146.ウブド王族の火葬
今回の到着の翌日が大規模な火葬式だと知らされていました。
[火葬] 次の解説はここの意訳です。
ウブド王家の最後の王の息子Tjokorda Gde Agung Suyasaとその甥Tjokorda Gede RakaとSuyasaの叔母 Gung Niang Raka および村人 68名の集団火葬式
Suyasaは最後の王Tjokorda Gde Ngurahと王妃Tjokorda Istri Muterの10人の子の第3子として1941年7月14日に生まれ2008年3月28日に死去した。 Tjokorda Gde RakaはSuyasaの亡くなる1週間前に死亡している。 Desak Rakaは2007年12月23日に死亡。
王宮広報Tjokorda Raka Kerthyasa(多分Suyasaの弟)は今回の葬儀は1979年以来の大規模なものと語った。3人の王族に加えて4つの村からの68人も同時に葬儀が行われる。 火葬cremationは服喪mourningの儀式ではなく、祝祭entertainmentの儀式であり死者の魂が遺族の涙でさ迷うdistractedことがないことを保証するものなのです。別の面では、火葬儀礼は遺族と地域社会がそれぞれの義務と費用を分担するために役割を演じる事業と言えます。

葬列は宮殿からトゥブサヤまでの約1kmをパレードし、そこのダレム・プリ寺院前で火葬されるのです。1時ごろ出発と聞いていたので2時間前に行っていい場所をとったのですが、さて...
11:10
モンキーフォレスト通りを北上すると、最初はこの程度で普段と同じなのです。


サッカー場はこの通り駐車場となってすでに半分は埋まっています。

11:15
サロン売りも目立って増えてきます。必要ないのですがねえ。


集会所の前からはこの通りズラーッと並びます。
これらは王族ではなく一般の村人なのでトゥブサヤではなく西のダラム・ウブド寺院に向かいます


後ろ側には故人の写真をつけます。


この白い紐は遺族が引きます(実際には持つだけ)


宮殿前の交差点はこの通りゴッタ返していますが、まだ通ることは可能です。11:20
中央奥には最大のバデがすこし見え、その左にも大きなバデが、さらに左(電信柱の陰)に小さなバデが
僕達は右側の背の高い屋根の下にどうにかモグリこめました。(この屋根は実は黒牛が入っていたのです)


市場の前には2頭の巨大な牛ルンブと屋根つきの座(龍が座る)


小さなバデも屋根の数は同じ9層です。何かしら意味があると思うのですが


ズーズーしく割り込んで大きなバデ2基を撮りました。


これで巨大さが感じとれるでしょうか


何しろ暑いですから冷たい飲み物売りのオバチャン。


チラッと見えるバデへの階段


交差点はこの通り。紫のTシャツはかつぎ手たちで、さすがに全員スニーカでした。12:08


宮殿角の貴賓席にカメラマンが入りだしました。


仕切り役(これがKerthyasaではないかと想像するのですが)がマイクで何かしゃべってます。12:50


ルンブのかつぎ手は気合いをいれるためときどき持ち上げます。そうすると動きだしたと錯覚した人が次々シャッターを押すのです。
ピザ売りはモミクチャにされてました。


高そうな服をきた人が貴賓席にどんどん増えます。13:15


小さなバデは王族ではないので西側へ向かいます。電線がジャマなので持ち上げています。13:20


さらに屋根つきの台座はバデとバデに間で行列するため退避させます。13:24


入れ替わりに2番目に大きなバデがやってきました。13:27
でもこのままでは階段から棺桶を移すことができないので90度回転させます。


正面がこちらを向きました。かつぎ手の頭にはウドゥンの上からさらに白いハチ巻をしています。
火葬場へいく人はこれをするようです


だんだん階段にちかづいていきます。


この位置でバデを下ろしました。13:30


ここには写っていませんが鳥かごを収めました。


そのうち背中側でドーッと騒ぎ、最大のバデが動いていました。
貴賓席の人たちもやっぱり人の子、写真撮るのに必死です


交差点で90度回転させます。




あまりの巨大さにポカ~ンとしてしまいました。13:35
どうみても道路より大きいのです


男女のお稚児さんがやってきました。


階段を棺桶が登っていきます。14:03


続いて布(多分生前に着ていたものではなく新しい生地ではないかと思うのですが)


それらを白布でしっかり結びます。


次に鳥。多分極楽鳥ではないかと思います


すべて納められてバデはそのまま離れていきます。14:16


あいたスペースに屋根つきの台座がやってきました。


さらに龍ナーガがやってきて


特等席のお嬢ちゃん。子供は得ですね。


台座に龍が乗せられ、大きな尻尾が組立てられ


緑色のロープを後ろに伸ばして(これを遺族が持つのでしょうか?)14:49


待っていた最大のバデがやってきました。ごく一部しか見えません。


大きく広げた翼が階段にあたりそうです。うわさでは翼が折りたたまれると


階段に乗っていた人たちは避難しましたが、バデはそのまま進みます


ついに階段とブチ当たりましたが 14:56


翼はグ~~~っと曲がるだけ。スッゴーイ


何事もなかったようにバデは進んでいきました。


今度は市場の大木に右翼が当たっています。14:59
街路樹はチョン切られましたが、さすがに神木はそのままでした。


トゥブサヤまで行こうと思ったのですがこの光景で断念しました。ゼッタイ無理!15:36


ここで南に下がるスグリワ通りに入ったのですが、駐車してある車やバイクが道をふさぎほとんど進むことができません。しかたなく、ワルンに入って遅い遅い昼食をとりながら混雑が減るのを待ちました。 結局、宿に戻ったのは何と夕方5時ころ。7時間の火葬見物でした。
あとで聞いたところ、火葬が始まったのはもう真っ暗になった夜の7時ごろだとか。
ウ~ン、そこまでは待てません。










[関連リンク集]
http://my-indonesia.info/page.php?ic=7&id=3985
http://pelebon2008.blogspot.com/
http://wulansari.blog87.fc2.com/blog-entry-221.html
http://marculyseas.wordpress.com/2008/07/11/the-royal-cremation-in-ubud-july-15-2008/
http://news.indahnesia.com/item/200807130/royal_cremation_in_ubud_on_july_15th.php