182.ウブドの村の火葬儀礼 その8(終)
パダン・テガルのガベンの5日後(7月24日)
今日は帰国日、ちょっとだけ覗いてみました。
猿森に午後1時ころ、だ~れもいません。
煙はかすかになってきてはいるのですが、まだ燃やすものがあるのか?
葬儀場の中の工事は昨日と変わってはいません(当たり前か)。
こっちではペンジョールを作ってます。
なぜペンジョールだとわかるか? だって竹の先端の細いところまで使っているもの。
脇の寺ではオジサン達が大工仕事です。
一生懸命に仕事してるので「仕事してる写真撮ってもいい?」
左のオジサンが「いいよ~」
座っている4人は材木にホゾを切ったり、飾り彫りをしていて
奥で立っているアンチャンは電動カンナをかけてます。
細かな細工なので大小いろんなノミ(タガネのように見える)を使い分けます。
ノコギリは西洋式です。足元に見えるオノはカナズチにもなります。
器用に足の指で押さえながらノミ(日本のとそっくり)を使ってます。
おじさんの後ろのカゴ(道具入れ?)はきっと奥さんのを拝借したに決まってます。
この写真だけだったらごく普通なのですが、横で家内が気がつきました。
手前のオジサンは他人の足を使って材木を押さえていたんです。
さて、これでパダン・テガルの葬儀の様子見学は終了です。
この後、いったいどうなったのか?
残念ながら僕以上のモノズキにはまだ出くわしていません。誰か教えてよ