318. ウブド王族の火葬式

昔なら「ウブド王妃の火葬式」と言うのでしょうが、現在はどう呼ぶのが妥当なのかよくわかりません。
ウブド王宮当主の妻Tjokorda Istri Sri Tjandrawatiが10月14日に亡くなり、11月1日に火葬式が行われました。
バリ関連のHPやブログが寂れる一方で、今回の火葬はほとんどUPされていません。
バリ島の火葬式については何度も紹介していますし、このHPを見る方は既によくご存じのはず。
先ず、綺麗な写真を出しているサイトから紹介しましょう。 Mercury Newsから。


撮影場所は王宮の前庭、ダンスが行われる所です。この人たちはお年寄りから選ばれているようです。
持っているのは棒ではなく槍。だから死者の護衛役なのです。



亡くなったTjandrawatiの写真を掲げて、その後ろに供物を頭に載せた女性が続くのですが、全部違う種類の供物ですね。


王宮と集会所の間です。ルンブ(牛)の後ろにはバデがあります。


そのバデの後ろからの撮影です。左が王宮。


バデの全貌。後ろ側から。


そのクローズアップ。


オバチャン達が切れ目なくお供えを持ってきます。






あ〜あの街灯はきっと壊されるだろうなあ。


どこの屋根の上も鈴なりです。




日本の山車をカツいだことのある人ならわかるでしょうが、まっすぐは進めません。
王族葬儀のバデなどは巨大なのでカツグことはありませんが
それでも勝手に右へ左へ動いてしまい、世話役が必死で戻すのです。
なので、狭い道路で見物するのは大変危険です。


ダラム・プリに到着です。


バデを階段にピッタリ寄せ


棺を皆で下します。上げるのは比較的簡単なのですが。












手前にはルンブの焼け残った頭。



ネットで見つけた別の写真

王宮横でまだ製作途中のバデとルンブ


王宮でこれから棺をバデにかつぎあげるところ。左奥にスエタ通りへの門が見えます。


ルンブを皆で押すのですが、なぜかこれが真っ直ぐ行かないんですよね〜


Jakarta Post Fri, November 01 2013から
26のバンジャールから担ぎ手5000人が高さ25mのバデを運ぶのだ。 一族の長老の一人Tjokorda Gde Raka Sukawatiは王族と民衆の調和ある関係があればこそ、短期間で葬儀の準備ができる、と語った。 “準備の90%を終えた。明日までには全て整う。”と木曜に記者に語った。 “これらの作業を7日で行うのは不可能だ。それをやってくれた村人に感謝する。” ウブド王宮当主Tjokorda Gde Putra Sukawatiの妻 Tjokorda Istri Sri Tjandrawatiは シンガポールのMount Elizabeth病院で1年間の闘病の後10月14日に胃がんで亡くなった。 59歳だった。 2人の高僧が葬儀を先導する。Padang Tegalの Ida Pedanda LingsirとIda Padanda Aan(多分Klungkungの人) [palebon agung]は金曜日に行われる。さまざまな儀式は早朝から始まるが、葬儀は12:30頃に始まる。 死者の体がバデに乗せられ、王宮の東にあるDalem Puriまで運ばれるのだ。 紫色の聖なる牛ルンブは7.5mの高さがあり、25mのバデには車輪が9個ついている。 王様には12個の車輪のバデとなる。