142.インターネットできません
本日(3月1日)Jakarta Postのニュースでインドネシア内のインターネット接続がダウンしたと。
金曜日に通信大手Telkomのインターネット接続能力が10%にダウンしてしまった。インドネシアとシンガポールを結ぶ光ファイバー回線がうまく働かないのが原因だが、一体なぜそうなったか調査中。
"接続能力が完全に失われたわけではない。調査のため船と人員をシンガポールから派遣した。ジャカルターシンガポール回線を迂回させる土曜日には接続能力は回復できるだろう。迂回回線とは代替光ケーブル・衛星回線・デジタル無線回線などを使う予定。"
接続不能の事態は他でも起こっており、ジャカルターパレンバン間の光ケーブルが高速道路工事で切断された。
インドネシアが接続不能となった事態は2006年の台湾大地震による海底ケーブル破損以来である。
今回問題となったケーブルはインターネットだけでなく電話も含まれている。
Telkomだけでなくほかの通信会社IndosatやExcelcomindoもジャカルターシンガポール間の光ファイバー回線設置に意欲的である。
シンガポール以外のハブへの接続をするPalapa Ring Projectが計画されており、これは Sumatra, Java, Kalimantan, Nusa Tenggara, Sulawesi, Maluku, Papua や他の8つのネットワークとの接続を含む野心的なもので、海底部35,280km と地上部 21,870km の光ケーブルネットワークである。
まあ、これも計画だおれというのは眼に見えていますね。
よろずインドネシアの掲示板でもアクセスできなったと在住の方々の書き込みがありました。
仕事で駐在している人、家族と住んでいる人にはちょっと驚き(またか)の事態でしょうね。
一方、バリ島へ観光・遊びに来る人にとってどうなのでしょう。
ウブドでも無線LANの使えるレストランが増えつつあります。きっとホテルもそうなんでしょう。
旅行にPCを持ち込む人もよく見ます。ネットカフェに行く人、レストランのテーブルでノートPCを開く人。
会社の仕事が追っかけてくる忙しさも分からないではないです。忙しい時間をどうにかヤリクリしてでも旅行に来たのでしょう。僕もかつてはそうでしたから。
でも、それで旅行が本当に満喫できます?
バリ島に来てまで日本から携帯電話を持ってくる意味は?
なぜ、日本での生活をそのまま遊びの場に持ち込むの?
そういう人がインターネットが突然に使えなくなると? もちろん携帯もインドネシア国内はOKでも日本にはつながらなくなれば?
あまりに便利な生活というのも、一旦ダメになると我慢できなくなるくらい不便に感じるのでは?
以前なら気にもならない状況が、耐えられなくなってしまうのでは?
バリの人々の生活を知ると今回の事件は考えさせるものでした。