213.ワルン その1
今回の滞在では乾季の涼しさに加えて天候不順のためか、バリの神様がイカレポンチになったのか、家内が風邪(鬼の霍乱?)をひいてしまい、残念ながら安いワルンを新規開拓することができませんでした。本当に残念。食い物だけには目がない2人なのに。
とはいえ食べないわけにはいかず、頭をめぐらして、体調のすぐれないバーサンでもOKな店を探す毎日でした。あ~あ
そこで、今年はそういう「お腹にやさしい店探し」の巻です。
ママズ・ワルン
運転手君のおばさんの店ママズ・ワルンはトゥブサヤにあります。門を入るとごく普通のバリの住宅でテーブルが2つあるだけ。家の女性数人がお供え物を作っていて、その中の若い嬢ちゃんが注文を聞いてくれました。
家内が風邪を引いているので食欲がない、だから食べやすいスープ、それも酸っぱいトマトスープがいいな。僕はナシ・チャンプル。と言ったらスープはできないとのこと。???どうして? 今日はウパチャラ(祭礼)で材料を用意してないのでできない。ナシ・チャンプルならできると。うーーん、しかたないかあ。じゃあナシ・チャンプル2つ、ジンジャーティも2つね。
嬢ちゃんがキッチンに入っていって、何やら音が聞こえます。何か硬いのを切るザクッザクッ。マナ板を叩くトントントン。油で揚げるジャーッ。あらまあ、作りおきじゃないのね、これは感心。
ナシ・チャンプルに入っていたのは、揚げテンペ(これを刻む音・揚げる音でした)サユールと豆、鶏の揚げ物、煮卵。 鶏は今まで食べた中で1番、今はなきチプタ・ラサ以上です。タレではなく鶏肉自体の味です。1切れなんで、もっとほしくなっちゃう。家内が申すには「体調悪いけどこれはおいしいのがわかる。ちょっとしか食べられないのが残念」 生意気だなあ、病人のくせに。
そうこうしているうちに、ママさんが帰宅。
僕達を覚えていてくれて、挨拶したり風邪の話をしたり。そしたら
「風邪ならトマトスープが一番!」 あの~それを僕も言ったんですけど...
トブサヤはただ今ウパチャラの真っ最中。明日が最終日だとか。ということは明日もトマトスープは食べれないということね。
店のちょっと北にこんなものが出来てました。ペンジョールの上がる建物は地区の集会所。
ウパチャラにつきものなのが、寄付一覧。名前と金額がズラ~っと並んでいるのです
Jazz Cafe 50万
Ajiロッジ 20万
LPD 30万
現物寄付も。アクア10ダースとか。
最高額は 200万RPでした。
日本人の名前はみあたりません。
こちらはウパチャラの予定表です。○日3時から□□とか結構詳しく書いてあります。確かに明日が最終日です。疑ってごめん、ママさん
スクマ通りは通行止めされることもあるようです。その看板が用意されてます。
おまけ
これはワルンでもなければ、ジャズ喫茶でもありません。サロンなのです。
ブヌーテ Bunute
マンガ・マドゥとか今さら紹介しても新味がないのでここに行ってみました。
ドゥイシタ通りの真ん中、バタン・ワルの向かいに出来た店です。
道路に面したここは騒音があるので、屋外のもっと奥を勧めます。写真にバーが写っているように夜がメインで、生バンドのステージがありました。
ピザは合格 春巻きはフツー(悪くない)
この店の特筆する点はトイレにあります。
男性用小便器があるのは珍しいですが、別にポイントと言えるほどのことでは
手洗いも大便器もデザインは平均点でしょう。
何が特別なのか?
便所だけエアコンなのです。
電話:0361-972177
営業: 調べてません
その他:ライブは金曜の夜
ジュース・ジャ Juice Ja
何度か来たことある店で、ここもドゥイシタ通りにあります。
僕はナシ・チャンプル(う~ん、勘が働かないのでこういう注文になっちゃいました)家内はベジタブルサンド。
ナシ・チャンプルは緑色が少ないなあ、野菜を期待してたんだけど。
ベジ・サンドは、ビックリの量。どうやって食べる? ニンジン・ピーマン・モヤシ・ラディッシュのてんこ盛り。
味はどちらも刺激の少ないやさしい味でした。
電話:0361-971056
営業:07:30~22:00
その2に続く