南森町 [編集前]
場所 : 大阪市北区天神橋
日時 : 2023/2/11
モデル: プリベラ撮影会 Kanan
BGM :Gigliola Cinquetti/non ho l'eta
初めてのモデルさん。撮影スタジオも初めて。 今年は初物づくしか♪
カメラマンもレンズもオールドファッションだぜぃ。
モデルさんの紹介写真は見ていたのに、予想を上回ってきました。
どうしようか えぇーいドーニカナルサ。
おわび
撮影にあまりに熱中したため、狭いスタジオの一角を長時間専有
他のカメラマン・モデルの方々御免なさい。
実は露出設定が晴天屋外用で真っ黒に写っていたのを無理やり復活。
本来の明るさで撮影するとこうです。狙いはモデルさんをリラックスさせるだけ。
自然なモデルさんは放し飼いしたほうがよいかも、ですが今回はスタジオなので自粛。
モデルさん曰く、減量予定だそうです。 そんな必要ないと僕は思うんだけどなあ。
痩せていて手足が長い美人、であっても2度と撮りたくないモデルさんもいます。
撮るたびにバケるモデルさん、素敵だなあ♪
ソファーで寝転がる提案、いただきましょう、じゃあこんなポーズ。
バレンタインデーならばこんなCM写真風も♪
仰向くと頬の筋肉は垂れやすいので正面撮りは意外に難しいのです。
もう1枚宣伝写真風に。 ン?何の宣伝だ?
↑↓は仕上げのテイストを変えてみました。
非常に敏感なピント面のレンズ、目より数センチ遠い髪の毛に合っています。
目の表情が驚くほど豊かで、いろんなことさせてみたいモデルさんです。
珍しく顔のクローズアップが続きます。
指の影がどう見えているかわかっていないですが イケてます。
影絵遊び中。 キツネ・犬・鳩 いろいろ 光源と手と壁の距離に応じて変るのです。
勘の良い人は右手と影が一致していないことに気がつくでしょう。
影とジャンケン 失敗は顔の向きでした。
身体のフォルムと影の曲線が一致せず不思議な1枚に。
腕の三角内をもうすこし明るくして顔の輪郭を・・・ 後の祭りです。
ときどき少女に戻ります。 意図してはいないと思うのですが
意識的にできるんだったらスッゲーなあ・・・
なにしろこうなんですから。
不機嫌な女 できました。
さらに激しくいってみよう~
大昔のLPレコードジャケットを思い起こして。 歌手「ジリオラ・チンクェッティ」
こういう怠惰なポーズ好きですか? キラキラのネックレスつけると完璧か。
いつも1枚は足のクローズアップを撮るのですが、ストッキングだったので手先に変更。
さらに連想して、理不尽な土下座を強いられるポーズ。 涙の2滴ほしいいいい
下らない遊びにおつきあいしてもらいました。
ホラー映画になっていますが、強烈な表情ができるのか試してみたのです。
綺麗な壁で撮ってみたいとモデルさん。いろんなものを移動して。
緊張感のあるアキレス腱を撮りたかったのですが無理かも・・・
ならば、上体のねじりを強調してみようか。
ポーズに意味はありません。
高慢なイタリア貴族の娘 といった設定がいいかも。
激情を示すには腕を上げたほうがいいか?
少女。 爺は大昔の歌手「カルメン・マキ」「浅川マキ」を思い出したのです。
もう少しオトナの女性。 爺は「キャロル・キング」と比べて・・・
イタリアのお母さん風になってしまって、大変申し訳ないデス・・・
こちらのエラソーに怒る写真でご勘弁を。
背中からの逆光に浮かぶ髪の毛、それでも顔がかすかに見える
本当は照明だけでヤッツケたかったのですが、現像のチカラを借りました。
[閑話休題]
南森町という地名から「北森町」は?と疑問を感じませんか。
ありましたとも。 なくなったのは意外に新しく
1978年(昭和53)
それまでの北森町は天神橋筋と南森町に区分変更されました。
この年には大阪市内の多数の町名が合併消滅しています。
次に示すのは1955年の地図で、今はない町名がゾロゾロ。
[閑話休題2]
Non Ho L'eta 歌:Gigliola Cinquetti
詞曲:Mario Panzai/Nisa
発表:1964
日本では「夢みる想い」の曲名で伊藤ゆかりが歌いました。
当時はシャンソンやカンツォーネがそこそこ流行しており
ラジオでも30分番組があって、マセガキは聞いていたのです。
ある年代にはそれなりの楽曲が思い出として残り
何かのきっかけで思い出すのです。
それは、味覚だったり、母親の声だったり、友人の絵だったり
どういう連想回路なのかわかりませんが、突然浮かぶのです。
逆に何も音が思い起こせなかったりすることも
阪神大震災の直後、ガレキを乗り越えて大阪から神戸に通った
映像は思い出せてもなぜか音や声は出てこないのです。
人間の記憶というものは摩訶不思議♪
[閑話休題3]
モデルさんの名前 Kanan
なぜか聞き覚えのある響き、 思い出した アレだ!
インドネシア語で「右」なんです~ 「左」はKiri
なぜそんな言葉を思い出したのかというと
20世紀末、スハルト政権が崩壊する直前にいたころ
タクシーでよく叫んだのです。 Kiri Lurus Lurus Kanan!
チャウ! 行き過ぎや!
モデルさんの名前がこれかどうかは不明ですが
もしも、大阪弁の「カナン」だったら大ハズレです。