12.リビア/ローマ遺跡
1981年のトリポリ駐在期間に同僚や客といっしょに古代ローマの遺跡見物に行きました。
リビアそのものが入国しにくいとあって、その田舎にある遺跡など知られていないのですが、逆に駐在している人間には気晴らしになるのでたいがいの人は見にいくようです。遺跡の入り口には訪問した記念のノートが置いてありパラパラめくると世界各国からの人がいて、当然日本人の名前もありました。
遺跡の名前はレプティス・マグナ。北アフリカのローマ遺跡では最大ではないでしょうか。あまりに大規模なのに修復の資金がないのとで荒れ果てた感じがします。
中心部の広場を壁の上から。かなたに地中海が見えています。
足元を。修復の手がまわらず石材を並べてあるだけ

浴場横にあった公衆便所。大理石で立派なのですが隣どうしでまる見え
もともとは横長の大理石板に丸い穴があいていて、そこから真下にウンチを落とします
ところがそれだとオシッコができません。多分足元の溝がそうではないかと睨んでいるのですが
でも座ったままシッコするのか溝の前に立ってするのか不明です
壁の構造がわかるでしょうか。レンガ積と石積の併用です
かなたの壁に斜めの影が見え、その高さが屋根だったようです
柱・壁のクローズアップ。石灰岩の積石に大理石張りです
石材の継ぎ目が残っていました。上下につなぐ鉄のクサビが見えます。隣とつなぐホゾ穴が左に。黒い丸いのはカメラのレンズキャップです

ローマの都市は海岸に栄えた例が多くレプティスもそうです
ここに若い頃の私を発見してしまいました。
もう亡くなった方もいます。
どちらにも合掌(^^)

別の日に皆で遠出してレストランで食事会。な〜んにもありません
この出ッ腹のクソオヤジとよく口論しました。1勝2敗ペースかな?
ムサイ男ばかりで食事。アルコールは一切禁止ですからファンタオレンジと黒猫印コーラくらいしかないのです

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