60.サッカー場
ウブッの中心にサッカー場があるのはたいていの人は知っているでしょう。草ボーボーなのは見ての通りで、そこで小学校の子供がタコ揚げやサッカーをしているのは以前に書いたことがあります。たまたま、サッカー場の向こう側のレストランで食事した帰りに突っ切ってきて驚いたのです。
何が?って、それはそれは草ボーボーで歩くにも邪魔になるくらい、さらにそこらじゅうに水がたまっていて、グルグルと迂回したくらいです。いったいあのガキンチョたちはどうやってサッカーしてるんだろ?ボールはまっすぐ転がらないし、大きな草で足は取られるし、水たまりでスベルし。とてもハダシでサッカーできるような状態ではありません。
それに比べたらニュークニン村のグラウンドの方がずっと整備されていて、いかにも田舎の学校のグラウンドと言えます。
本当にあそこでサッカーの試合をするんだろうか?
何度も前を通ったり、遊んでいる子供たちを眺めていたのに、今年初めてサッカー場の中を歩いてみてようやく気がついたのです。
外から眺めていては、結局のところ本当のことはわからないものだと。実際に自分の足で踏んでみて初めて土の硬さ・草のにおいがわかるのです。
あまりエラソーなことは言えませんが、僕のHPではできるかぎり自分で確かめた事実と僕自身がどう感じたか、それだけを書くように心がけています。これは実はもう30数年前にオベンキョーしたサンテクチュペリの「夜間飛行」の一節が原因となっているのです。もうウロ覚えですが、経験豊富なパイロットが新人?に田舎の草原に着陸するときの注意をする場面があって、ある草原の手前に隠れてみえない小川を説明するのです。本当に必要な情報はこういうものだと、現在も思っています。NETで得られる情報は(特に情報サイト)万人にうけることを期待するあまり、結局誰にとっても役に立たないクズ情報でしかないと僕は信じて疑いません。その中からかすかなヒントを捕まえ、それを元に今度は個人の情報発信元を探し当てるのが、ダイゴ味ではあります。
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