高野5
場所 :京都市一乗寺
日時 :  2023/11/30
モデル:       yuka
撮影会を卒業して以来、久しぶりの元気な姿で現れたモデルさん。
お忙しそうでナニヨリ♪
今回の撮影は場所と時期だけ提供してあとは野放し。
この1年でどう変ったのか楽しみであります。





街も電車もバスも観光客だらけ、でもここはホレこの通り。


犬の散歩姿の割合が異様に高い神社なのです。


白状します。ちょっと色を盛りました。


白状します。ちょっと地味に仕上げました。




モデルさんへの指示は「この石に座って」だけです。


モデルさんへの指示は「ここで捨て猫になって」だけです。




同じ調子の写真ばかりではアキてくるので。




実はもっと薄暗い林なのですが、ワザと明るい目に仕上げています。


いろいろなポーズの中からワザとこの1枚を選んでいます。


杉の林を抜けると別世界。


場所だけ指示してあとは放し飼い♪




背景がどうしても許せないのです。
あっ それは通行人ではなく並木の光と影がチラチラとウザイのです。


というわけで、カメラを変えて再度撮影。いかにもなポートレート写真、ちょい反省。




本業モデルさん風の撮影。あっでも服の皺が気になるからちょっと違うか?




↑↓ほとんど同じ撮影で、仕上げを変えました。 あなたの好みはどちら?
モデルさんへの指示は立つ位置だけ。



石段に落ち葉があればなあ・・・ 大きな1枚を持つ手もあったか・・・


好きだなあ、こんなモデルさん。 着物でもトンデもないポーズできるのかぁ???
(石垣に苔がついていない場所を選んでおりまする。ハイ)




普通なら採用しないカットですがOKとしました。


白線の端を指定すると撮影の意図を察して対称なポーズをしてくれました。
う~ん、スゲーゾ 育っているなあ(身体じゃない)



夕日の下り坂の真ん中で突っ立ってもらいました。




ピンボケがかえって柔らかさ・優しさを表しているような気がしたのです。


モデルさんへの指示は「影が面白いから背中向いて」


背景の2人が通り過ぎるまで何枚も撮影。一番良い影位置の1枚を選択。




ずいぶんイジりました。色・明るさ・コントラストなどなど




神社の裏はワンコの散歩道、人間より数が多いのです。
撮影している僕の後ろに2匹も。


眼でみた明るさならこうです。


カメラ設定は変えず、現像ですこし明るく。






閑話休題                                     
修学院駅から東に伸びる道は曼殊院道                 
北東に伸びるのが修学院道               
駅から西に比べて変化は小さいのですが、遡って調べてみました。

2023年現在の衛星写真                   
鷺森神社と曼殊院の間には製薬会社の薬草園が。  
なのでタンボや畑は少ないのです。           


1972年の航空写真                      
薬草園は変りませんがタンボが増えています。     
拡大すると僕の下宿屋がみえます(今はないけど)  


昭和21年、終戦直後に米軍撮影の航空写真     
右端中央に曼殊院、写真中央の森が鷺森神社    
タンボと新興住宅街が左のほうに見えます。      
左端で道が集まるのが現在の修学院駅         


明治30年(1897)の地図                   
修学院道はありますが、曼殊院道は見えません。   
修学院村と一乗寺村の一部を除いてタンボばかり   
写真中央の山花(今は山端)が修学院駅です。    


1778年江戸中期の絵図  内容の説明がいります。 
左に南北に「流れる高野川、その中程に山花     
山花から左上に伸びた先が修学院村         
修学院村の南側には一乗寺村、その東に竹内門跡 
これが曼殊院です。 近くには姿を消した寺寺が。