174.ウブドの村の火葬儀礼 その3
パダン・テガルのガベン当日(2008/7/19) 2/3
前回は火葬前の葬儀場を紹介しました。だんだんと本番が近づきます。
王族の葬儀と比べて今日の葬儀は村よりさらに狭い地区の共同葬儀なので比較的に小さく
ニュースにはなっていません。なのでウブドに滞在している人が聞きつけてやってきたのでしょう。(僕たちも)
バリ島の南部地域から半日観光でやってきてタマタマ出くわしても、時間の制約からチラッとしか
見ることができないグループもたくさんいます。
偶然にウブドに泊まっていてさらにヒマな人だけがここに集まっているのか...
見物人が増えて座る場所もありません。大半が観光客(西洋人)です。
黒牛が火葬場へ運ばれます。
葬儀場の中からは「3番、4番、5番~~」と呼ぶ放送があります。それぞれ番号が
割り当てられているのです。
赤バロンも
デッカイ魚も
金魚象?
元気な子は牛の背中に乗って登場です。
もちろんコワガって牛の下(台座の上)に乗る子が多いです。
大きい子はシッカリした乗り方
金魚牛も自分の場所に納まりました。
最後から3番目に納まる黒牛
ここは1軒で2人の葬式なので2頭の赤バロン
バロンの前足になにかを結びつけました。
全部が並び終わりました。
記念写真を
なにやら2人でゴソゴソ始めました
金魚牛の背中をナイフで切って開けたのです。
そうこうするうちに、葬式の仕切役が道をあけろと言ってます。
お供え物を持った行列が出てきました。
お供え物を牛やバロンに入れるためです。
お供えの行列が囲いの中で待機してます。11番~ンと放送があってからその番号の列が動きだします。
葬儀場からの出口には何かのお供え物が散らばり、それを踏みしめて出るきまりがあるようです。
門の脇に立つ黒シャツのオニーサンは全員をチェックして踏み忘れた人にはやり直しさせてました。
普段はあんなにイイカゲンなのに、ここは厳しくしてるのが不思議。
囲いを出てもその先がまた順番まちです。
家によってはそろいのクバヤ(日本だとそろいの浴衣?)
お祈りを唱えながら歩く人もいます。
邪なボクは女性たちを撮ってみました。
お供えを持つ女性でゴッタ返しています
。。。。
この通りいろんなお供え(何が入っているのか?)