高辻10  コメント付
場所
京都市中京区高辻通御幸町西入ル
日時
2025/12/5
モデル
なすたろう

コロナ流行のせいで東大阪の廃墟撮影スタジオを閉め、京都に移転して5年目
大家の都合でここからも移転するとの知らせ、急遽撮影をしようと。
モデルさんは、ここの近くの扇子店を借りての撮影をお願いした方。
今回は着物ではなくラテンダンスの衣装で挑戦です。

モデルさんにとっては妖しい雰囲気のスタジオ、昼間からカーテンを閉め切り
薄暗い照明と強烈な照明を混ぜ、2時間ほぼ同じ場所で撮影。
まあこれもいいかな。 思っていた以上の写真が撮れたので、加工は一切なし。
鳥肌の立つほど寒い中、ガンバッてもらいました。


スタジオのごく一角を カメラ設定のため撮影


色温度設定の確認  青っぽい↓で決定



舞台が終わったダンサー  の雰囲気出てます?


なぜ泣いているのか? この直前の1枚で大きなクシャミをして偶然にその顔が泣き顔に。
普段の撮影注文では笑う・怒る・すますなどあるけれど、泣き顔はないとのこと。


う~んオンナは嘘つきだぁ・・・


舞台で失敗したのか それとも恋人が女を連れて見に来たのか


ピンヒールで殴るのはヤメてね。


↑手と脚の距離だけ気にしたが  ↓左腕が邪魔なので画面を整理



足を揃えるよりも ①片方の膝を高く ②片方のつま先を前に  どちらが好きか?



機嫌の直ったダンサーさん

ウ~ン ここはタバコの煙が欲しいゾ。






撮影前の確認でストッキングを 網にするかしないか
できあがった写真を見ると 心が揺れるんデス。


偶然に鏡の中にもモデルさんが見えたので、見せ方を探り探り。


窓の外から更衣室を除く気分?


照明灯具からの光漏れがおもしろく、ちょっと高さを変えるだけで雰囲気はガラリと。


ちょっとコワイ微笑み。 う~ん右手の指が邪魔だなあ。


逆光ぎみの青照明の当たり方に気を取られておりました・・・


青いLED照明だけにして、露出をイジッてみました。



設定は変えずにカメラを移動。 繰り返すと結構キマス・・・何が?



色もボケもイジッていません。かすかに肌色やドレスの色があります。


強い照明を入れるとこんなもの。なぜ片足素足?聞かないでください。


靴の色はもっと赤いのですが、明るい中ではどう調整しても発色せず。なのでこれは失敗作です。


舞台袖か奈落で落ち込むダンサー


恒例のパーツ撮り。 アーでもないコーでもないと試したんですよ。


その中で、壁に落ちた手の影を見つけました。


カメラマンの掌で踊るモデルさん  そんな気分で。


撮影終了! さあ帰ろ!



[ 閑話休題 ]                                             .
         御所から南側は幕末の禁門の変で大規模に消失し、その後再建されました。
このスタジオもその中の1つです。
さらに古くは応仁の乱では市内全域が荒廃したとのこと。


1467年から1592年の間の地図[中昔京師地圖]です。 東西に走る上の道は四条通、下の道は五条通(現在は松原通)
五条坊門通りは現在の仏光寺通、高辻通りは今も同じです。
左側を南北に流れるのは夷川、右端には祇園社が見えます。


幕末1862年の地図 北から錦小路・四条・綾小路・仏光寺・高辻・松原と現在と同じ
今はない川や堀が多数みえます。河原町は実は洛外だったのがわかります。
中央に赤着色で仏光寺御門跡があり、スタジオ位置はそこから読み取れるでしょう。