私はコーヒーがすきです。
ここ２０年のあいだ自分でインスタントコーヒーをいれて飲んだことはありません。自分でいれるなら豆をひいてからにしています。単にガンコなだけで、アチコチ飲みくらべてアソコがドーだとかコッチの店のナントカいう豆がウマイなどというヒマはないからです。２０年前から行っているキッサ店のアジになれただけで、その豆を買って帰って自分でいれているのです。
さてこんな私が遠くはなれたジャカルタでどんなことをしでかしたか
ジャカルタ市内中央部にある私の会社に、日本人の客がきてだれか日本人と話したがっている、と例の秘書嬢がわたしを呼びにきました。だれも心あたりがなく、あってみると、コーヒー豆の会社で、セレベス島にコーヒー畑もあると。行き帰りする日本人あいてに安く豆を直売しているのでドーかとのふれこみで、日本でいう「トラジャコーヒー」だそうです。オモシロソーなので、その畑を案内してもらるかとたずねると、問題ないと。ただしヘキ地なので、プロペラ機で飛んでからジャングル内の山道をジープで５時間かかると。イソガシーのでそんなに休みがとれず、遠慮しましたが、いまならゼッタイいきたい場所です。営業氏は見本の豆をもってきていたので、私が日本から送ってもらった豆と交換しました。すぐのみたいので、秘書嬢にどうすればこの豆を粉にひくことができるかきいたら、近くのデパートの地下食料品売り場にコーヒーミルがおいてあり、それでひいてもらえと。サッソクでかけていって、タダひくだけではあまりにズーズーしいので売っている豆も買って持ち込み豆をオネーチャンにひいてもらいました。これだけ苦労したコーヒーだったのですが、残念ながらとくにオイシーというほどでなく、値段も日本並みだったので、結局それっきりとなりました。営業氏の努力に比較して商品の品質が悪く値段も高いというみほんです。コトバにダマされないヨー注意してね。

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