175.ウブドの村の火葬儀礼 その4
パダン・テガルのガベン当日(2008/7/19) 3/3
ようやく火葬の段階にまできました。丁寧に紹介しているサイトがない(キッパリ断言)ので
あえて「自分勝手な解釈」もいとわず紹介しちゃいます。
親族(僕が観察できたのは全て女性)が胴体に納められたシンボルに最後の別れ?をします
残念ながらシンボルを納める場面は見えませんでした。
あとはいろいろなお供えを詰め込むのですが
容器の中身だけを入れるので結構な時間がかるのです。
黒牛は終了! 入りきらないお供えは足元に積み上げます。
金魚牛も終了! 背中にも積み上げてあります。
葉っぱで編んだカゴをナイフであけて
中からニワトリを出して放すのです。
でも実際にはニワトリはそばをウロウロして近所の子供に捕まりました。
1人でカゴを3つ持ったガキンチョがいましたから、いいお土産です。
オジサンの持つのは火をつけるタイマツのようです。
あちこちから一斉に火がつきます。
油がどこかに入っていたのかよく燃え上がるのです。
みるみる火が大きくなり、煙のため見通すことができません。
一番遅れていた赤バロンにも火がつきました。
もう手がつけられない火勢でカメラを向けるのもタイヘン
ものすごい煙もさることながら、熱気で顔を向けることができません。
消防員も必死でホースをひきずります。完全には消さずに勢いを小さくするだけです。
これは結構むずかしい消火ですね。
小さな火はそのまま
この時点で僕たちは帰りました。見上げるとまだ火がありました。
薄暗くなった夕方6時ころに猿森に通りかかりました。
ゾロゾロみなさんが帰るところです。
火葬にしてオシマイ、と思ったでしょ?
もうすこしバリの習俗に詳しい人は、灰を海に流してオシマイ、と思ったでしょ?
僕もそう思いました。
が、しか~~し 葬儀はまだまだ