京大3
明るい版
場所 :京都市左京区吉田本町
日時 : 2023/5/12
モデル: OhanA
ネットで流れてきたモデル写真(積極的に探したわけではない)
甘栗のような髪形、丸いような鋭いような顔、どんなモデルなのか興味が湧き
撮影依頼したのです。場所は学生しかいない大学構内。
実は、緑あふれる中での撮影がなぜか不得意なので、これをどうにかしたい
そんな不純なたくらみもありました。
お試し撮影で構内をブラブラ探索、さてどうまとめるのか何も考えずに。
この建物は農学部演習林の事務室として建てられたもので、明治の香りがします。
柱の名札「四明会」は農学部同窓会の名前だそう。
今回は表情については一切注文しなかったので珍しい笑顔。
お遊びで手の影を撮ったのですが、今になって影絵遊びのタネが見つかりました。
右手の影と左手本体だけが写っていると、ちょっと面白いかもネ。
普段はこんな表情の撮影はしないんだろうなぁ
モデルさんとの会話で「爽やかとかカワイイ系の撮影は?」と聞くと
ダークな写真が好きなカメラマンからの依頼が多いそう。
へそ曲がりな爺は 暗い撮影中にカワイイ表情を勝手に差し込む
そんなモデルさんが好きですネ。
モデルさんが隠れてアクビした一瞬、こんな髪を撮りたかったのです。
どんどんボケ度合いが激しくなります。
庭に伸びていた雑草。 振り返ったのは私の注文ポーズ。
同じ建物の裏側にこんなスポットが♪
ごめんなさい。ずいぶんイジリました。
いつもより破綻のすくない背景になりました。
この背景のコンクリート壁、現場で大変な苦労したんだろうなあ
どうせ設計は建築科のセンセ、工事が始まってからアンナコトしたい
コンナコトできないか、そんな無茶振りを現場所長に吹っかけたに違いない。
フワッとした優しさが出てます?
光と陰の自販機が面白いので。
青い衣装なので真っ赤な缶を持ってもらいました。
「寂れた商店街でヤサグレている」ともらすと、ホレこの通り。
前もって企画を作っておくと、それに似合った衣装で化けるんだろうなあ。
どのモデルさんも廃墟は大好きなものです。壊れたオモチャ、捨てられた自転車など
かすかに透けて見える肌色は、ジックリ見ないとわかりません。
余分な情報を消すと見えてくるのです。
逆光を受けてセーターの周囲が光るのを狙ったのですが、ちょっと足りない・・・
露出量と現像処理で色を大きく変えたのです。