高辻6
場所 :       京都市下京区高辻通
日時 :              2024/4/12
モデル:              大坂あい
BGM :          鈴木愛理 26/27
Sergio Endrigo Nelle Mie Notti

一ヶ月以上も前から企画していた撮影、まづは衣装から
①しなやかな手足を見せるラテンダンス衣装
②一転して着物、それも呂の留袖      
これが失敗の元とも知らず・・・  アリャ~~~~~~~


民家というより工場、機械や配電盤があるスタジオ♪


ソファに座っただけのスナップを1枚。
20cmのとんでもない高さのハイヒール、スッゲー


足先だけ失礼して

ときどき見える筋肉のスジ、フェチなカメラマンもいるはず。


「キャバレーの踊り子さんを足元から盗み撮りしたみたい」 ウケました♪
ダンス衣装は裾に錘りがあって回転するとよく広がるのです。


さらに暗くしてみました。暗闇の中に光る真っ赤なバラ。


かなり派手に仕上げてみようか。鏡の中の顔を入れるにはこの位置しかない。


 
右脚をこの向きにするため相当に無理なポーズをしてもらっています。
撮影そのまま                   現像処理後       
                           悩んだあげく回転せず
                           光ゴミを除去      
                           ごく少し顔を明るく  


私の用意した衣装にどんな下着でくるのか、無か黒か赤か
大胆で力強いポーズの似合うモデルさんです。


強い照明を逆光ぎみに当てました。

舞台がハネて疲れきった踊り子さんの気分が出ています?


椅子に上がってもらうと、この無理そうなポーズ。ヒャ~~~元気イッパイだ


同じポーズで横構図と縦構図と。あなたはどちらが好み?



ここで休憩。スタジオ隣の店で買ったドラ焼を。

 
撮ったまま                       処理後     
                              角度を微調整
                              右下を暗く青く




左手の工夫がまだ足りまセヌ
古民家・着物ということで気取った表情していませんかあ


オーいいですねえ。左手だけを指摘すると表情まで変えました。


立つ位置を指示しただけでポーズは一切おまかせ。
ようやくこちらの意図が決まり、それがモデルさんにも伝わりだしたか。


後ろの影がおもしろそうです。


鬼女のような手の影が桟と桟の間に来るように。
表情がお留守になっちゃったけれど♪


影ではなく実体側で同じ指を。
撮影時は気付かなかった赤い衣桁の光反射。まるで槍の柄のよう。


陰の黒い手と輝く髪の中のピンクの手、さて鬼女にふさわしいのは?


どう透けて見えるのか試したスナップ


裾模様の鶴が飛び立つように左手を上げると。襦袢の朱色がよく見えます。
この着物で再度挑戦するしかないなあ


障子に隙間をつくり裏からスポットライトを。

腰を下げてライトが顔に当たるように。


現像処理でスポットライトをずいぶん強調しました。


2時間あったのに撮影220枚、いつもの半分か。準備とおしゃべりが原因ではない。
それはいつもと同じ♪ 休憩にドラ焼食べたのも関係なし。
もうちょっと工夫したらもっと良いのが撮れたハズ、なんてね。
「まったく違う衣装2つは時間的に中途半端でしたね。狙いがさだまらない・・・」
「そうですね、もう少し追い込みたかったです。」
思うことはイッショかぁ   ワイ、もう一度頑張る!




[ 脱線1 ]                                    
BGMに使う曲・歌手はそのつど考えている。このモデル・あそこの場所
今回は                                    
[鈴木愛理 26/27] (26~27歳までの曲をまとめたもの)      
見掛けはカワイイだけのオ譲チャンだがどっこい実はスゲー    
毎週のNHK「Classic TV」でときたま聞かせる。            
[Sergio Endrigo Nelle Mie Notti] ジャズピアニストRenato Sellaniと
2人ともイタリア人、ともに墓の下。タイトルの直訳「私の夜に」   
若い頃の雄大さはないが、渋いなあ。モデルさんも好きだと。   

[ 脱線2 ]                                    
桜が散り始めた撮影日、通りすがりのあちこちにも。     
満開の桜ばかり持て囃すけれど、そうでない春もあるんだヨ
座敷の水盤に散らした花びら       
寺の門の奥に見える桜           
塀ごしに伸びる枝              
向こうの山にポツンとあるボケ       
かすかに塩っぱい桜茶           

[ 脱線3 ]                                    
毎年早春になると「土筆ツクシ」を食べたくなる。
淀川の堤防にたくさん生えてはいるが、犬の・・・
京都で貧乏学生の頃、採ってきたツクシのハカマを取り
下宿のオジーチャンから卵をもらって「土筆の卵閉じ」
そんな話を家内にすると、食べたことがないと。
僕は大阪の郊外に住み、小学校へはタンボを突っ切る近道
要するにイナカモン     
一方の家内は家の前は国道で市電も走っていた町の子
ツクシなど近所にはない。もちろんわが子も食べたことがない。