大阪駅2
場所 :大阪市北区 大阪駅周辺 
日時 :      2018/12/11 
モデル:         Yoko 
戦災を受けずに古いまま残った下町での撮影を計画していたのですが
下見してみると記憶の街並みとずいぶん違っていました。 残念
気を取り直して心機一転、場所は大阪駅の周辺、駅ビル・地下街です。
平日昼間でも人通りは多く、通行人の流れの隙間を狙って撮り逃げです。
モデルさんへのお題は「クールな場所でクールな撮影
場所がクールなら、天気もクール・今季一番の冷え込み。
衣装はモデルさんにおまかせ。 さて、どんな姿で現れるか


大変カッコイイ風景ではありますが、ポートレートの背景には難しい・・・
ビルのスケール感が表せず、ごく近くの看板に見えてしまうのです。




建物とモデルさんの中間に何かがあるとうまくいきそうです。




遠景にもいくつか配置してみると画面がすこしゴチャゴチャしだしました。
工事中の建物が原因です。


背景をボカしてはみたのですがダメですね。


遠景を大きくボカし、中景はすこしボカすとうまくいきました。


中央横に並ぶ玉ボケがわずらわしいです。


風でもっと乱れたほうがよかったなあ




今回一番好きなショットです。


まさかここが大阪駅の上だとは思わないでしょう。
寒い→顔がコワばる→悲しそうに見える→クール  安易ですねえ









大阪駅は面白い場所ですが、ポートレートの背景にするには難しいッス。






凍えた体を温めるには店内がイチバン。反射した光にピントをあわす手もあったなあ。




某通販カタログのモデル写真を念頭に撮影してみたのです。





地下道は通行人がひっきりなしで、チャンスは待つしかありません。
後ろに通行人のいない写真と比べて、こちらを採用しました。


こちらは逆に通行人のいない瞬間を選んだのです。


クリスマス前の華やかさですが、実は背景にトンデモないオブジェがあるのです。秘密。


この穴の上に立ってもらって下から見上げる手も考えたのですが断念。


結果はこうです。 穴の下に立ってもらって、さらに下から見上げて撮影。


普通は素通しのガラスから外が見えるのですが、エレベータが通るのを待ちました。


同じ場所ではなくエレベータの中で、似た光景になるように乱写しましたデス。




ニコン使いなら場所がわかりますよね?






通路の一角の演奏コーナー(無人)にギターを弾くオブジェがあり
今回は影絵遊びではなくオブジェと遊んでみたのです。




こういう強烈な場所ではモデルさんは負けます。それなりの衣装・ポーズ・照明が必要。


これのどこがクールやのん?????
脱線   「クールやのん?」で思いつきました。 「クールやねん?」とどう違うか。
「のん」には「ねん」にない優しい響きがあります。 女性の言葉です。
「の」でもよいのですが、その場合は鼻音で語尾を高くしてね♪
大阪弁といえばテレビから溢れる汚い言葉を大声で叫ぶ印象しかないですが
女言葉はふんわりとゆっくり話すものです。 男女平等!なんて知るか!
さらに連想して                                 .
やしきたかじん「やっぱ好きやねん」 これは断定の「ねん」です。
たとえ語尾を上げても変わりません。
歌としては納まりがよいのですが、実際に女性が使うとドウモ・・・
「やっぱ好きやでぇ」 これはイケマセン。濁音が汚いです。
「やっぱ好きやん」  語尾を上げて同意を求める意味です。
一方、「のん」は明らかに疑問です。語尾を下げてはいけません。

さらにさらに連想して                              .
長谷川きよしの歌詞には濁音が少ないのです。
言葉と音の世界に生きる人ですから。






後半は地下街・某事務所ビルでとりとめもなく撮影しました。
クリスマスの飾りつけが溢れ、クールとは言いがたい場面もあります。
ゴチャ混ぜが大阪らしくて宜しい、と言っておこう。