梅宮大社6  コメント付
場所 :京都市梅津
日時 : 2023/9/26
モデル:    Kanan

フリーになって半年のモデルさん、ようやく撮影のチャンスが。
絶対に体験のないはずの場所、まさかの穴場なのです。
撮影スタジオではないので廊下の遠くから配線ひきづりまわし
エアコンがあるだけ助かった残暑の午後でした。
お題は「中東」  なんだよ中東って? 中華と違うのか?
昭和初期(戦前)に建てられた本物の座敷建築で中東のお嬢様とか
ベリーダンサーになってもらう  そんな場違いな撮影です。


空は青く、高みに雲が流れています。


かすかな秋色を背景にこんな衣装を持ち込みました。
海外の通販サイトでゲットしたアフガンドレス(上着・パンツ・ショールの3点セット)


撮影前のスナップ。ずいぶん明るいので外光をどうにかしないと・・・


色とシャッター速度・絞りを調整して  これがメンドーなのです。


さらに照明を追加していきます。








ショールの向きを変えるだけで雰囲気はガラリと。









屋敷の外の世界にあこがれるアラブのお嬢様。










恒例の先端クローズアップ。 あっ足位置をいろいろ試したんですよ。






透けるショールで スケスケ遊び














床の間に緑の葉が落ちているかと、実は床下から伸びてきた蔦の葉
宮司さんがワザと残した気持ちがわかります。










↑この1枚にイタリアの香がするので、↓のように現像を変えてみました。



髪の毛をカキ乱してと注文するとこの通り。


ならば現像でも荒々しくいってみよ~か~


同じ衣装で、明るくクールにやってみようか?




同じポーズで色を変えてみました。









どこに明るさがあるんジャイ?!








こういうの 一度やってみたかったんです。


同じポーズで色を変えてみました。



これはモデルさんの衣装でのスナップ。


照明灯具を前面に。 モデルさんはボケボケ。




ワタシはこういうのスキです。






場所の予約返事メールに、いつもなら「宮司」とあるのに
今回は「橋本」とあったのです。 第二次大戦の戦史マニア
なら誰でも知るあの潜水艦艦長「橋本以行」を思い出すはず。
戦争末期7月30日、艦長として伊58を率い米巡洋艦を撃沈しました。
その艦名インディアナポリス 米国本土から原爆の部品を積み
ハワイ経由でグァム島まで届けた帰途の巡洋艦でした。
もちろん橋本艦長はそんなことは知りません。
気の緩んでいた巡洋艦は潜水艦への警戒しなかったため
複数本の雷撃を受け、瞬く間に沈没し多数の死者がでました。
巡洋艦艦長は生き残り、帰国後に軍法会議が開かれることに。
その法廷に橋本艦長が証人として日本から呼び出されました。
結局、巡洋艦艦長は有罪とされてしまったのですが、長い長い後日
名誉回復されます。艦長自身は1968年に自殺しています。
名誉回復は2005年のことで、橋本艦長は2000年に亡くなっており
式典には橋本の娘と孫が招待されました。
橋本は梅宮大社の宮司の家系で、兄が宮司をしており
戦後1976年に後を継いでいる。