画像処理
場所 :グランフロント大阪
日時 :2015年7月29日
モデル:渋谷かおり

今回は1枚の写真をどうやって処理したのか、順を追ってみます。
ですが、この写真ではタマタマそうしただけで、別の方法も無限にありそうです。
作者の好み、そのときの気分、その程度なので、自分ならどうする?と考えてみては。

 
微妙に違う2枚あり、どちらを残すか? 残したのは右側です。
あなたならどっち?
私が決めた理由は、顔の傾きと右手です。左側の写真では体の傾きと顔の傾きが逆です。
アゴが突き出ると体全体が前(写真の右手)へ動こうとするのを感じるのですが
その割に手摺を掴んでいるのが動きと反対なのです。               
もっと動きを強調する姿勢(手摺を掴まないとか)だったら左側を選んでいたかも。
右側の写真は動きは少ないですが、動作の矛盾がないのです。
モデルが左に寄っていること、右側に縦線が1本あることなど、懸案事項はありますが。


画面全体に落ち着いた色合いなので、ちょっと遊んでみました。
背景の赤いタイルをもっと派手にしてみましょう。          


人物以外の範囲の彩度を高くする(こんなことができるのです)        
手摺の金属光沢が強調されてしまいましたが、修正は可能です。         


全体の色を飛ばすとこうです。ベストと壁目地のグレーが邪魔です。


ほとんどオレンジ単色にしてグレーをなくしました。             
モデルさんのクールな表情が強くでていると感じません?           


元写真をセピア処理をしてみました。セピアなのに色調が無機的で好みじゃないです。



おまけ                
今回は怒った表情をお願いしたのですが
実際にはそんなコワイ方ではありません。