237.工事中

仕事柄、建設工事現場につい目が行きます。いったいどんな風に工事しているのか。

ハヌマン通りの真ん中あたりで、珍しく鉄筋の多い工事にでくわしました。

よく見かける仮囲いの上から柱が覗いています。2階建で終わるのか3階まで延びるのか?


出入り口から中を見ると、何と地下1階、さらにその下にまで伸びています。
地下室を設けたのは敷地が狭いからでしょうが、でもさらに下まで掘る意図が不明です。
そんなに深くしなくてもいいんじゃないの?隣地が崩れないか心配です。


こちらはプンゴセカンで工事中の大きな建物


屋根工事中で、垂木はほぼ取り付け終わり、これから屋根葺きです。
上から手を振ってくれましたが、僕はコワクて絶対に上がれませ~~ん。


正面に白い大きな石壁があり、壁に向かってボ~~っと立ってました。
すると、メモを見るわけでもなく、何やら線を引きだしました。
そうです、彼はこの壁のデザイナー兼工事屋さんなのです。
壁周囲の円形模様は1枚づつできあがった石板を持ってきて、中央の平たい部分はこれから彫るのです。


花の模様を直接に石壁に描いています。修正することはありません。


こちらのアンチャンは門柱の仕上げに石を貼るのですが、考え込んでいます。(オマエもか)


後ろで石を切っていたニーチャンを呼んできて、糸を張り寸法を計測して満足したようです。
いいかげんに見えて案外キッチリした仕事ぶりです。


ラテン系のオヤジは、2階でバラした足場を受け取る役です。


この親子はその足場を片付ける仕事をしてます。遊びにきた息子じゃないです。


こちらはハヌマン通りから猿森への途中。


レストラン パディ・プラダの隣に工事中です。
道路沿いに2階建て1棟、奥に平屋が1棟。何ができるんでしょうか


パディ・プラダを挟んで猿森側にも2階建てを工事中。以前はちっちゃいワルンがあった場所です。


さらに猿森すぐ近く、去年はタンボが見えていた場所です。


猿森の中

寺の前に集会場あるいは演技場が完成しそうです。


チリ・カフェ

宿泊用2棟増築をしていました。工事のようすをジックリ見ていると興味深いことがあります。
  屋根を葺くのに4面同時ではなく2対面どうしを先に葺くんです。
  葺き材は2mくらいの棒にアラン・アランを結んで半完成品にして持ち込みます。
  それを10枚くらいづつ屋根に上げるのですが、ズリ落ち止めの竹棒にひっかけます。
  葺き材を垂木に結ぶのに同じアラン・アランを濡らして柔らかくしてから使います。(青いバケツで)

アラム・サンティの横にあったタンボで


スパ(アラム・ワンギ)を2棟建設中、プールは完成していて、こちらはサンティの共同プールとなるそうです。
以前からあったプールはヤムナ・ガンガの専用になります。
8月上旬にはスパも完成していたそうです。これから泊まる人はどうぞ。


そのプール/スパへの道に、点々とワンコが昼寝中。なぜそこで?
模様からすると親子・兄弟のようです。



アラム・インダの対岸で工事中。ビラができるのでしょう。近所の子供の遊び場が減りました。


トゥブサヤからの帰り道


トゥブサヤ・ギャラリでも何か小さな工事していましたが


その先、Tiing Gading入り口の手前でこんな工事してました。
上下2段で工事してるのです。さて、何ができるのやら。


とはいえ、あまりにも工事現場が多すぎます。今年は例年の5倍くらいあったかなぁ。
狭い村でこんなに工事して、一体どうなってしまうのやら...
ウブド全部がモンキーフォレスト通りみたいな繁華街になってしまうのでしょうか?
いずれ別の町、別の村に移動せざるを得なくなりそうです。
村に住む人もやはり人の子、豊かな生活をめざしています。それがどのようなものであれ
部外者の僕は受け入れるしかありません。でなければ他所に行くしか。