337.バリ島の観光客数
2008年から2024年前半までの観光客数の推移です。
コロナ直前の2019年を超えるのでは?
(私が前回訪問した2007年なら150万人)
スゴク混雑してる・渋滞がヒドイ・オーバーツーリズムだ そんな評判も聞こえるのですが
私の感想は
空港ターミナル内は混雑の実感なし
空港からデンパサール市内の道路はウンザリ
ウブド中心部には行かなかったので不明
だが、その周辺は激混み
静かなはずのニュークニン村も飲食店が激増
外国人向けの店がない場所ではあいかわらずの生活
この数字とバリでの実感の違いは何なのか妄想してみました。
実感①空港にて
空港の外は極端な渋滞でウブドまで2時間かかるほどでしたが
ターミナル内(駐車場も含めて)2007年の混雑ぐあいと同じ。オヤマア
ターミナルが2倍以上に拡張されたので空港内の混雑実感は正しいかもね。
ではなぜ道路がそんなに渋滞するのか、よくわかりません。降参
実際に混雑したのは
空港駐車場からバイパスまでが大渋滞、動かず
サヌールへの分岐までは止まっては動くの繰り返し
サヌールに入ったら気持ちだけマシ
バトゥブランからは渋滞は劇的に減る
プンゴセカンを目指してはイケナイ(再び渋滞だから)
クンゲタンからサヤンへ行く道を通りさらに裏道で
シンガクルタへ。ここからニュークニンまで若干渋滞
チャンプアンやビスマに行くならシンガクルタから
北上してプヌスタナンを目指すべきか。
某ブログでは渋滞の5つの原因をあげています。
1.信号機や交通設備が足りない
ウブドではそうなんですが、空港外の渋滞は説明できません。
2.めちゃくちゃな道路工事
今回は道路工事を見たことがありません。けれど渋滞はスッゲーので却下!
3.運転マナーが悪い
いえいえ、ずいぶん譲りあってます。割り込んでくる車は1度見たくらい。
大人しい運転手君が怒鳴ってました。
4. 他島からの大移動
嘘言っちゃあアカンよ。ジャワの休みでもないのに渋滞はヒデーよ。
5.儀式や祭り
確かにウパチャラがあれば周辺の道路は混雑します。ですが、毎日朝からやっているわけではない!
実感②ウブドにて
ウブド中心部には行かないようにしていたので、王宮前のことなどわかりません。
プンゴセカン通(特にガソリンスタンド前)の渋滞はスゴイです。
意外に猿森近くはそれほどでも。一方通行のおかげか?
1回だけの通りすがりで見たウブド市場前は、そこそこの混雑ぐあい
ですが王族ガベンの時とは比べ物になりません。
一方、わがニュークニン村は驚くほど観光客が多く、さらに大型ホテルなど
宿が多数できて自動車がずいぶん増えました。
看板もない普通の住宅に西洋人が出入りするのを見ました。
増えたのはむしろバイクで、シンガクルタ方面からウブド中心部への近道
として村を通過していきます(特に通勤)。もちろん、観光客もレンタルして乗り回します。
村唯一のレンタルバイク屋には20台以上並んでいます。
村の観光客は2~3倍というところでしょう。
おかげでカフェ・ワルンが北側に集中して並んでいます。
住宅の並ぶエリアには店はあまりない。
客を詰め込みすぎる大型ホテルのせいではないか?
じゃあ、大型レストランLakaLekeはどうか、かつての大型バスツアー客はあまり見ない
中国人の姿は皆無。西洋人はカフェが大好き・・・
実感③旅行代理店
昔に親しくしていた代理店が閉店(イヤになったのか?)
代わりにカーチャーターを依頼しようとネットで見つけた代理店に
メールで依頼するも全く返事なし。さらに探すのがメンドーなので
宿に相談して、宿の運転手君が休みの日にOKだと。
行きたい場所も決まっているのでガイドも通訳もいらない。
2年もコロナで苦しみ、期待した日本人は戻ってこない
そりゃあ店を閉めるかターゲットをオーストラリア人に変えたはず。
日本語のできる運転手・ガイドは解雇していて当然。
実感④デンパサールにて
平日の昼食を市内中心部(Jl.SupratmanとJl.Hayam Wurukの間で。
Warung Satria Jl.Kedongdong 11
なぜか店前の道路は誰も通らず、店に客はいない。
ウ~ン なぜだ?
Kerobokanへの道は渋滞なのに。
最初のグラフのように、2019年にはバリ島観光客は何と600万人超え。
ウブドの一方通行が始まったのもちょうどその頃(コロナ直前)
今年は復活しており、来年再来年がコワイ。
では、何月に行けば比較的に空いているか、調べてみました。ヒマだなあ。
これは2008年から2024年前半までの16年間について月別訪問客数のグラフです。
①今年前半でコロナ前の人数に戻っている
②月ごとの増減パターンはさらに極端になりつつある
昔はさらに国別のデータもあったのですが。
発表されている2024年国別データではダントツで1位オーストラリア
2位が何とインド、日本など影も形もありません。
ともあれ、11月・1月2月・3月が観光客の底と読み取れます。
バリ島旅行の基本データになれば♪
ニュークニン村の宿は20年前と変わらずですが、村内の観光客も激増するので
静かな滞在を期待するジジババには、どうすりゃいいんだ?
村に滞在し始めた昔から毎朝の散歩では小学校でのんびりとガキンチョ観察しています。
(ヒゲの校長先生はまだ働いているんだろうか?)
村のオトナや観光客を観察しても大してオモシロクない!
今回の滞在では初日がちょうど終業式、ありゃあ。
そこで、来年の学校カレンダーを探したのです。
青・赤・黄・水色は休み、もちろん土日も♪
緑はその月の登校日数です。
2024/9/25 追記
日本への海外観光客が激増しているのはニュースの通り。
ではどのように、どれくらいの人数か調べてみました。
実は元データでは入国数と日本人出国数が並べて示されています。
2つのことが読み取れます。
①コロナ終了後から回復は出国数が意外に伸びていない
2024年での伸びはさてどうなの? 経済回復が思わしくないので多分ダメ
②コロナ前の15年間の出国数はほぼ変わらないのに、入国数は激増しており
冒頭で示したバリ入島数の傾向と同じ
円安で入国数が増えたという見方はコロナ前からの激増を説明できない
むしろ、アジアの国々に裕福な人が増えたからでは?
行先別の出国数は不明なのですが、こんな推測ができそう。
経済が全般的に調子良くない
海外旅行に割く余裕がない
でも海外に行きたい人はかならずいる
近くの国ですますかハワイのような鉄板か
ベトナム・タイはいいけれど、バリは割高なので敬遠
(LCCの中距離旅客機ではバリまで飛べない)
バリ島の日本人観光客が減ったのは、LCCのせいでは?