御影公会堂
場所 :  神戸市東灘区御影石町 
日時 :       2020/2/16 
モデル:Artreit レイコ・キナナ 
撮影会場の御影公会堂は前を何度も通ったのですが入ったことはなかったのです。
いろいろな撮影会がここを会場にしています。
今回は本業に近い建築写真も混ぜています。文化財とはいえ現役で使っていくための
改造部分が気になったのです。



市松模様のガラス天井とそのさらに上の採光ガラス屋根の骨組みが↑と↓でズレているんです。



色はイジッています。このほうが面白いかと。






フラメンコを踊り終わった決めポーズもどきをお願いしました。


これもその続き。












屋上への裏階段、暗〜い撮影がしたいモデルさん。ご要望に応えて照明を消し青白いスポット照明を追加。


さらにスポットを絞ってドレスだけ明るく。


モデルさんが随分お気に入りの場所。現像処理でかなりイジりました。




手品ショーの1コマみたい。スポットを安易に使うとこうなります。


すこし改良した結果。 まだまだ・・・






カメラを縦にしたり斜めにしたりいろんなことやっています。








立っているだけでは飽きたらずモデルさんがこんなことを。


さらには後姿も撮ってほしいと。お尻に光を足すよう命令されちゃいました。










色をどうしようかと迷っています。青くしたほうがいいのか・・・




モデルさんはノリノリですが、私はマンネリ気味。どうにか新しいことをやってみたいのですが。


どうしても許せないのです。2人の間の壁に落ちる影が。


この天井が面白いのですが、モデルさんを配置してどう撮影するのか思いつきません。



御影公会堂は白鶴酒造の当主嘉納治兵衛が寄付し、大林組が施工を請け負ったもので
完成は1933年(昭和8)工事期間はたった1年の突貫工事です。
柔道の嘉納治五郎を記念して嘉納記念館に建て替える計画が阪神大震災の直前にあったのですが
地震でも公会堂は無事で結局建て替えはウヤムヤに。補強工事をして今もそのまま使われています。
治五郎と治兵衛の関係はわかりませんが、灘の酒造家嘉納財閥にからむのは間違いありません。
本家の本嘉納は菊正宗、分家の白嘉納は白鶴で有名です。嘉納治兵衛は分家の当主でした。
灘高の前身である灘中学校は本嘉納の当主が設立したものです。