梅小路2
場所 :京都市梅小路公園
日時 :     2022/5/29
モデル:Momo撮影会  姫

初めてのモデルさん お互いに緊張というか硬いのが当たり前。
このモデルさんの経験がどのようなのか知らないけれど
撮影を進めるうちにわかってきます。
立ち位置・身体の向き・目線の方向など 指示がどの程度必要なのか
撮影を楽しんでいるのか、仕事をこなすだけなのか。

地下道の光りは短い時間しか差し込みません。
角度・幅・色など変化し続け、それが屋外ロケの楽しさ難しさでもあります。
通りすがりの自動車・自転車・通行人なども。



コンクリート色ばかりでは寂しいので自動車が通り過ぎるのを待って。
地下道に差し込む強い光り。どこに立ってもらうかいろいろ試しました。


あえて一番ボケボケの写真をあげます。


静止したポーズよりも動作途中のほうが僕は好きです。


現像処理で色を変えました。


細い幅の光りがどう当たると良いのか↑↓探るのです。



地下道の外に出て強い日差しの中で不得意な爽やか撮影を。


空の広がりと足元日陰の広がりのどちらを優先するか?

この階段の好きな場所に立ってもらったのです。


古い写真ぽく仕上げてみました。








何もないコンクリートの色や模様や汚れとモデル位置をどうするか。
これが正解というのはなく、いつも悩みます。


たまたま通りかかった赤い車。モデルさんの視線も見えるとよかったなあ。


壁につけたサンダルを見せた立ほうが良かったなあ。


寂しい感じを出すよう現像でいろいろイジっています。


東梅逕(ひがしばいけい)
逕は径のことで小路と同じで、東梅小路となるわけです。


観光地でのスナップにならないように。


一瞬で撮ったのでボケボケですが、よく笑う明るいモデルさんです。
なので、場違いな設定とかくだらないポージングだとか、困るモデルさんを撮ってみたい。
全てのカメラマンはサディストです。


[ 脱線 ]                                       
地図を見ると梅小路公園のまわりに「八条坊門町」が3箇所も。

  ①公園南半分とJR敷地は   〒600-8836 下京区
  ②JR在来線と新幹線の間は  〒601-8472  南区
  ③大宮通の反対側には    〒600-8247 下京区
町名は同じですが郵便番号どころか区まで違うのです。
③の龍岸寺なら三哲通大宮東入ル北 八条坊門町 と書くのが京都人らしい。

「八条坊門町」が3箇所もあったり、JRの南北に分かれているのは
理由(経緯)があるはず。それもドロドロしたヤツが♪

坊門は平安京に由来します。(坊条制ってヤツ)
ナノデ、他にもないか探すと                    
 もともとは三条から九条までの朱雀大通に面して7箇所x2面あり
  例えば七条坊門小路は六条と七条の中間、現在の正面通りにあたり
       八条坊門小路は七条と八条の中間、現在の塩小路にあたる。
古い地図を遡るとナニか見えてくるかも?


1876年(明治8)鉄道は京都駅(当時は七条駅)まで。
しかも線路は八条坊門通り南縁を通っています。
坊門甼(町)は当然1箇所です。

ドロドロした理由を説明する資料は見つかりませんでした。
私の妄想は長くなるので割愛。 自分で妄想してネ♪


[脱線2]                        
今回のレンズの1本は買ってから数年放置してた
Micro Nikkor 55/2.8               
30年も前に製造された中古でございます。
僕は70年ものの遺物ヒモノ爺♪
使い方でなんとか生き返るかもネ。