334.バリ滞在外国人観光客への州知事通達(24年5月31日)
    12の義務と8つの禁止

外務省のHPで見つけました。在デンパサール日本総領事館の翻訳のようです。(なぜか総領事館には記載なし)
        外務省の本文
        バリ州政府通達の原文は見つけられずDetik.comの記事発見

国の安全や公共の秩序を守り、文化的で品位のある質の高いバリの観光を実現するため、バリに滞在する外国人観光客の義務として、12項目の義務事項を列挙するとともに、外国人観光客に対して8項目の禁止事項を示しています。
   ほとんどの項目はバリフリーク(死語)にとっては当たり前のこと
   でもそれを州知事が改めて周知通達しなければならない状況を想像してください。
   以下で赤字は私の超個人的な感想です。

1 外国人観光客の義務
(1)寺院や神殿の神聖性や神聖な宗教上のシンボルを尊ぶこと。
      今回の旅行で見かけたのは圧倒的に多数の西洋人・少数のアラブ人・インド人
      異なる宗教のシンボルを単なる異国趣味のブツとしか考えない そんな人が
      まぎれているのでしょう。
(2)バリの慣習、伝統、芸術、文化及び神事におけるバリ社会の風習を敬うこと。
      7月は風の季節・凧揚げの季節です。サヌールだけでなくどこでも。
      大きなタコをトラックに乗せ狭い道を通ったりします。大目にみましょう♪
(3)公共の場、観光地、また神聖な地域を訪れる際には、礼儀正しく
  適切な服装を着用すること。
      20年以上もウブドに在住の方と偶然に話す機会があり、嘆いていました
      ハダカに近い格好で我が物顔で村をウロウロする と。
      ハイ、その通りです。オマエラは猿かあ?!
(4)神聖な場所、観光地、レストラン、ショッピングセンター、大通り、その他
  公共の場所にて、礼儀正しい振る舞いをすること。
      もちろん横断歩道があればそこを渡る西洋人もいます。
      体調優れず入った日本料理「影武者」で2度もシツケのなってない
      輩やからに出くわしました。遭遇率100%
         自分は外国通だと自慢話を大声でワメク日本女
         立膝で音楽と食べ物の話を英語・インドネシア語チャンポンで
         ワメク何人かわからない女、相手の男は静かなんだけどな~
      バリ人客の多いワルンManggaMaduにはそんな無礼者は来ません。
(5)観光名所を訪れる際には、ガイドの免許を所有している(バリの自然状況
  慣習、伝統、地元の文化や知恵を理解している)ガイドを利用すること。
      意図はわかるのですが、正式ガイドを強制的に雇わせたいのか?
      それとも、ガイドを雇う場合にはということなのか・・・
(6)両替を行う際は、公認両替商(KUPVA)を利用すること。
  公認両替商とは、銀行及びインドネシア中央銀行(BI)による許認可番号
  及びQRコードのロゴが示されている銀行以外の両替商を言う。
      じゃあホテルで両替はダメ?とツッコミたくなります。
      街のナンチャッテ両替屋を駆逐したいのでしょうね。
(7)支払いの際は、インドネシア標準QRコード(QRIS)を利用すること。
      次第にスマホ決済を見かけるようになりました(少ないですが)
      バイクタクシーはほぼこれ。
      スマホ決済の場合はという条件が抜けています。
      村にはATMだらけ、まだまだ現金決済が主流というあかしです。
(8)決済を行う際は、ルピア通貨を使用すること。
      この趣旨はルピアで払えということではなく
      外貨で払うとルピアに換算し、釣りはルピアで戻す ということ。
      購入という行為なので両替には当たらないというわけネ。
(9)インドネシアにて有効な法令に従って乗り物を使用すること。
  特に、有効な国際又は国内の運転許可証を保有していること、
  道路にて交通ルールを守ること、礼儀正しい服装をすること、
  ヘルメットを着用すること、交通標識を遵守すること、
  乗車定員を超えた人数で乗車しないこと、アルコール及び
  禁止されている薬物を服用し、その影響がある中で運転をしないこと。
      バリ人はヘルメットに関してはよく守っています。
       (村内で子供がノーヘルで走るのを見たくらい)
      貰い事故があるので(みんな運転は荒い)自分の身を守ろうよ。
      大事なこと:日本の国際免許証はバリでは無効です
              交通事故にあったらどうすんの?
(10)公式な四輪車を使用した適切な交通手段を利用すること。
  もしくは二輪車レンタル事業者又は二輪車レンタル協会の配下にある
  二輪車の交通手段を使用すること。
      もちろん通りすがりに「タクシー?」と声かけるニーチャンはあいかわらず
      ですが、以前はなかった貸バイク屋が20台も並べるのはイカニモ。
      ウブドではタクシーもバイクも乗ることができない(降りるのはOK)ので。
(11)法令に沿って許可されている宿泊場所に宿泊すること。
      かつて安宿ロスメンがありました。バリの田舎に行けばまだまだあります。
      ウブドでも看板のあがっていない普通の民家から西洋人が出てくるのを
      なんども見ました。民宿を駆逐できるはずもなく、どうしたいのか?
(12)各観光地における全てのルールに従うこと。
      10数年前のニュークニン村でほんの一時だけ、村外からの車から入村料を
      取ることがありました。プチャランの制服着たニーチャンがいましたが
      夜はいたかどうかハテ?


2 外国人観光客の禁止事項
(1)寺院や神殿などの神聖なエリアに入ること。
  ただし、バリの伝統衣装を着用し礼拝する必要性がある場合や
  祈祷する必要がある場合は除く。
  (女性の月経時は神聖な地区には入れない。)
(2)神聖な木によじ登ること。
(3)神聖な場所において神聖な建物に登ったり、礼儀正しい服装ではない服装や
  または衣服を着用せずに写真撮影するなどして、神聖な場所を汚す行為をすること。
(4)ゴミを捨て、池、わき水、川、海及び公共の場所を汚すこと。
(5)使い切りのプラスティックの袋、発泡スチロール、プラスティック製のストローを使用すること。
      外国人相手の大きなスーパーのレジではレジ袋はなく大きなエコバッグを
      売っていました。帰国後は洗濯袋にしております。
      ほとんどの店はゴミ分別が進み、生ゴミ・不燃ゴミ・リサイクルの3分別に。
(6)国の機関、政府、地元住民又は他の外国人観光客に対して
  1)汚い言葉を使用すること。
  2)礼儀を欠いた行動を取ること。
  3)諍いを起こすこと。
  4)攻撃的な態度を直接的又は間接的に取ること。
    これには、ヘイト・スピーチや嘘の情報をソーシャルメディアで拡散させるような
    間接的な攻撃も含まれる。
       3も4もそうですが、バリ人は祭りと闘鶏以外ではいさかいを嫌います。
       普段は実に優しいのです。とくに病人・幼児・老人には。
       怒るよりもフリをしたほうが良いッス笑
(7)当局による正式な許可証無しに、就労又はビジネス活動を行うこと。
(8)動植物、文化財、神聖な物品及び違法な薬物の違法な売買や行為、これに関わること。