85.食うぞ その3

中山路ぞいでホテル近くの普通のカフェ
     と思ったのですが気が変わり、近くの病院内のカフェを探検しました。

「馬偕記念病院」は故マッケイ博士が1872年に開いたもので、今や16階建の大病院です。
ここにカフェがあると調べてきたので辿り着けたのですが、それでも探しました。
病院入り口の案内板には記載がなく、EVホールの案内にそっと記載ありました。


病院は3棟に分かれており、最新最大の平安楼16階に行くと
健康検査中心の看板看護婦さんが出迎えてくれ、緑色の案内には「健康検査中心・院史館・珈琲簡餐庁」と読めます。


これが珈琲簡餐庁の入り口なのですが、ここに来るには健康検査中心を通らなければなりません。
2つ並んだ看板の左側が珈琲簡餐庁のものです。「歓迎光臨 珈琲簡餐庁」(わざと見つけにくく?)


健康検査中心と反対側に歴史館があったのでついでに探検。
右側中段の写真がマッケイ博士


これは博士の妻張聡明女史


餐庁の中は清潔で意外なほど広いです。奥には4人がけのコーナーが4つ。
広い窓は西向きではるかに川が見えます。夕日が綺麗かも。
注文は入り口のレジでメニューから選び、支払いは帰るときに。値段は安いです。
レジのオネーサンは普通語・英語は流暢、日本語も使えます。
このカフェの売りは、清潔で静かなこと。中華・イタリアン・(もう1つは忘れた)から選ぶが、何と
        鼎泰豊の小籠包 が食えるのです。
本店でアブレた方はどうぞ。同じものでも雰囲気で味覚は変わります

なぜこのような店が と思うでしょう?
病院の名前からわかるように、キリスト教系の病院で、外国人患者も多く受け入れています。
このときも、日本人患者1人が食事してました。
呼び出しにきた看護婦さんが日本語を話していましたので、これは安心です。
なので、外国人も気ままに入れるカフェが必要なのでしょう。


おまけ
  馬偕博士を調べるとこんな業績の方です。知らなかったなあ
      1871年にカナダ長老教会の宣教師として赴任。
      1880年までに台湾北部に20以上の教会を設立。
            台湾南部はJames Maxwell馬雅各が担当。
            2人が台湾基督長老教会の基礎を築いた。
      1882年に馬偕病院の前身である滬尾偕醫館を設立。
          西洋式教育を行う牛津學堂(現在の真理大学)を開く。
      1884年に女學堂を創設。
      1896年に自宅を乃木希典が訪問。
      1901年にガンで死亡。

  自宅が現存しています。1875年に建ったもので植民地様式。
  残念ながら現在は大学の事務室として使われているそうで、一般公開はされていません。
       淡水古跡博物館
       真理大学 馬偕記念資料館