力強い眼が魅力的なモデルさん、今回は始めての紅葉ロケ撮影だそう。
秋の京都は観光客で溢れるのですがそれは一部の有名どころのみ。
私が案内するのは50年前から観光客は少ないのです。
それでも見かけるのは外国人が半分以上♪ なぜここに?
どうやってここが良いと知った? まあどうでもいいけど・・・
50年前よりも寂れている印象(店が数少ない)
気をとりなおして撮影ジャ~ぃ
屋外ロケは思わぬ出会いや風景・場面に出くわすことがあり
前回と同じことには決してならない、決して同じことはしない。
今回も意外な風景にでくわしました。モデルさんに感謝。
何の工夫もないスナップから始めてみよう。
モデルさんの魅力である眼を隠すサングラスで遊ぶことに♪
若い頃のマイケル・ジャクソンを狙おうか(笑)
陽が傾くと光の射す場所が次第に限られてきます。
こんな裏参道にも通る人がチラホラ。それを避け、光を探し・・・
逆光でフレアが激しい撮影位置で♪
次の目的地への途中で。ただのスナップです。
黒コートにサングラスはマイケル・ジャクソンですが、ポーズは・・・秘密
池中の島でサギが目の前を横切って神社の屋根に。
曼殊院の少ない観光客の大半は外国人。撮影スペースが空くのを待って。
どんどん光が移動したり暗くなったり。モタモタしてると撮影チャンスを失います。
この勅使門の階段が一番のスポット。いつも悩むのです、どんなポーズがいいんだろう?
現像を変えてみました。
すごく力強いです。○○○(自粛)みたい♪
強い夕日の射す駐車場、撮影も現像も結構あそびました。
塀と夕日が平行なので、ほんのちょっとした位置・向きによって影が大きく変化します。
帰り道で薬草園の雑草を焼く煙が広がり、冬の朝もやのよう。
スタジオでのスモークと同じく、こちらの思うようには流れませんが。
近くに住んでいた頃ですら見たことのない光景。モデルさんの幸運に感謝。
激しいフレア・中途半端なポーズ途中
本来ならボツにする写真なのですが、これもイケルと思い直したのです。
モデルさんへの注文は「そこにボーっと立つ」でした。
月は東に日は西に。 この頃にはズイブン男らしくなりました。
最初の神社に戻ると辺りに夜が忍び寄ってきました。かなたに紅葉が。
モデルさんの成長途上の欠点、ポーズに注意が行くと表情が失われる。
スナップ風ですが実はいろいろ注文つけたアゲクです。
日没直前の最後の光。 モデルさんは何を考えていたのかいなかったのか。
閑話休題
曼殊院は門跡寺院で天皇家と関係が深い。
西を向いて勅使門があるが、なぜかいつも開いている。
その理由は調べていません。
最澄が比叡山に開いた延暦寺のうちの1坊として
9世紀始めにはあったが、その後いくつかの場所を
転々とし現在地になったのは江戸初期です。
こんなことはWikipediaに載っているのでおもしろくない。
ちょっと違う小ネタをば
奈良県帯解に尼門跡寺圓照寺(別名山村御殿)がある。
大和三門跡の1つ。 一般公開していない。
後水尾天皇の第1皇女が出家し京都修学院の庵を開いた
のが圓照寺の始まりで、後水尾天皇による修学院離宮の
造営のため圓照寺は現在地の北隣の八嶋に移転する。
さらに現在地山村に再度移転する。
このとき、天皇の后(徳川秀忠の娘)の援助を受けている。
圓照寺の先々代住職山本静山尼の出自については
有名な噂話があったが割愛。圓照寺は三島由紀夫の
小説に登場し三島自身も何度も寺を訪れたとか。