
脚底按摩・沐足
その他いろいろその他いろいろ
あ~なるほど。マッサージは医療ではないと決めちゃったのね。
おかげで、街にあった健康中心が改名せざるを得なくなったというのが真相です。