私の日記

かなり疲れました

１４．家族で行った

２０日　ＮＷの直行便で高雄へ
２１日　台南観光ヘ
２２日　高雄市内をブラブラ
２３日　太魯閣へ
２４日　夕方に高雄へ戻る
２５日　朝のＮＷで関空へ
父と妻と私の３人旅は予想どおり添乗員の代わりをして大変な思いをしました。苦労のカイが老父にはわかってもらえたかはどうでもよいが、妻にはわかってもらえたようで、それでよしとしよう。以下おもいつくままに書いてみます、ただし、妻のことは一切書きませんので悪しからず。別に行動していたわけではなく、ヘタなことを書くとトンデモない目にあわせられますので。私は渉外係りで妻は父の話相手の分担となっております。
さて旅行はどうなりましたか。。。
２０日　ＮＷの直行便で高雄へ　　ＮＷ６９は１６：４５関空発　１８：５０高雄着でほぼ満席の状態でした。ＮＷの機内乗務員は外人ばかり（かれらにとっては客がガイジン）で英語のできない人にはチョット不満でしょうね。食事も日本食がないのです。ドーしても茶ソバを食いたい人はＮＷではなくＥＧに乗ろう。機内ではたいした騒動もなくすぐに高雄についてしまいました。空港出口にはホテルの出迎えが来ており（無料）すぐに車でホテル華王大飯店に向かいます。父の最初の質問は、「この道路には歩道がないのか？」この質問にノケゾッてしまいました。なぜそういう質問が出てくるのか？このボケ老人は一体何を考えているのか、いろいろ想像しようとしたがわからず、すなおに「歩道はあるけど、誰も歩かないので植木で隠れてしまっているヨ」と答えておいた。ほかにも質問することがあるだろ、このボケ老人！なぜ右側通行に気がつかん！ジジイは結局帰るまで右側通行であることに気がつかなかったみたいである。ウーン、ここまでボケが進んでいるのか、それとも元々コーだったか、どちらにしても悩ましい。
市内に入ってキラキラのネオンやカンバンが続く通りになると読めそうで読めない文字をイチイチ説明してアッという間にホテルにつきました。それにしても関空は遠すぎる！ホテルはいつも使っているのでチェックインも簡単で予約とおりの部屋がとってあり１部屋はダブルで朝食と下着の洗濯こみで１５００ＮＴ（約６０００円）もう１部屋はツインで２２００ＮＴ（約８８００円）です。会社の秘書嬢からメッセージがあり、明日の観光バスは何時に出迎えたらいいかをホテルのレセプションに伝えておくように。とのことで、さっそく１０：００にきてほしいとお願いしました。毎度のことながら彼女のテギワよさには感謝しております。日本人の所長などいなくてもよいが、彼女がいないと事務所がドーにもならないのです。さて、オナカがすいたのでホテルの向かいのお粥屋へ３人でいきました。てきとうにオカズを４品たのんでイモ粥をススリます。ボクだけカンビールを飲んで合計１８０ＮＴ？くらいだったかな。トシヨリには粥が食べやすいそうです。ボクはまだその年齢には達していないのでチョット不満足ですが、アシタは食べるゾ！！
本日までの１人あたり経費
飛行機代　　　８５０００
高雄空港税　　　１２００
ＪＲ　　　　　　１１６０
関空利用料　　　２６００
高雄出迎え　　　　無料
お粥屋　　　　　　２５０
合計　　　　　９０２１０円

２１日　台南観光ヘ　　　　　　　案内してもらうハズの友人の知り合いが何と日本に入れ違いで旅行に言ってしまい、会社の秘書嬢にたのんでマイクロバスに運転手と案内のオジサンを１日借りました。本日の予定は①銀行で換金②事務所で支払い③それから台南へ行き④名所旧跡めぐり⑤とちゅうで昼食⑥ミヤゲもの調達であります。どこがよさそうかオジサンと相談し、彼の提案は台湾銀行（国営）であったが客あしらいが悪いのでパス。途中にあった遠東商業銀行は両替をしていなので不可、いつも使う萬泰銀行は事務所より遠いのでこれもパス。結局事務所の斜め向かいにある彰化銀行になりました。なぜ萬泰をよく使うかというと、待っている間に飲み物がタダで飲めるからでした。台湾の銀行は競争がキビシクそのとき一番のサービスをしていても景気が悪くなれば即座に中止になったりして営業状態がわかりやすいのです。萬泰の飲み物サービスは昨年取りやめになりました。銀行の後、事務所に行って秘書嬢に１年ぶりに会い、ミヤゲを渡して雑談をしてから記念写真をチェキでとりました。ジジーと彼女を中にして撮ったのですが、ジジーの顔がうれしそーにコワバッていました。もっと若くてキレイなオネーサンなら一体どんな顔になったやら。事務所を出てからは高速公路で台南へ一直線にＧＯ。
どういうわけかこれまで台南を訪れたことがなく、ガイド氏には名所旧跡をまわってよとお願いしました。いろいろまわったのですがたいてい観光バスが来ていて日本人の団体を見かけました。暑い中ごくろーさんです、添乗員さん。２人つれてこれだから、１０人も勝手なことをいえばグッタリなります。
延平郡王祠に最初にいったのですがその中の文物館は閉館中で半額割引で１０ＮＴでした。ジーサンはガイド氏にトイレのありかをきくと走っていきました。年齢のせいか近くなっています。
孔子廟はなかなかおもしろく（当然フツーでないところがおもしろい）一番印象に残っています。境内で高校生４人と３０才くらいのオバサン１人が太極拳？の練習をしており、オバサンと男子高校生がダンスのように体をくっつけて、拳を繰り出してはそれを受け流す動作がゆったりとして、汗もかいていないようです。キレイなオネーサン相手ではよけいな気分になりそうで、あらぬ妄想をしてしまいました。公園で毎朝みかける年寄りの太極拳とは違うもののようです。孔子廟の門には木製の板（高さ６０ｃｍくらい）がハマッていて、またいで入ると、ミニスカートでは見えてしまいます。門の脇には１人が通れる出入口があり他の観光客はそっちを通っていました。ガイド氏の説明では、学問をする大事な場所なのでわざと入りにくくしてある、とのこと。まあそういうことにしておこう。短足の私には確かに入りにくいです。裏手にまわると、近所のガキが７～８人たむろしてワイワイやっており、４０くらいのオジサンが棒で大木の実をたたいて落としていました。ガイド氏も知らない実で、大きさは５ｃｍくらいで肉厚の中に２ｃｍくらいの茶色の実が１個はいっています。この実を焼いてたべるそうです。３０ｃｍの大きなボールに半分くらいこの実を入れていました。オヤツのようです。
赤嵌楼はもとはオランダの城だったそうで、オランダをオッパラッたのが福建省からきた鄭成功です。説明文には「鄭／オランダ戦争」とあったのでガイド氏にイヤミな質問をしてみました。なぜ「台湾／オランダ戦争」ではないのか、あるいは「中国／オランダ」ではないのかと。彼の答えは、鄭は人名でありオランダも本当は人名を書くべきだが名前がわからないから単にオランダとしている、と。どうもこのガイド氏のいうことはイマイチ説得力がない。別にウソでもホントーでもよいのだが。鄭成功を民族解放英雄としているのだが、コイツが大陸人であるのか台湾人であるのかはあまり気にしていないようです。李登輝が新台湾人の考えをだす前から鄭成功は民族解放英雄なのはこれを先取りしていたのでしょうか。
安平の古い砲台に行きましたが、前の池で子供が２人で釣りをしているだけでナンニモおもしろくなかった。その裏手に墓地を見つけたのでブラブラ観察してガイド氏に尋ねると思わぬ返事がかえってきました。台湾の墓まいりは日本とちがいお盆ではなく？月？？日ころだそうです。個人の墓に土葬をして数年たつと掘り出して家族の墓にうつします。墓の上に紙をかさねて飛ばないように石で押さえてあります。あれはもともとは赤や白などきれいな色紙でかざっておくものだそうです。それがない墓はだれもお参りにきていないということか。墓地は政府が売る値段が数万ＮＴだがブローカから実際に買う時には２０万ＮＴくらいになっており、それに墓石代も同額かかり、合計４０～５０万ＮＴになると。日本円で１６０～２００万円で、他の物価からすると高い買い物です。
億載金城という五稜郭に似た（四稜郭か）に行きました。建物は残っておらず土塁と大砲があるだけ、この大砲がケッサクなしろもので、口径２０ｃｍくらいなのに根元の外径はナント１ｍくらいもあります。砲口からのぞくとハリボテなのがわかりました。よく見ると台車がチャチで大砲とつりあっておらず、マッカなにせもの（本物はどこ？）です。何のためにこんなニセモノを置いてあるのかよくわかりません。入り口前の橋で子供が魚釣りをしておりそのあたりだけが人がたむろしており、のどかな風景です。

安平古堡にいくと、ガイド氏は入り口がわからず思いつきで入った建物は図書館であり、しかたないのでそこの司書に入り口を聞きました。ホントーにイーかげんなガイドである。安平古堡には小学生や幼稚園児が団体できており、入り口前には安いオミヤゲ屋やアイス屋が道端にならんでいます。あまりに暑いのでアイス屋のオバサンから冰鴨蛋（ヨースルにタマゴ型をしたアイスに棒がささっているものです）を買ってみました。味はムカシ風のなつかしいアイスです。実はヘンナ味を期待していたのですが。
昼飯を食べに街を走らせ、込んでいる店をみつけてそこで食べることにしました。魚料理が多い小さな店で福泰といいます。魚のスープ・魚ダンゴスープ・エビ天・ビーフンなど思い思いにたのんでみました。隣の店はガラガラで、込んでいるほうがウマイのは当然です。メチャメチャ安くて２００ＮＴぐらいだったと記憶します。ジジーには道端で食べるのは刺激的だったようですが、味はショーガがよくきいていてグーです。高級料理にあきたネーチャンも来るとヨイのですが。
最後に向かったのはミヤゲ用の菓子（ドライフルーツを蜜につけたもの）の店です。日本のガイドブックを見せて案内させるのですが、ガイド氏は知らないようで途中で３度も道をきいてようやくたどりつきました。似たような店が３軒ほど並んでおり、大差ないように思えましたが、ガイド本の通りの店に入ることにしました。永泰興といいます。ガイド本には北京語読みでヨンタイシンとありましたがこちらではチュウタイシンと書いてあります。写真ではお茶屋と似ていますが、実際はコギタナイ店です。人によっては敬遠したくなるでしょうね。店の壁にはズラーとガラスびん２０～３０個くらいにいろいろなオカシが並んでおり好きなものを好きなだけ買うことができます。当然セットで箱にはいったものもあり、そのうちの大きいやつ２００ＮＴを２つ買いました。１個は私、もう１個はジジーの分ですが、口にあうかな？その中にキンカンみたいな黄色のヤツを味見したいと店のオバサンに言うとビニール袋にキンカンと梅（こちらはマッ黒）をザラザラッといれてついでにツマヨージまでくれました。キンカンではなく李（スモモ）の実だそうで、なかなかケッコーな味でした。箱に入っていたのは次の９種類。
パパイヤ（多分）を短冊にしたもの。ちょっと酸味がある。
ナツメヤシ　　　　　　　　　赤くて皮がかたいのが特徴。
スモモ　　黄色い　　　　　　聞いたので正体がわかった。
？？？　　こげ茶色でタネがない。　　　　　　何か不明。
？？？　　アザヤカな緑色　　大きな実を短冊にしたもの。
？？？　　ウメボシ色でウズラ卵大　　　　　一番カタイ。
ヤマモモ　ヤマモモ色　　　　　　　　ポロポロくずれる。
梅？　　　黄色　　　　　　　　　半透明の黄色が不思議。
梅　　　　黒　　　　　　　　　　　　　　　梅は梅です。

さてミヤゲも買ったので高雄に帰ることにしました。ジジーはふしぎに元気で居眠りもしていません。こちらは昨夜の友達との飲み会がたたったのか、ひじょうに疲れております。台湾人はゲンキだ、どうしてあんなに夜おそくまで起きていても翌日は何事もなかったかのように起きてこれるのか。そんなわけでクルマの振動がここち良く、気がつくと左営区まできており道端にモノ売りがでているのが目立ちます。そのカンバンに「菱角２０ＮＴ」とあったのでガイド氏に聞くとハスの実だといいはります。ハスの実なら蓮角と書くのにと疑い、ともかく１袋買ってみました。結局わかったのは、ガイド氏の日本語がおかしいのとヒシの実であることでした。私はイナカ生まれの人間なので、小さいころはお盆のころになると池に行ってヒシの実をとってきて、ユデて食べたものです。日本のヒシの実は忍者のマキビシの元になるような形で４つの角があります。ここのヒシは２つの角しかありません。味はよく似ていますが、すこしイモに近い味です。超級市場や普通の市場でも見かけないのですが、ものを知らないガイド氏でも知っていたので、こちらでは普通の季節の食べ物のようです。
ホテルに帰り、ガイド氏にバス代もふくめて精算をしました。マイクロバス＋運転手＋ガイド＝３５００ＮＴ（１４０００円）名所の拝観料金＋駐車代＝５２０ＮＴで合計４０２０ＮＴ，端数をきって４０００ＮＴ（１６０００円）となりました。やすくしてもらっています。タクシーを１日貸し切ると現地人価格で２５００～３０００ＮＴですから。明日もバスを使うかと聞くので、イヤ明日は高雄市内を勝手にブラブラするので不要だ、と答えるとガッカリした顔に見えました。使ってもイーンダけどね。少しは節約しないとコワイ人が横についていましので。シャワーで汗をながしてから３人でかって知ったる中華料理店へあるいていくことにしました。通りに見慣れない店ができており、すべてコーヒーを売り物した喫茶店で、ホテルまわりだけで３軒もあります。去年はまったく見かけなかったのですが、流行なのでしょう。そのうち１軒はドトールコーヒーでした（日本と同じチェーンかな）。

１０年近く工事を中断したままの向かいの高層ビルが何と完成しかかっているようです。目ハシのきく誰かがオンボロビルを安値で買いたたいて、仕上げをした上で高く売り出すのでしょう。場所は市内中心部で愛河のほとりで最高です。もう１軒の中断ビルも並んでいますがこちらはそのまま無残な姿をさらしています。そんな街を見ながらようやくレストラン呉炒手につきました。この店のことはＮｏ．１０で書いていますのでそちらを見てください。今回食べたのは蒸し魚・空心菜のイタメ・ブタバラの甘酢・チキンのテンプラなどで、ジーサン向けに選んでみました。飲み物は台湾ビールとウーロン茶を頼んだのですが砂糖いりのパックを持ってきたのでことわり、店のタダの茶にしました。生台湾ビールはミドリ色のビンに入っており、いっそうアッサリしていて飲みやすいです。こんどは持って帰ることにしよう。
本日の経費（３人ぶん）
花蓮へのパック旅行代　　　　　５００００
マイクロバス＋運転手＋ガイド　１４０００
拝観料金＋駐車代　　　　　　　　２０００
昼食　　　　　　　　　　　　　　　８００
アイスキャンデー　　　　　　　　　１６０
菱角　　　　　　　　　　　　　　　　８０
ミヤゲの蜜錢　２ハコ　　　　　　１６００
夕食　　　　　　　　　　　　　　６０００
合計　　　　　　　　　　　　　２４６４０円

以降は次回に

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