高野4  コメント付
場所 :京都市一乗寺
日時 :  2023/11/21
モデル:     Kanan
力強い眼が魅力的なモデルさん、今回は始めての紅葉ロケ撮影だそう。
秋の京都は観光客で溢れるのですがそれは一部の有名どころのみ。
私が案内するのは50年前から観光客は少ないのです。
それでも見かけるのは外国人が半分以上♪ なぜここに?
どうやってここが良いと知った? まあどうでもいいけど・・・
50年前よりも寂れている印象(店が数少ない)
気をとりなおして撮影ジャ~ぃ

屋外ロケは思わぬ出会いや風景・場面に出くわすことがあり
前回と同じことには決してならない、決して同じことはしない。
今回も意外な風景にでくわしました。モデルさんに感謝。





何の工夫もないスナップから始めてみよう。


モデルさんの魅力である眼を隠すサングラスで遊ぶことに♪

若い頃のマイケル・ジャクソンを狙おうか(笑)




陽が傾くと光の射す場所が次第に限られてきます。
















こんな裏参道にも通る人がチラホラ。それを避け、光を探し・・・










逆光でフレアが激しい撮影位置で♪








次の目的地への途中で。ただのスナップです。


黒コートにサングラスはマイケル・ジャクソンですが、ポーズは・・・秘密


池中の島でサギが目の前を横切って神社の屋根に。


曼殊院の少ない観光客の大半は外国人。撮影スペースが空くのを待って。


どんどん光が移動したり暗くなったり。モタモタしてると撮影チャンスを失います。


この勅使門の階段が一番のスポット。いつも悩むのです、どんなポーズがいいんだろう?




現像を変えてみました。





すごく力強いです。○○○(自粛)みたい♪




強い夕日の射す駐車場、撮影も現像も結構あそびました。





塀と夕日が平行なので、ほんのちょっとした位置・向きによって影が大きく変化します。


帰り道で薬草園の雑草を焼く煙が広がり、冬の朝もやのよう。
スタジオでのスモークと同じく、こちらの思うようには流れませんが。


近くに住んでいた頃ですら見たことのない光景。モデルさんの幸運に感謝。






激しいフレア・中途半端なポーズ途中
本来ならボツにする写真なのですが、これもイケルと思い直したのです。


モデルさんへの注文は「そこにボーっと立つ」でした。


月は東に日は西に。 この頃にはズイブン男らしくなりました。




最初の神社に戻ると辺りに夜が忍び寄ってきました。かなたに紅葉が。




モデルさんの成長途上の欠点、ポーズに注意が行くと表情が失われる。








スナップ風ですが実はいろいろ注文つけたアゲクです。






日没直前の最後の光。 モデルさんは何を考えていたのかいなかったのか。




閑話休題                                  
曼殊院は門跡寺院で天皇家と関係が深い。        
西を向いて勅使門があるが、なぜかいつも開いている。 
その理由は調べていません。                 
最澄が比叡山に開いた延暦寺のうちの1坊として     
9世紀始めにはあったが、その後いくつかの場所を    
転々とし現在地になったのは江戸初期です。        
こんなことはWikipediaに載っているのでおもしろくない。 
ちょっと違う小ネタをば                      
奈良県帯解に尼門跡寺圓照寺(別名山村御殿)がある。 
大和三門跡の1つ。 一般公開していない。         
後水尾天皇の第1皇女が出家し京都修学院の庵を開いた
のが圓照寺の始まりで、後水尾天皇による修学院離宮の 
造営のため圓照寺は現在地の北隣の八嶋に移転する。 
さらに現在地山村に再度移転する。             
このとき、天皇の后(徳川秀忠の娘)の援助を受けている。
圓照寺の先々代住職山本静山尼の出自については   
有名な噂話があったが割愛。圓照寺は三島由紀夫の   
小説に登場し三島自身も何度も寺を訪れたとか。