白沙村荘
場所 :京都市左京区浄土寺石橋町 
日時 :       2017/12/7 
モデル:Artrait     きなな 
ここ白沙村荘は昭和初期の日本画家橋本関雪の屋敷で、有料公開されています。
今回のお題は「老舗の若奥様」  モデルさんはどう答えてくれたでしょうか。
いつもだったら、何も考えずにポーズしてもらって淡々と撮影するのですが
「色々なポーズだけでなく表情まで変えてみせるのがモデル」
などと言った手前、今回は表情に注文をつけることにしました。
「場違いでも無意味でも嘘でもいいから笑って」
作り笑いも数をこなせば、それなりに落ち着いてきます。
無茶なお願い、ごめんなさい。


奥様にしてはかわいすぎるので、撮り直しです。








ずいぶん良くなりました。もうチョイです。












このモデルさんはときに力強さを表わすことがあります。




池のそばの茶室がなぜか昭和レトロな感じがして
「市営住宅の前に立つオネーサン」 2人で首をヒネッていました。








ちょっとコワイ薄笑い、まわりの状況と無関係に作った表情、これが今回の狙いでもあります。


お遊びで「場違いなポーズ」をしてもらいました。




はいそこで嘘笑い、 でこのとおり。女はコワイ・・・






ずいぶん笑いがシックリしてきました。






座敷の廊下は昭和どころか戦前の香りがします。














屋敷からはこんな借景が広がります。かつては3万坪あったそうな。


これでは当たり前すぎて面白くな〜い。


ショールを巻いてもらいました。 まだフツーです。工夫が足りません。


モデルさんは知りませんが、○○子巻を思い出して被ってもらうと。


さらに巻きつけて目だけ出してもらいました。


せっかくの風景を取り入れました。
寒さを強調するためではなく、衣装・髪型・表情などがなくても眼だけでどうにかしたい
そんな大それた狙いを持ったのです。