91.勝負! その5
まったくその気のなかった士林夜市に行きました。
梁さんに「後輩もいっしょだから、本当の夜市に連れていってよ」とお願いしたのですが
何と運転手に「往士林」なんて言うのです。
士林なんて観光客と若い子ばかりの行く場所で、あそこはダメ、と言ったのですが...
なんだかんだ屁理屈をコネています。
76歳の爺さんですから、一度言い出すとキリありません。
梁さんなりに、日本人にはここがイイ、と思っているのでしょうから、有難く。
駅前でタクシーを降りてあとは人の流れにまかせるだけで到着です。
めざすは地下の食堂街。
後輩に「臭豆腐」の洗礼をしました。油で揚げるときの匂いはヤッパリね。
その店では紙箱に入れてくれて、歩きながら2人で食べました。
ウマイか?というと、それほどでも、が答えです。
匂いそのものは別に気になるほどではありません。
後輩も同じ結論でした。もっと香りの強いネギか香菜を入れるとマシかな。
うまいもので挽回すべく、次に入ったのはこの店。
僕は、デパ地下とかの食堂街は好きじゃないのですが。(道端の屋台で食うのは平気)
左がこの店で注文した牡蠣仔煎、右が別の店で買った臭豆腐
このカキオムレツは好評でした。(先に食べたものの影響か)
ウロウロすると梁さんの膝に悪いので、トットと切り上げ帰ることに。
途中の露店で砂糖黍ジュースにショーガをきかせたのを買い
駅前の道端に3人座り込んで飲みました。祖父・父・孫の3人が座り込む図。
まずは、ジュースの批評から。
祖父「生姜は体にいいからね」
父「冬だと熱いジュースにして、風邪の薬になる」
孫「結構ショーガ味が強いですね」
祖父「生姜が多すぎる。砂糖黍の味がしない」
ということで、「これはニセモノ」という結論になりました。
それにしても行きかう人の多いこと。人種もサマザマ。
この砂糖黍ジュースは失敗