沼へのお誘い
かつて ン十年前にバリ島へのグループ旅行を計画したことがありました。
親の介護や本人の病気など切実な問題続出で実現はしませんでしたが。
この文章はそれほど具体的な計画ではなく、行けたらいいよネ程度のもので
バリフリーク(熱狂的モノズキさん)に引きずり込むドス黒い企みなのです。
沼にハマってしまえ、そんな狙いにフラフラとしてしまうアナタ
気を付けようね
ナニしたい?
旅の目的はサマザマ、見たい・食べたい・したい・遊びたいだけでなく、移動することが目的だったり♪
ここではガイドブックにあるような一般的なものでなく、モノズキ爺の趣味優先でヘンなことを紹介。
なので、有名なレストラン・ショップ・寺などは出てきません。
前世紀のウブドはバックパッカーが多く、1泊千円以下の安宿(ロスメン)が普通でした。
長期間滞在してバリ舞踊やガムラン演奏を習う人もよく見たものですが、現在は・・・
さて、何しようかしらん?
ガイドブック(買う人いるのか?)や旅行ブログ(絶滅危惧種)ではなく
✕やInstagramなどのSNSで見かけるモノ・コトを探していませんかあ?
とはいえ、古臭い知識を自慢するのは恥ずかしいし、現在の知識は収集中。
遊ぶことの候補をチョイと紹介する程度にしておこう。
なぜウブドなの?
ほかにいろいろな場所があるのに、なぜウブドなのか? 理由があるようなないような・・・
白状します、ほかの島内観光地で泊まったことないんです。
そもそも有名観光地にはマッタク興味がないのですから。
タンボが残る田舎の雰囲気があって、それでもコンビニ・ワルン・小学校があり
病院やスーパーまで遠くない、そんなワガママを叶えてくれる
飲み屋もスタバもいらない、ミヤゲモノ屋なんて素通りする爺には最適 だったのですが
観光地化してしまったウブド中心部には興味がなくなり、その周辺をさまようのです。
かつてウブドの日本人観光客はほぼ全員がお世話になった観光案内所APA(すでに閉店)
その名物店長は今や「徘徊老人」と名乗って周辺をハイカイしておられます。
もう1名、古くからカバン屋をしている主は中心部からわが村近くに移転し
「行ったことがないのでウブド中心部が最近どうなのか知らない」と。
次第に変わりつつあるウブド、嘆きながらもまだ離れず近くに住みつづける
それだけ魅力がまだある、ということでしょう。
20年前、変わりつつある村について
そこに住む人が選んだ村の姿・生活スタイル、それが気に入らなければ
部外者の私はどこか別の場所を探すしかない。
そんなことをウソブいていました。 でも
ウブドから離れることはなさそうです。お帰りと言ってくれる人がいる限り。
いつもの宿は「昔のままであり続ける」ことを選択しました。
なぜウブドなのか? 便利なイナカ これが私の答えです。
バリダンス

これは公演終了後に舞台に上がらせてもらう女性たち
ウブドには数十ものダンスグループがあり、毎日どこかで定期公演しています。
海外公演に出かけるグループもあれば、村の青年団や子供だけのグループも。
公演スケジュールはいろいろな代理店が公表していますがマチマチで信用ならない。
今年は予定変更とか公演グループが解散だとか、必ず宿で確認してください。
アクセスのしやすさ(交通混雑のヒドさ)・食事をどうするか・送迎依頼も
公演終わりは9~10時、マックラ、多くの店は閉まっています。
ウブド中心部から遠い場所がねらい目か
例えば、Puri PeliatanやBarelung stageなど
実はわが村のレストランLakaLekeでは月水木曜でもディナーショー
ついでに、オダランOdalan についても
Odalanはバリの村々にある寺院の祭礼で、バリ暦で毎年開催されます。
純然とした宗教行事ですが外国人が見ること歓迎(参加はできない)
道路を封鎖する場合もよくある。(これがさらに大渋滞のモト)
また、寺によって日程は異なり、島内一斉ではなく地域一斉ですらありません。
残念ながら島内のOdalan開催情報はなく(かつてはAPAが収集していた)不便であります。
村の人々の一面を知る上で需要な行事なので、滞在中に近くで開催していないか宿に聞いては?
スパ
ウブド郊外にはホテル経営の超高級スパがありますが、入ったことないです。
私の興味は、ローカルが多い町サロン(スパですらない)探検なのですが
残念ながら多くはコロナで閉店してしまいました。
現在お勧めできるスパは2軒しか知らない(ウブドには100軒以上ある)
Milano Salon かつてウブド中心部で営業していた老舗サロンが
コロナで倒産した猿森近くのスパを買い取り移転してきた。
もともとヘアサロンだが、スパに力を入れている。
1時間マッサージ17.5万RP、上半身だけ30分なら10万RP
Alam Wangi ニュークニン村でAlamホテル系列店、ホテルから予約可。
1時間マッサージ29.5万RP、上半身だけ30分なら14.5RP
100万RP以上のセットメニューもあるが。
タンボ
ウブド中心部からはタンボの眺めはなくなりました。それだけ観光客が増えて
ホテル・飲食店・ミヤゲ店などが激増したからです。
それでも、案外と近くにタンボの眺めは残っています。(宿の裏にもね)
緑や黄色のタンボが見られるのはあなたの運しだい。稲刈り跡もよく見ます。
Raya Ubud通り(王宮からチャンプアン渓谷までの間)から北上する小道が3本

青い道:Champuan Ridge Walk
タンボではなく細い尾根道。途中に店もタンボもないが見晴らしバツグン。

小道に入ってすぐ左折。左折せずにまっすぐ上がると高級ホテルIbah。
曲がった先は案内が不親切だが他の観光客についていけばOK。
Youtube
黄色道:Subak Sok Wayah、いかにもなタンボ道が奥にある。
Google Street MAPの表示はないが、大通り近くは店がいくつか、タンボ道はさらに奥。

S字の坂を上がりきった突き当りのワルン前を左折。
Youtube
赤い道:Subak Juwuk Manis 昔のウブドはこうだったという見本。タンボしかない。
本当にココ行けるの?という狭くて危険な小道を抜けると♪
グルッと周るとKajeng通りからRayaUbud通りに戻ります。

店の裏道に見えますがこれがナカナカ。雨の後は危険。サンダル不可。
Youtube
キレイな景色を見たいなら「青い道」、タンボを見ながらCafeを楽しむなら「黄色い道」
昔ながらのタンボ道を歩いてみたいなら「赤い道」
ちょっと豆知識
Subakスバッ とはバリで伝統の農業用水システムで、その維持管理は村の人々の努力によるものです。
用水の公平な分配をどうするか、維持のための労働をどうするか、季節ごとに作業は違う。
家庭の事情で労働力を提供できない場合は代替をどうするか
あれやこれや昔からずっと続けられており、世界遺産となった地区もあります。
( VISAのCMで「プライスレス~」と言ってバイクで走った棚田 Jati Luwih )
宿の中を流れる小川、あれも実はsubakから水を分けてもらっているのです。
買い物
ミヤゲ屋よりも市場が好きな爺に聞かないでください。
値段をフッカケてこない店はこれくらいしか知らない(そもそも入らないから)
①銀細工 Studio Pelak
装身具ばかりだったと思う。かつて娘にピアス買ったが趣味が違うと撃沈・・・
②アタバッグ Ashitaba
間違ってもウブド市場なんかで買ってはいけません。ここのは長持ちします。
できればデンパサールの本店で。
③バティク衣装 Pithecanthropus
本物は高いっす。特に絹に手書きだと。
手書き>スタンプ>プリント
④布バッグ Sisi
村の近く、日本人のオバチャンが経営。
市場で買うのはハードルが高いので、ローカルスーパーもお勧め。
Delta Dewata ローカルな菓子・香辛料・雑貨などなど
Bingtang Superとか Coco Superは外人向けです。
デンパサールの巨大ローカル市場を探検するのはディープすぎるか?
食べる
旅先での大きな楽しみは「食事」 日本では食べることができないものとか
見たことも聞いたこともない料理とか キザな超高級レストランの西洋料理とか
欲望はひとサマザマ。 別項で紹介。
あんなことコンナコト
思いつくまま、あんなこと・コンナコトを並べてみました。お勧めするわけではありません。
体力がなくなった今はできないこと、在住の方の絶大な協力でできたこと
神様の許しのおかげできたこと、そんなことは省いております(ケチだなあ)
観光客など絶対に来ない村の小さな寺
滞在するたびに行くのですがローカルを見かけることも稀
360度タンボの中の小道
何もないタンボが楽しいか? 運が悪いと刈り取ったあとかも
デンパサールの生地屋街で買って村で仕立てる
バリ女性の正装クバヤは採寸してピッタリにするのが普通
MASAKO石鹸の工場直売所
今も昔もタンボのアゼ道を通っていくモノズキがた~くさん
バロンクッキーの工場直売所
洋菓子なんだが意外に買う人が。私は買わない。
いろんな蝶を放し飼いしているバタフライ・パーク
もちろん、イモ虫もサナギもいます
デンパサールで古くからあるコーヒー豆屋の店先で1杯
多数のホテル・レストラン・カフェは一体どこから仕入れるんだろ?
ジェンガラ陶器のアウトレット
できるだけ傷の少ないのを探してね
スッゲーアヤシイ薬の屋台ジャムー屋さん
運がよければ出会うかも
どこにでもありそうで少ない花屋
お供え花は市場ですが飾る切り花は店で
ホタル見物
村も開発が進み、見物はちょっと遠くまで
有名なヨガスタジオで体験
宿のすぐ近くにヨガスタジオあります
サヌールで手相をみてもらう
西洋の女性もローカルの女性も好きですね~
クロボカンのボタン専門店
子供のオハジキ代わりに大量に買いました
地酒Tuakを飲みたい
蒸留酒Arakは有名ですがTuakは仕込んですぐ飲むドブロク
ローカルビールはウマイのか?
Bingtang・BaliHaiは知っていても他にもあるのヨ
風邪ひいたら?
宿のオバチャン「白粥食べてひたすら寝る」だそうです
どうしても日本食
近くに2軒あります
ガムランをチャーター
結婚式で5~10人編成ガムラン+女性ダンサーを雇うのはよくある
散髪屋
クルクルまわるストライプは散髪屋の印、試したことないっす
サロンで金持ち気分に
マニキュアとペディキュアを2人がかりでやってもらう
今はない料理・超めずらしい料理
ウミガメ料理・犬料理・牛のシッポ煮込・クリスピーナマズ・味噌煮込うどん
ウブド周辺の王宮
ウブド王宮は有名ですが実は他にもあるんです、観光客の少ない王宮が
焼芋屋さん
ジャワ島でとれる芋を焼いている
オジサンが元気の素を食べる
ヤギ料理(串焼き・スープ)はオッサンの証し
体内からキレイに
オガクズ酵素風呂で30分忍耐!(マッサージはありません)
ダウンヒル サイクリング
ウブドのツアー屋が自転車と客を山の上まで運び、下りだけのラクチンなサイクリング
闘鶏
バリの男どもが血道をあげる、葬式・祭り・凧あげ・闘鶏
血走った眼のオトコに近寄らないで
爺ぃのウブド地図
Ubudウブド(ウブッと聞こえる)は南北に長いというか谷川に沿って長い。
なので南北の道路は多いが東西の道は数少ない。王宮の前の道とわが村の前の道くらい。
爺ぃはウブド中心部を小道まで歩きつくす無謀な欲望にかられ、その成果はこんなもの。

元データは 横4677 縦6614 サイズ1MB
■は飲食店♪ 味は自分で確かめてネ。
GoogleMAPにはすべて載っている。ガイドブックにもある。なのになぜ手間かけるのか?
爺ぃは古い人間だから手を動かしてようやく記憶できる。
写真だけでは脳みそに残らないのだ。
多分、視覚・味覚・聴覚などの記憶を地図作成で纏めているのだろう。