14.シンガポールの足裏マッサージ
ジャカルタに駐在し始めて1ケ月。ビザの切り替えにシンガポールへ行きました。1泊2日の旅。指定されたホテル(中華街にある)にチェックインしてすぐ代理店に向かいました。結構大きなビルの中にある事務所で、書類とパスポートを渡すだけで明日の午後2時に受取りに来いとのこと。トットと帰って周辺の探検です。
うろうろしたあげくに入ったビル(チャイナ・ポイント)の上のほう(このビルは螺旋になっていて何階か言えない)で足裏マッサージを見つけました。「健康之家・沈兄弟」という名前です。中に入ってマッサージをお願いすると、今日はもう満員で明日になると。それでもいいから予約をして出直すことにしました。
ついでに同じビルのすこし下にサロンがあり、そこで散髪をしてもらおうと恐る恐る「ヘアカットしてくれる?」と聞いたらニッコリ奥に案内してくれました。値段は忘れちゃったけど、ハサミのカットでシャンプーあり、顔剃りはなし、可もなく不可もなくというところです。
翌日、予約の時間ピッタリに行くと先客が1人いるだけで空いてました。白衣の先生が足裏の絵が書かれた髪を出してきて、名前・年齢・住所(これはホテルだけどね)を聞きました。要はカルテだそうです。店内の正面(受付けの背中)に「忍耐」の2文字の額がかかっていて、先生に聞くと字の通りの意味だと。ウェ〜〜怖い〜
3台あるマッサージ台のひとつで生まれて初めて足裏マッサージなるものを受けるのですが、1つあいた端では先客の西洋人のオバチャンがウメいてました。あ〜TVで見たのと同じだ〜〜
先生のマッサージが始まり足裏のいろんな場所を親指で押してみたり、曲げた指の関節で押してみたり、そのつどこちらの反応を見てはカルテに何やら書くんです。「あなたは胃が悪い。胃下垂だね。食事を速く食べすぎ」とズバリ当てられました。なぜわかるのか質問したら「秘密」の一言でした。足裏だけではなく、すねから太股まで、そして座りなおして背中も。最後に先生は「マッサージしたあとはここで水をコップ1杯飲んで、帰ってからまた1杯飲むように」「あなたの場合はそこ以外は健康です。悪い所があればそれに応じた足裏の部分が痛くなるのです。」「悪い人は週に1、2度来るといいでしょう」とのご託宣。ジャカルタからではちーと無理ですってば。
店を出ると足元がボヨンボヨンして変な感じです。
「健康之家(沈兄弟)」
#3-18, Chinatown Point, 133 NewBridge Road
Tel 534-2422
営業:月〜金 10:00-20:00
土〜日 10:00-18:00
実はその後ふたたびシンガポールに出てくる機会があり、とのときはこのマッサージ屋さんは祝日で休みでした。そこでマリーナ地区のモール内にある足裏マッサージへ行くことになったのですが、こちらはそれこそTVで見たようなマッサージ屋で観光客相手というのがモロわかります。
行くなら沈兄弟ですな(笑)
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